Webデザインの進化: @counter-style.fallback で実現する未来のカウンター
CSS の Miscellaneous に関連する @counter-style.fallback のプログラミング解説
概要
用途
@counter-style.fallback
は、以下の状況で役立ちます。
- 古いブラウザでカウンタースタイルをサポートしたい場合
- 特定のブラウザでカウンタースタイルが正しく表示されない場合
- より汎用性の高いスタイルシートを作成したい場合
構文
@counter-style.fallback
の構文は以下の通りです。
@counter-style <カウンタースタイル名> {
fallback: <フォールバックカウンタースタイル名>;
}
<カウンタースタイル名>
: フォールバックスタイルを指定するカウンタースタイルの名前<フォールバックカウンタースタイル名>
: サポートされていないブラウザで使用するカウンタースタイルの名前
例
@counter-style list-item {
fallback: decimal;
}
@counter-style section {
fallback: upper-roman;
}
この例では、以下のようになります。
list-item
カウンタースタイルがサポートされていないブラウザでは、decimal
カウンタースタイルが使用されます。section
カウンタースタイルがサポートされていないブラウザでは、upper-roman
カウンタースタイルが使用されます。
詳細
@counter-style.fallback
について詳しくは、以下のリソースを参照してください。
補足
@counter-style.fallback
は、ブラウザのサポート状況によって動作が異なる場合があります。- 複数のフォールバックスタイルを指定したい場合は、カンマで区切って指定できます。
none
を指定すると、フォールバックスタイルは適用されません。
いろいろなサンプルコード
リストカウンター
@counter-style list-item {
fallback: decimal;
system: cyclic;
suffix: ". ";
}
ul {
list-style: list-item;
}
- リスト項目は、1 から始まる数字で表示されます。
- 各リスト項目の後に、ピリオドとスペースが付加されます。
セクションカウンター
@counter-style section {
fallback: upper-roman;
system: alphabetic;
suffix: ". ";
}
section {
counter-reset: section;
counter-increment: section;
display: block;
}
h1 {
counter-style: section;
}
このコードは、以下のようになります。
- セクションは、A から始まるアルファベットで表示されます。
- 各セクションのタイトルの前に、アルファベットとピリオドとスペースが付加されます。
@counter-style.fallback
を使って、より複雑なカウンタースタイルを作成することもできます。- 例えば、
@counter-style.fallback
を使って、異なるブラウザで異なるカウンタースタイルを適用することができます。
@counter-style.fallback 以外の方法
counter-style
プロパティは、個々の要素にカウンタースタイルを直接指定するために使用できます。
ul li {
counter-style: decimal;
}
section h1 {
counter-style: upper-roman;
}
このコードは、以下のようになります。
ul
要素内のli
要素は、decimal
カウンタースタイルで表示されます。section
要素内のh1
要素は、upper-roman
カウンタースタイルで表示されます。
content
プロパティは、カウンターの値を直接要素の内容として表示するために使用できます。
ul li::before {
content: counter(li, decimal) ". ";
}
section h1::before {
content: counter(section, upper-roman) ". ";
}
このコードは、以下のようになります。
ul
要素内のli
要素の前に、1 から始まる数字とピリオドとスペースが表示されます。section
要素内のh1
要素の前に、A から始まるアルファベットとピリオドとスペースが表示されます。
JavaScript を使って、カウンターの値を動的に表示することもできます。
const listItems = document.querySelectorAll('ul li');
for (const item of listItems) {
item.textContent = `${item.dataset.counter}. `;
}
const sectionHeadings = document.querySelectorAll('section h1');
for (const heading of sectionHeadings) {
heading.textContent = `${heading.dataset.counter}. `;
}
このコードは、以下のようになります。
ul
要素内のli
要素のテキスト内容を、1 から始まる数字とピリオドとスペースに置き換えます。section
要素内のh1
要素のテキスト内容を、A から始まるアルファベットとピリオドとスペースに置き換えます。
- 多くのブラウザでカウンタースタイルがサポートされている場合は、
@counter-style.fallback
を使うのが最も簡単です。 - 特定の要素にのみフォールバックスタイルを適用したい場合は、
counter-style
プロパティを使うのが良いでしょう。 - より柔軟なフォールバックスタイルを適用したい場合は、
content
プロパティまたは JavaScript を使うのが良いでしょう。
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