Qt GUI アプリケーション開発でアイコンサイズを自在に操る!QIcon::availableSizes() 関数徹底解説
Qt GUI の QIcon::availableSizes() 関数について
概要:
- QIcon クラスは、Qt GUI アプリケーションで使用されるアイコンを表します。
- availableSizes() 関数は、QIcon オブジェクトに対して呼び出すことができます。
- この関数は、QSize 型のオブジェクトのリストを返します。
- 各 QSize オブジェクトは、利用可能なアイコンサイズの 1 つを表します。
利用例:
// アイコンオブジェクトを作成
QIcon icon("my_icon.png");
// 利用可能なアイコンサイズのリストを取得
QList<QSize> sizes = icon.availableSizes();
// リストの内容を出力
for (const QSize& size : sizes) {
qDebug() << size;
}
出力例:
16x16
24x24
32x32
48x48
引数:
- mode (QIcon::Mode 型): アイコンのモード。デフォルトは Normal です。
- state (QIcon::State 型): アイコンの状態。デフォルトは Off です。
戻り値:
- QSize 型のオブジェクトのリスト
詳細:
- アイコンエンジンによって、利用可能なサイズが異なる場合があります。
- SVG アイコンの場合、availableSizes() は空のリストを返すことがあります。
- 特定のサイズが必要な場合は、pixmap() 関数を使用してアイコンのピクセルマップを取得し、必要に応じてサイズを変更することができます。
補足:
- Qt GUI アプリケーション開発において、アイコンはさまざまな場面で使用されます。
- QIcon::availableSizes() 関数は、アイコンを適切なサイズで表示するために役立ちます。
- この関数を使いこなすことで、ユーザーインターフェースの使いやすさを向上させることができます。
- 上記の情報は参考用であり、予告なく変更される場合があります。
- 最新の情報については、Qt 公式ドキュメントを参照してください。
Qt GUI の QIcon::availableSizes() 関数を使ったサンプルコード
サンプル 1: 利用可能なアイコンサイズのリストを取得する
// アイコンオブジェクトを作成
QIcon icon("my_icon.png");
// 利用可能なアイコンサイズのリストを取得
QList<QSize> sizes = icon.availableSizes();
// リストの内容を出力
for (const QSize& size : sizes) {
qDebug() << size;
}
16x16
24x24
32x32
48x48
サンプル 2: 特定のサイズのアイコンを取得する
// アイコンオブジェクトを作成
QIcon icon("my_icon.png");
// 32x32 ピクセルのアイコンを取得
QPixmap pixmap = icon.pixmap(QSize(32, 32));
// アイコンを表示
QLabel label;
label.setPixmap(pixmap);
label.show();
サンプル 3: アイコンをボタンに設定する
// アイコンオブジェクトを作成
QIcon icon("my_icon.png");
// ボタンを作成
QPushButton button;
// アイコンをボタンに設定
button.setIcon(icon);
// ボタンを表示
button.show();
サンプル 4: ツールバーにアイコンを追加する
// アイコンオブジェクトを作成
QIcon icon("my_icon.png");
// ツールバーを作成
QToolBar toolbar;
// ツールバーにアイコンを追加
QAction* action = toolbar.addAction(icon, "My Action");
// ツールバーを表示
toolbar.show();
サンプル 5: メニューにアイコンを追加する
// アイコンオブジェクトを作成
QIcon icon("my_icon.png");
// メニューを作成
QMenu menu;
// メニューにアイコンを追加
QAction* action = menu.addAction(icon, "My Action");
// メニューを表示
menu.exec();
QIcon::availableSizes() 関数の代替方法
アイコンエンジンを使用する
Qt は、さまざまな画像フォーマットに対応する QIconEngine クラスを提供しています。QIconEngine クラスの availableSizes() 関数を使用して、特定の画像フォーマットに対する利用可能なサイズを取得することができます。
// アイコンエンジンを作成
QIconEngine* engine = new QIconEngine("my_icon.png");
// 利用可能なアイコンサイズのリストを取得
QList<QSize> sizes = engine->availableSizes();
// リストの内容を出力
for (const QSize& size : sizes) {
qDebug() << size;
}
QPixmap::scaled() 関数を使用する
QPixmap::scaled() 関数を使用して、アイコンを必要に応じてサイズ変更することができます。
// アイコンオブジェクトを作成
QIcon icon("my_icon.png");
// アイコンを 32x32 ピクセルにサイズ変更
QPixmap pixmap = icon.pixmap().scaled(QSize(32, 32));
// アイコンを表示
QLabel label;
label.setPixmap(pixmap);
label.show();
手動でサイズを設定する
アイコン画像が単純な場合は、手動でサイズを設定することもできます。
// アイコンオブジェクトを作成
QIcon icon;
// アイコンのサイズを設定
icon.addPixmap(QPixmap("my_icon.png"), QSize(16, 16));
icon.addPixmap(QPixmap("my_icon.png"), QSize(24, 24));
icon.addPixmap(QPixmap("my_icon.png"), QSize(32, 32));
// アイコンを表示
QLabel label;
label.setPixmap(icon.pixmap(QSize(32, 32)));
label.show();
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