Djangoの django.contrib.gis モジュールのチュートリアル
Djangoのdjango.contrib.gisにおけるgis.gdal.Feature.index解説
この関数は、GDALフィーチャの空間参照系(SRS)に基づいて、フィーチャのインデックスを取得します。インデックスは、フィーチャの空間的な位置に基づいて、フィーチャを効率的に検索するために使用されます。
用途
gis.gdal.Feature.index
関数は、以下の用途に使用できます。
- 空間的な位置に基づいて、フィーチャを効率的に検索する
- 空間的なクエリを実行する
- 地図を作成する
パラメータ
gis.gdal.Feature.index
関数は、以下のパラメータを受け取ります。
- feature: GDALフィーチャオブジェクト
- geom_field: フィーチャのジオメトリフィールド名
- srs: 空間参照系オブジェクト
戻り値
gis.gdal.Feature.index
関数は、フィーチャのインデックスを返します。インデックスは、フィーチャの空間的な位置に基づいて、フィーチャを効率的に検索するために使用されます。
コード例
以下のコード例は、gis.gdal.Feature.index
関数の使用方法を示しています。
from django.contrib.gis.gdal import Feature
# GDALフィーチャオブジェクトを作成
feature = Feature()
# フィーチャのジオメトリフィールドを設定
feature.geom = 'POINT(0 0)'
# 空間参照系オブジェクトを作成
srs = SpatialReference(4326)
# フィーチャのインデックスを取得
index = feature.index(geom_field='geom', srs=srs)
# インデックスを使用して、フィーチャを検索
features = Feature.objects.filter(geom__intersects=index)
補足
gis.gdal.Feature.index
関数は、GDALのOGRFeature::GetIndex()
関数に基づいています。gis.gdal.Feature.index
関数は、Djangoのdjango.contrib.gis
モジュールのバージョン1.8以降で使用できます。
gis.gdal.Feature.index 関数のサンプルコード
点データのインデックスを取得し、そのインデックスを使って点データを取得する
from django.contrib.gis.gdal import Feature
# 点データのリストを作成
points = [
Feature(geom='POINT(0 0)'),
Feature(geom='POINT(1 1)'),
Feature(geom='POINT(2 2)'),
]
# 空間参照系オブジェクトを作成
srs = SpatialReference(4326)
# 全ての点データのインデックスを取得
indexes = [feature.index(geom_field='geom', srs=srs) for feature in points]
# インデックスを使って、点データを取得
for index in indexes:
features = Feature.objects.filter(geom__intersects=index)
for feature in features:
print(feature.geom)
線データのインデックスを取得し、そのインデックスを使って線データを取得する
from django.contrib.gis.gdal import Feature
# 線データのリストを作成
lines = [
Feature(geom='LINESTRING(0 0, 1 1)'),
Feature(geom='LINESTRING(1 1, 2 2)'),
Feature(geom='LINESTRING(2 2, 3 3)'),
]
# 空間参照系オブジェクトを作成
srs = SpatialReference(4326)
# 全ての線データのインデックスを取得
indexes = [feature.index(geom_field='geom', srs=srs) for feature in lines]
# インデックスを使って、線データを取得
for index in indexes:
features = Feature.objects.filter(geom__intersects=index)
for feature in features:
print(feature.geom)
面データのインデックスを取得し、そのインデックスを使って面データを取得する
from django.contrib.gis.gdal import Feature
# 面データのリストを作成
polygons = [
Feature(geom='POLYGON((0 0, 1 0, 1 1, 0 1, 0 0))'),
Feature(geom='POLYGON((1 1, 2 1, 2 2, 1 2, 1 1))'),
Feature(geom='POLYGON((2 2, 3 2, 3 3, 2 3, 2 2))'),
]
# 空間参照系オブジェクトを作成
srs = SpatialReference(4326)
# 全ての面データのインデックスを取得
indexes = [feature.index(geom_field='geom', srs=srs) for feature in polygons]
# インデックスを使って、面データを取得
for index in indexes:
features = Feature.objects.filter(geom__intersects=index)
for feature in features:
print(feature.geom)
空間クエリを実行する
from django.contrib.gis.gdal import Feature
# 点データのリストを作成
points = [
Feature(geom='POINT(0 0)'),
Feature(geom='POINT(1 1)'),
Feature(geom='POINT(2 2)'),
]
# 空間参照系オブジェクトを作成
srs = SpatialReference(4326)
# 検索範囲のポリゴンを作成
bbox = Polygon(((-1, -1), (1, -1), (1, 1), (-1, 1), (-1, -1)))
# 検索範囲のインデックスを取得
index = bbox.index(srs=srs)
# 検索範囲に含まれる点データを取得
features = Feature.objects.filter(geom__intersects=index)
# 検索結果を出力
for feature in features:
print(feature.geom)
地図を作成する
from django.contrib.gis.gdal import Feature
# 点データのリストを作成
points = [
Feature(geom='POINT(0 0)'),
Feature(geom='POINT(1 1)'),
Feature(geom='POINT(2 2)'),
]
# 空間参照系オブジェクトを作成
srs = SpatialReference(4326)
# 地図を作成するライブラリをインポート
import matplotlib.pyplot as plt
# 地図の背景色を設定
plt.
gis.gdal.Feature.index 関数の代替方法
ただし、GDALライブラリを使用せずに、フィーチャのインデックスを取得する方法は他にもいくつかあります。
Djangoのdjango.contrib.gis.geos
モジュールは、空間データの操作のための関数を提供しています。
このモジュールのPoint
, LineString
, Polygon
などのクラスを使用して、フィーチャのジオメトリオブジェクトを作成できます。
これらのジオメトリオブジェクトには、index
メソッドが用意されています。
このメソッドは、フィーチャの空間参照系に基づいて、フィーチャのインデックスを取得します。
from django.contrib.gis.geos import Point
# 点データを作成
point = Point(0, 0)
# 空間参照系オブジェクトを作成
srs = SpatialReference(4326)
# インデックスを取得
index = point.index(srs=srs)
Rtree ライブラリを使用する
Rtree ライブラリは、空間データのインデックス付けと検索のための Python ライブラリです。
このライブラリを使用して、フィーチャのインデックスを作成し、空間的なクエリを実行することができます。
import rtree
# 点データのリストを作成
points = [(0, 0), (1, 1), (2, 2)]
# インデックスを作成
index = rtree.index.Index()
# 点データをインデックスに追加
for point in points:
index.insert(id(point), point)
# 検索範囲を設定
bbox = (0, 0, 1, 1)
# 検索範囲に含まれる点データを取得
results = index.intersection(bbox)
# 検索結果を出力
for result in results:
print(points[result])
Shapely ライブラリは、空間データの操作のための Python ライブラリです。
このライブラリを使用して、フィーチャのジオメトリオブジェクトを作成し、空間的なクエリを実行することができます。
from shapely.geometry import Point
# 点データを作成
point = Point(0, 0)
# 空間参照系オブジェクトを作成
srs = SpatialReference(4326)
# バウンディングボックスを作成
bbox = point.buffer(1.0)
# 検索範囲に含まれるかどうかを判定
if point.within(bbox):
print('点データは検索範囲内に含まれています')
else:
print('点データは検索範囲内に含まれていません')
これらの方法は、それぞれ異なる長所と短所があります。
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