【初心者向け】Qt GUI で QUndoGroup::canRedo() を使ってやり直し操作を理解しよう！

Qt GUI における QUndoGroup::canRedo() の詳細解説

QUndoGroup::canRedo() は、Qt GUI における やり直し 操作が可能かどうかを判断するための関数です。QUndoGroup クラスは、複数の QUndoCommand オブジェクトをグループ化し、一括操作を可能にするものです。canRedo() 関数は、このグループ内にやり直せるコマンドが存在するかどうかを確認します。

戻り値

• true: やり直せるコマンドが存在する場合
• false: やり直せるコマンドが存在しない場合

例

QUndoGroup group;
QUndoCommand* command1 = new QUndoCommand(this, tr("Command 1"));
QUndoCommand* command2 = new QUndoCommand(this, tr("Command 2"));

group.addCommand(command1);
group.addCommand(command2);

command1->undo();
command2->undo();

if (group.canRedo()) {
    group.redo(); // Command 1 をやり直す
}

詳細

QUndoGroup::canRedo() 関数は、グループ内の各 QUndoStack の canRedo() 関数を順に呼び出し、その結果を OR 演算で結合します。つまり、グループ内に 1つでも やり直せるコマンドが存在すれば、true を返します。

補足

• QUndoGroup::canRedo() 関数は、アクティブな QUndoStack のみを調べます。アクティブな QUndoStack を設定するには、setActiveStack() 関数を使用します。
• QUndoGroup::canRedo() 関数は、非同期 に呼び出すことができます。つまり、関数が返値を返す前に、やり直せるコマンドの状態が変化する可能性があります。

関連関数

• QUndoGroup::canUndo(): 取り消せるコマンドが存在するかどうかを判断します。
• QUndoGroup::undo(): グループ内の最後に行われたコマンドを取り消します。
• QUndoGroup::activeStack(): アクティブな QUndoStack を取得します。

• この説明は、Qt 5.15.2 を基にしています。他のバージョンでは、動作が異なる場合があります。
• Qt のドキュメントは、Qt の最新情報を確認するための最良のリソースです。

ご不明な点がございましたら、お気軽にお尋ねください。

さまざまなサンプルコード

ヒント

• サンプルコードを使用する前に、ライセンスを確認してください。
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