Django ORM クエリをレベルアップ! django.db.models.Transform.lhs の魔法

2024-04-02

Django の django.db.models.Transform.lhs 解説

概要

Transform.lhs は、Transform クラスの属性であり、フィールド名または式を指定します。これは、annotate()aggregate() などの関数で、フィールド値を変換したり集計したりする際に使用されます。

例:

from django.db.models import F, Transform

# フィールド値に 10 を加算
# 'price' フィールドが存在するモデルを想定
price_plus_10 = Transform(F('price') + 10, lhs='price')

# モデルのクエリ
Model.objects.annotate(price_plus_10=price_plus_10)

上記の例では、price フィールドに 10 を加算した新しいフィールド price_plus_10 を作成しています。

lhs の役割:

  • 変換や集計を行う対象となるフィールドを指定します。
  • 省略すると、Transform 内で定義された式全体が対象となります。

lhs を使用する利点:

  • コードの可読性向上
  • 複雑なクエリを分かりやすく記述

lhs と関連する属性:

  • rhs: 変換や集計を行う式を指定します。
  • output_field: 変換後のフィールドの型を指定します。

補足:

  • django.db.models.F クラスは、フィールド名を表すオブジェクトを作成するために使用されます。
  • annotate()aggregate() は、モデルのクエリ結果に新しいフィールドを追加するための関数です。


Django django.db.models.Transform.lhs サンプルコード

from django.db.models import F, Transform

# 'price' フィールドが存在するモデルを想定
price_plus_10 = Transform(F('price') + 10, lhs='price')

# モデルのクエリ
Model.objects.annotate(price_plus_10=price_plus_10)

複数のフィールド値を結合して新しいフィールドを作成

from django.db.models import F, Transform

# 'first_name' と 'last_name' フィールドが存在するモデルを想定
full_name = Transform(F('first_name') + ' ' + F('last_name'), lhs='full_name')

# モデルのクエリ
Model.objects.annotate(full_name=full_name)

フィールド値を条件付きで変換

from django.db.models import Case, When, F, Transform

# 'price' フィールドと 'is_sale' フィールドが存在するモデルを想定
price_with_discount = Transform(
    Case(
        When(is_sale=True, then=F('price') * 0.9),
        default=F('price'),
    ),
    lhs='price_with_discount',
)

# モデルのクエリ
Model.objects.annotate(price_with_discount=price_with_discount)

フィールド値の日付部分を抽出

from django.db.models import F, Transform, DateField

# 'created_at' フィールドが存在するモデルを想定
created_date = Transform(F('created_at').date, lhs='created_date', output_field=DateField())

# モデルのクエリ
Model.objects.annotate(created_date=created_date)

フィールド値の文字列長を取得

from django.db.models import F, Transform

# 'description' フィールドが存在するモデルを想定
description_length = Transform(F('description').length(), lhs='description_length')

# モデルのクエリ
Model.objects.annotate(description_length=description_length)

これらのサンプルコードは、django.db.models.Transform.lhs の使い方を理解するのに役立ちます。



Django django.db.models.Transform.lhs の代替方法

直接フィールド名を使用

from django.db.models import F

# 'price' フィールドが存在するモデルを想定
price_plus_10 = F('price') + 10

# モデルのクエリ
Model.objects.annotate(price_plus_10=price_plus_10)

サブクエリを使用

from django.db.models import SubquerySum

# 'price' フィールドと 'quantity' フィールドが存在するモデルを想定
total_price = SubquerySum(F('price') * F('quantity'))

# モデルのクエリ
Model.objects.annotate(total_price=total_price)

カスタム関数を使用

from django.db.models import Func

def my_custom_function(price, quantity):
    return price * quantity

# 'price' フィールドと 'quantity' フィールドが存在するモデルを想定
total_price = Func(my_custom_function, F('price'), F('quantity'))

# モデルのクエリ
Model.objects.annotate(total_price=total_price)

これらの方法は、django.db.models.Transform.lhs よりもシンプルで分かりやすい場合もありますが、lhs を使用した方がコードの可読性が高くなる場合があります。

どの方法を使用するかは、状況によって判断する必要があります。

参考:




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