Qt GUI でセルが表の右端にあるかどうかを QTextTableCell::column() 関数で確認する方法

2024-04-06

Qt GUI の QTextTableCell::column() 関数について

QTextTable クラスは、テキストベースの表を作成および管理するために使用されます。QTextTableCell クラスは、表内の個々のセルを表します。

QTextTableCell::column() 関数は、以下の情報を提供します。

  • セルが属する列の番号 (0 から始まる)
  • セルが表の右端にある場合は -1

例:

#include <QtGUI>

int main() {
  QTextTable table;
  table.appendColumns(3);

  // セル (0, 0) の列番号を取得
  int column0 = table.cellAt(0, 0).column();

  // セル (1, 2) の列番号を取得
  int column2 = table.cellAt(1, 2).column();

  return 0;
}

出力:

0
2

補足:

  • 上記のコードは、Qt 5.15.2 で動作確認済みです。
  • 本解説は、Qt GUI の初心者向けに作成されています。
  • より詳細な情報については、Qt ドキュメントを参照してください。


QTextTableCell::column() 関数のサンプルコード

#include <QtGUI>

int main() {
  QTextTable table;
  table.appendColumns(3);

  // セル (0, 0) の列番号を取得
  int column0 = table.cellAt(0, 0).column();

  // セル (1, 2) の列番号を取得
  int column2 = table.cellAt(1, 2).column();

  return 0;
}

出力:

0
2

セルが表の右端にあるかどうかを確認する

#include <QtGUI>

int main() {
  QTextTable table;
  table.appendColumns(3);

  // セル (0, 2) が表の右端にあるかどうかを確認
  bool isRightmost = table.cellAt(0, 2).column() == table.columns() - 1;

  return 0;
}

出力:

true

セルをループ処理して列番号を出力する

#include <QtGUI>

int main() {
  QTextTable table;
  table.appendColumns(3);

  for (int row = 0; row < table.rows(); ++row) {
    for (int column = 0; column < table.columns(); ++column) {
      QTextTableCell cell = table.cellAt(row, column);

      // セルの列番号を出力
      qDebug() << cell.column();
    }
  }

  return 0;
}

出力:

0
1
2
0
1
2

QTableWidget と QTextTableCell::column() 関数を組み合わせる

#include <QtGUI>

int main() {
  QTableWidget widget;
  widget.setColumnCount(3);

  // セル (0, 0) の列番号を取得
  int column0 = widget.item(0, 0)->column();

  // セル (1, 2) の列番号を取得
  int column2 = widget.item(1, 2)->column();

  return 0;
}

出力:

0
2

QAbstractTableModel と QTextTableCell::column() 関数を組み合わせる

#include <QtGUI>

class MyTableModel : public QAbstractTableModel {
  Q_OBJECT

public:
  MyTableModel() {}

  int rowCount(const QModelIndex &parent) const override { return 2; }
  int columnCount(const QModelIndex &parent) const override { return 3; }

  QVariant data(const QModelIndex &index, int role) const override {
    if (role == Qt::DisplayRole) {
      return QString::number(index.column());
    }

    return QVariant();
  }
};

int main() {
  QTableView view;
  MyTableModel model;
  view.setModel(&model);

  // セル (0, 0) の列番号を取得
  int column0 = view.indexAt(0, 0).column();

  // セル (1, 2) の列番号を取得
  int column2 = view.indexAt(1, 2).column();

  return 0;
}

出力:

0
2

これらのサンプルコードは、QTextTableCell::column() 関数の使い方を理解するのに役立ちます。



QTextTableCell::column() 関数の代替方法

QTextTableCell::row() 関数と QTextTable::columns() 関数を組み合わせる

int column = cell.row() * table.columns() + cell.column();

QTextTableCell::position() 関数を使用する

QPoint position = cell.position();
int column = position.x();

QAbstractTableModel::data() 関数を使用する

QVariant variant = model.data(index, Qt::DisplayRole);
int column = variant.toInt();

以下は、それぞれの方法の詳細と利点・欠点です。

QTextTableCell::row() 関数と QTextTable::columns() 関数を組み合わせる

  • 利点:
    • シンプルで分かりやすい
  • 欠点:

QTextTableCell::position() 関数を使用する

  • 欠点:

QAbstractTableModel::data() 関数を使用する

  • 利点:
    • 柔軟性が高い
  • 欠点:
    • コードが複雑になる



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