Qt GUI アプリケーションにおけるアクションの変更を検知する方法
Qt GUI の QActionEvent クラス
QActionEvent の概要:
- イベントタイプ: QEvent::Type::ActionEvent
- 継承: QEvent
- 主な機能:
- アクションの変更を通知する
- 変更されたアクションを取得する
- 変更の種類を取得する
QActionEvent の使い方:
QActionEvent
クラスのオブジェクトを作成します。action()
メソッドを使用して、変更されたアクションを取得します。type()
メソッドを使用して、変更の種類を取得します。- 変更の種類に応じて処理を行います。
変更の種類:
- QActionEvent::ActionAdded: アクションが追加された
例:
void MyWidget::onActionEvent(QActionEvent *event) {
switch (event->type()) {
case QActionEvent::ActionAdded:
// アクションが追加された処理
break;
case QActionEvent::ActionRemoved:
// アクションが削除された処理
break;
case QActionEvent::ActionChanged:
// アクションが変更された処理
break;
}
}
補足:
- QActionEvent は、Qt のイベント処理システムの一部です。
質問:
QActionEvent クラスについて、何か質問があれば遠慮なく聞いてください。
Qt GUI の QActionEvent クラスのサンプルコード
アクションの追加
QAction *action = new QAction("新規", this);
addAction(action);
// アクションが追加されたことを検知
void MyWidget::onActionEvent(QActionEvent *event) {
if (event->type() == QActionEvent::ActionAdded) {
// 新規アクションが追加された処理
}
}
アクションの削除
QAction *action = findChild<QAction *>("新規");
removeAction(action);
// アクションが削除されたことを検知
void MyWidget::onActionEvent(QActionEvent *event) {
if (event->type() == QActionEvent::ActionRemoved) {
// 新規アクションが削除された処理
}
}
アクションの変更
QAction *action = findChild<QAction *>("新規");
action->setText("作成");
// アクションが変更されたことを検知
void MyWidget::onActionEvent(QActionEvent *event) {
if (event->type() == QActionEvent::ActionChanged) {
// 新規アクションが変更された処理
}
}
アクションの状態の取得
QAction *action = findChild<QAction *>("新規");
// アクションが有効かどうか
bool isEnabled = action->isEnabled();
// アクションがチェックされているかどうか
bool isChecked = action->isChecked();
// アクションのテキスト
QString text = action->text();
アクションのアイコンの設定
QAction *action = findChild<QAction *>("新規");
QIcon icon(":/icons/new.png");
action->setIcon(icon);
アクションのショートカットキーの設定
QAction *action = findChild<QAction *>("新規");
action->setShortcut(Qt::Key_Ctrl|Qt::Key_N);
アクションのトリガーを設定
QAction *action = findChild<QAction *>("新規");
action->setTrigger(QAction::Trigger::triggered);
QActionEvent クラスの代替方法
QAction::changed() シグナル
QAction クラスには、changed()
シグナルが用意されています。このシグナルは、アクションの状態が変更されたときに発行されます。
QAction *action = new QAction("新規", this);
connect(action, &QAction::changed, this, &MyWidget::onActionChanged);
void MyWidget::onActionChanged() {
// アクションの状態が変更された処理
}
QObject::sender()
メソッドを使用して、イベントを送信したオブジェクトを取得できます。
void MyWidget::onActionEvent(QActionEvent *event) {
QAction *action = qobject_cast<QAction *>(event->sender());
if (action) {
// アクションの状態が変更された処理
}
}
QObject::children()
メソッドを使用して、オブジェクトの子オブジェクトのリストを取得できます。このリストを使用して、アクションオブジェクトを見つけることができます。
void MyWidget::onActionEvent(QActionEvent *event) {
QList<QObject *> children = this->children();
foreach (QObject *child, children) {
QAction *action = qobject_cast<QAction *>(child);
if (action) {
// アクションの状態が変更された処理
}
}
}
QActionEvent クラスは、アクションの変更を検知する最も簡単な方法ですが、他の方法も存在します。どの方法を使用するかは、状況によって異なります。
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