Qt GUIで描画パフォーマンスを向上させる:QOpenGLExtraFunctions::glDrawArraysIndirect()活用ガイド

2024-04-18

Qt GUIにおけるQOpenGLExtraFunctions::glDrawArraysIndirect()のプログラミング解説

Qt GUIは、C++ベースのクロスプラットフォームGUI開発フレームワークです。OpenGLは、2D/3Dグラフィック描画のためのAPIです。QOpenGLExtraFunctionsは、Qt GUIでOpenGL拡張機能を使用するためのクラスです。glDrawArraysIndirect()は、OpenGLでインダイレクト描画を行うための関数です。

インダイレクト描画は、描画コマンドのリストをバッファに格納し、そのバッファをポインタで指定することで描画を行う手法です。これは、描画コマンドを直接CPUに送信するよりも効率的な方法です。

QOpenGLExtraFunctions::glDrawArraysIndirect()の使用例

#include <QtOpenGL>

void MyGLWidget::initializeGL()
{
    // ... OpenGL初期化処理 ...

    // インデックスバッファを作成
    glGenBuffers(1, &indexBufferId);
    glBindBuffer(GL_ELEMENT_ARRAY_BUFFER, indexBufferId);

    // インデックスデータを作成
    GLushort indices[] = {
        0, 1, 2, 3,
        4, 5, 6, 7
    };

    // インデックスデータをバッファに転送
    glBufferData(GL_ELEMENT_ARRAY_BUFFER, sizeof(indices), indices, GL_STATIC_DRAW);

    // 頂点バッファを作成
    glGenBuffers(1, &vertexBufferId);
    glBindBuffer(GL_ARRAY_BUFFER, vertexBufferId);

    // 頂点データをバッファに転送
    GLfloat vertices[] = {
        // ... 頂点データ ...
    };

    glBufferData(GL_ARRAY_BUFFER, sizeof(vertices), vertices, GL_STATIC_DRAW);

    // 頂点属性を設定
    glVertexAttribPointer(0, 3, GL_FLOAT, GL_FALSE, 0, nullptr);
    glEnableVertexAttribArray(0);
}

void MyGLWidget::paintGL()
{
    // ... OpenGL描画処理 ...

    // インダイレクト描画を行う
    glDrawArraysIndirect(GL_TRIANGLES, 0, 8);
}

この例では、インデックスバッファと頂点バッファを作成し、それぞれに描画に必要なデータを設定しています。その後、glDrawArraysIndirect()を使用して、インデックスバッファ内のインデックスを元に頂点バッファの頂点データを使用して描画を行っています。

QOpenGLExtraFunctions::glDrawArraysIndirect()は、Qt GUIでインダイレクト描画を行うための便利な関数です。この関数を用いることで、描画処理を効率化することができます。

補足

  • インダイレクト描画は、描画コマンドのリストをバッファに格納するため、CPUとGPU間のデータ転送量が増加する可能性があります。
  • インダイレクト描画は、描画コマンドのリストが頻繁に変更される場合よりも、描画コマンドのリストが静的に設定される場合に適しています。


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