QKeySequence::fromString() 関数による設定

2024-04-12

Qt GUI の QShortcut::keys() 関数解説

QShortcut::keys() 関数は、以下の役割を果たします。

  • ショートカットキーの取得: 現在のショートカットキーを取得します。
  • ショートカットキーの設定: 新しいショートカットキーを設定します。

QShortcut::keys() 関数の使い方は、以下の通りです。

#include <QtWidgets/QShortcut>

// ショートカットキーの取得
QShortcut* shortcut = new QShortcut(this);
shortcut->setKey(Qt::Key_Ctrl | Qt::Key_C);

QKeySequence keys = shortcut->keys();

// ショートカットキーの設定
QShortcut* shortcut = new QShortcut(this);
shortcut->setKey(Qt::Key_Ctrl | Qt::Key_V);

// ショートカットキーの変更
shortcut->setKey(Qt::Key_Ctrl | Qt::Key_X);

QShortcut::keys() 関数は、以下の引数を受け取ります。

  • key: 設定したいショートカットキーのキーシーケンス

QShortcut::keys() 関数は、以下の戻り値を持っています。

  • QKeySequence: 設定されたショートカットキーのキーシーケンス

QShortcut::keys() 関数を使用する際の注意点:

  • ショートカットキーは、他のウィジェットで使用されていないキーシーケンスを選択する必要があります。
  • ショートカットキーは、ユーザーにとって分かりやすく、使いやすいキーシーケンスを選択する必要があります。


Qt GUI の QShortcut::keys() 関数サンプルコード

#include <QtWidgets/QShortcut>
#include <QtWidgets/QMessageBox>

void onCopy() {
  QMessageBox::information(this, "コピー", "テキストがコピーされました。");
}

int main(int argc, char* argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  QWidget window;
  window.show();

  // ショートカットキーの設定
  QShortcut* shortcut = new QShortcut(&window);
  shortcut->setKey(Qt::Key_Ctrl | Qt::Key_C);
  QObject::connect(shortcut, &QShortcut::activated, onCopy);

  return app.exec();
}

ショートカットキーの変更

#include <QtWidgets/QShortcut>
#include <QtWidgets/QMessageBox>

void onCopy() {
  QMessageBox::information(this, "コピー", "テキストがコピーされました。");
}

int main(int argc, char* argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  QWidget window;
  window.show();

  // ショートカットキーの設定
  QShortcut* shortcut = new QShortcut(&window);
  shortcut->setKey(Qt::Key_Ctrl | Qt::Key_C);
  QObject::connect(shortcut, &QShortcut::activated, onCopy);

  // ショートカットキーの変更
  QTimer::singleShot(2000, []() {
    shortcut->setKey(Qt::Key_Ctrl | Qt::Key_V);
  });

  return app.exec();
}

複数のショートカットキーの設定

#include <QtWidgets/QShortcut>
#include <QtWidgets/QMessageBox>

void onCopy() {
  QMessageBox::information(this, "コピー", "テキストがコピーされました。");
}

void onPaste() {
  QMessageBox::information(this, "貼り付け", "テキストが貼り付けられました。");
}

int main(int argc, char* argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  QWidget window;
  window.show();

  // 複数のショートカットキーの設定
  QShortcut* copyShortcut = new QShortcut(&window);
  copyShortcut->setKey(Qt::Key_Ctrl | Qt::Key_C);
  QObject::connect(copyShortcut, &QShortcut::activated, onCopy);

  QShortcut* pasteShortcut = new QShortcut(&window);
  pasteShortcut->setKey(Qt::Key_Ctrl | Qt::Key_V);
  QObject::connect(pasteShortcut, &QShortcut::activated, onPaste);

  return app.exec();
}

メニューとショートカットキーの連携

#include <QtWidgets/QMainWindow>
#include <QtWidgets/QMenu>
#include <QtWidgets/QAction>
#include <QtWidgets/QMessageBox>

void onCopy() {
  QMessageBox::information(this, "コピー", "テキストがコピーされました。");
}

int main(int argc, char* argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  QMainWindow window;
  window.show();

  // メニューの作成
  QMenu* fileMenu = window.menuBar()->addMenu("ファイル");

  // コピーアクションの作成
  QAction* copyAction = new QAction("コピー", &window);
  copyAction->setShortcut(Qt::Key_Ctrl | Qt::Key_C);
  QObject::connect(copyAction, &QAction::triggered, onCopy);

  // メニューにアクションを追加
  fileMenu->addAction(copyAction);

  return app.exec();
}

これらのサンプルコードは、QShortcut::keys() 関数の使い方を理解するのに役立ちます。これらのコードを参考に、



Qt GUI でキーボードショートカットを設定する他の方法

QAction::setShortcut() 関数

QAction クラスには、setShortcut() 関数という、ショートカットキーを設定する関数があります。この関数は、QShortcut::keys() 関数よりもシンプルで使いやすいです。

#include <QtWidgets/QMainWindow>
#include <QtWidgets/QMenu>
#include <QtWidgets/QAction>
#include <QtWidgets/QMessageBox>

void onCopy() {
  QMessageBox::information(this, "コピー", "テキストがコピーされました。");
}

int main(int argc, char* argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  QMainWindow window;
  window.show();

  // メニューの作成
  QMenu* fileMenu = window.menuBar()->addMenu("ファイル");

  // コピーアクションの作成
  QAction* copyAction = new QAction("コピー", &window);
  copyAction->setShortcut(Qt::Key_Ctrl | Qt::Key_C);
  QObject::connect(copyAction, &QAction::triggered, onCopy);

  // メニューにアクションを追加
  fileMenu->addAction(copyAction);

  return app.exec();
}

QKeySequence::fromString() 関数

QKeySequence クラスには、fromString() 関数という、文字列からキーシーケンスを作成する関数があります。この関数は、複雑なキーシーケンスを設定する場合に便利です。

#include <QtWidgets/QShortcut>
#include <QtWidgets/QMessageBox>

void onCopy() {
  QMessageBox::information(this, "コピー", "テキストがコピーされました。");
}

int main(int argc, char* argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  QWidget window;
  window.show();

  // ショートカットキーの設定
  QShortcut* shortcut = new QShortcut(&window);
  shortcut->setKey(QKeySequence::fromString("Ctrl+C"));
  QObject::connect(shortcut, &QShortcut::activated, onCopy);

  return app.exec();
}

Qt Designer

Qt Designer は、Qt GUI アプリケーションの開発を支援するツールです。Qt Designer を使用して、コードを書かずにキーボードショートカットを設定することができます。

XML ファイル

Qt GUI アプリケーションのキーボードショートカットは、XML ファイルを使用して設定することもできます。

これらの方法は、それぞれ異なる利点と欠点があります。QShortcut::keys() 関数は、最も汎用性の高い方法ですが、複雑なキーシーケンスを設定するには不向きです。QAction::setShortcut() 関数は、シンプルで使いやすいですが、QShortcut::keys() 関数ほど多くの機能を持っていません。QKeySequence::fromString() 関数は、複雑なキーシーケンスを設定する場合に便利です。Qt Designer は、コードを書かずにキーボードショートカットを設定することができます。XML ファイル は、キーボードショートカットを集中管理する場合に便利です。

どの方法を使用するかは、アプリケーションの要件によって異なります。




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