QStyleOptionTabWidgetFrame::rightCornerWidgetSizeプロパティの徹底解説

Qt WidgetsにおけるQStyleOptionTabWidgetFrame::rightCornerWidgetSize

QStyleOptionTabWidgetFrame::rightCornerWidgetSize は、Qt WidgetsにおけるQTabWidgetフレームの右端ウィジェットサイズを表すプロパティです。このプロパティは、タブウィジェットの右端に配置されるウィジェットのサイズを指定するために使用されます。

詳細

• 型: QSize
• デフォルト値: QSize() (空のサイズ)
• 使用例:

// 右端ウィジェットのサイズを設定
QStyleOptionTabWidgetFrame option;
option.rightCornerWidgetSize = QSize(100, 50);

// スタイルにオプションを渡してタブウィジェットを描画
QStyle *style = QApplication::style();
style->drawControl(QStyle::CE_TabWidgetFrame, &option, widget);

関連するプロパティ

• leftCornerWidgetSize: 左端ウィジェットサイズ
• tabBarSize: タブバーサイズ
• lineWidth: フレームの線の幅
• midLineWidth: フレームの中央線の幅
• shape: タブ形状

補足

• rightCornerWidgetSize は、タブウィジェットの右端に配置されるウィジェットのサイズのみを指定します。ウィジェットの実際の位置は、QTabWidget::cornerWidget() メソッドを使用して設定できます。
• スタイルによって、rightCornerWidgetSize プロパティの解釈が異なる場合があります。詳細は、スタイルのドキュメントを参照してください。

• 本解説は、Qt 5.15に基づいています。
• 本解説は、理解を深めるための参考資料としてご利用ください。

本解説に関するご質問は、お気軽にお問い合わせください。

Qt WidgetsにおけるQStyleOptionTabWidgetFrame::rightCornerWidgetSizeのサンプルコード

#include <QtWidgets>

int main(int argc, char *argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  // タブウィジェットの作成
  QTabWidget tabWidget;

  // 右端ウィジェットの作成
  QPushButton *button = new QPushButton("右端ウィジェット");

  // 右端ウィジェットのサイズ設定
  QStyleOptionTabWidgetFrame option;
  option.rightCornerWidgetSize = QSize(100, 50);

  // スタイルにオプションを渡してタブウィジェットを描画
  QStyle *style = QApplication::style();
  style->drawControl(QStyle::CE_TabWidgetFrame, &option, &tabWidget);

  // 右端ウィジェットをタブウィジェットに追加
  tabWidget.setCornerWidget(button, Qt::TopRightCorner);

  tabWidget.show();

  return app.exec();
}

サンプルコード2：スタイルによる解釈の違い

#include <QtWidgets>

int main(int argc, char *argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  // タブウィジェットの作成
  QTabWidget tabWidget;

  // 右端ウィジェットの作成
  QPushButton *button = new QPushButton("右端ウィジェット");

  // 異なるスタイルでタブウィジェットを描画
  for (int i = 0; i < QStyleFactory::count(); ++i) {
    QStyle *style = QStyleFactory::create(i);

    // 右端ウィジェットのサイズ設定
    QStyleOptionTabWidgetFrame option;
    option.rightCornerWidgetSize = QSize(100, 50);

    // スタイルにオプションを渡してタブウィジェットを描画
    style->drawControl(QStyle::CE_TabWidgetFrame, &option, &tabWidget);

    // タブウィジェットを表示
    tabWidget.show();

    // 5秒間待機
    QThread::sleep(5000);
  }

  return app.exec();
}

サンプルコード3：QTabWidget::cornerWidget() メソッドの使用

#include <QtWidgets>

int main(int argc, char *argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  // タブウィジェットの作成
  QTabWidget tabWidget;

  // 右端ウィジェットの作成
  QPushButton *button = new QPushButton("右端ウィジェット");

  // 右端ウィジェットのサイズ設定
  QStyleOptionTabWidgetFrame option;
  option.rightCornerWidgetSize = QSize(100, 50);

  // スタイルにオプションを渡してタブウィジェットを描画
  QStyle *style = QApplication::style();
  style->drawControl(QStyle::CE_TabWidgetFrame, &option, &tabWidget);

  // 右端ウィジェットをタブウィジェットに追加
  tabWidget.setCornerWidget(button, Qt::TopRightCorner);

  // ウィジェットの位置を調整
  button->move(10, 10);

  tabWidget.show();

  return app.exec();
}

これらのサンプルコードは、QStyleOptionTabWidgetFrame::rightCornerWidgetSize プロパティの使用方法を理解するのに役立ちます。

• 本サンプルコードは、Qt 5.15に基づいています。
• 本サンプルコードは、理解を深めるための参考資料としてご利用ください。

本サンプルコードに関するご質問は、お気軽にお問い合わせください。

QStyleOptionTabWidgetFrame::rightCornerWidgetSize 以外の方法

QTabWidget::setCornerWidget() メソッドを使用して、右端ウィジェットをタブウィジェットに追加し、その位置とサイズを直接設定することができます。

// 右端ウィジェットの作成
QPushButton *button = new QPushButton("右端ウィジェット");

// 右端ウィジェットをタブウィジェットに追加
tabWidget.setCornerWidget(button, Qt::TopRightCorner);

// ウィジェットの位置とサイズを設定
button->move(10, 10);
button->resize(100, 50);

方法2：QTabBar::addTab() メソッド

QTabBar::addTab() メソッドを使用して、タブバーに右端ウィジェットを追加することができます。

// 右端ウィジェットの作成
QPushButton *button = new QPushButton("右端ウィジェット");

// タブバーに右端ウィジェットを追加
tabWidget->tabBar()->addTab(button);

// ウィジェットのサイズを設定
button->resize(100, 50);

方法3：カスタムスタイルの使用

カスタムスタイルを作成して、QStyleOptionTabWidgetFrame::rightCornerWidgetSize プロパティとは異なる方法で右端ウィジェットのサイズを設定することができます。

• これらの方法は、それぞれ異なる利点と欠点があります。使用方法は、要件によって異なります。

これらの方法に関するご質問は、お気軽にお問い合わせください。