UpdateView.template_name_suffix 属性の徹底解説

Django の django.views に関連する views.generic.edit.UpdateView.template_name_suffix のプログラミングについて

django.views.generic.edit.UpdateView.template_name_suffix は、Django のジェネリックビュー UpdateView で使用される属性です。この属性は、テンプレート名のサフィックスを指定するために使用されます。

デフォルトでは、template_name_suffix は "_form" に設定されています。つまり、UpdateView が使用されるテンプレート名は、モデル名と "_form" のサフィックスを組み合わせて生成されます。

例えば、myapp.models.Author モデルを更新する UpdateView を定義する場合、デフォルトのテンプレート名は myapp/author_form.html になります。

変更方法

template_name_suffix の値を変更するには、UpdateView クラスの属性として設定します。

from django.views.generic.edit import UpdateView

class AuthorUpdateView(UpdateView):
    model = Author
    template_name_suffix = "_update_form"

上記の例では、template_name_suffix を "_update_form" に変更しています。この場合、テンプレート名は myapp/author_update_form.html になります。

使用例

template_name_suffix 属性は、さまざまな状況で使用できます。

• モデルごとに異なるテンプレートを使用したい場合
• 特定のモデルに対して複数の更新テンプレートを使用したい場合
• テンプレート名をより詳細に制御したい場合

補足

• template_name_suffix 属性は、template_name 属性と組み合わせて使用できます。
• template_name 属性を指定した場合、template_name_suffix 属性は無視されます。

用語解説

• ジェネリックビュー: Django が提供する汎用的なビュー
• テンプレート: HTML ファイル
• モデル: データベースのテーブルを表すクラス

• template_name_suffix 属性は、上級者向けの機能です。
• 初心者の場合は、デフォルトのテンプレート名を使用することを推奨します。

Django views.generic.edit.UpdateView.template_name_suffix サンプルコード

モデルごとに異なるテンプレートを使用する

from django.views.generic.edit import UpdateView

class AuthorUpdateView(UpdateView):
    model = Author
    template_name_suffix = "_author_update_form"

class BookUpdateView(UpdateView):
    model = Book
    template_name_suffix = "_book_update_form"

• Author モデルの更新テンプレート: myapp/author_author_update_form.html
• Book モデルの更新テンプレート: myapp/book_book_update_form.html

特定のモデルに対して複数の更新テンプレートを使用する

from django.views.generic.edit import UpdateView

class AuthorUpdateView(UpdateView):
    model = Author

    def get_template_names(self):
        if self.object.status == "draft":
            return ["myapp/author_draft_update_form.html"]
        else:
            return ["myapp/author_update_form.html"]

上記の例では、Author モデルのステータスに応じて異なる更新テンプレートを使用しています。

• status が "draft" の場合: myapp/author_draft_update_form.html
• その他の場合: myapp/author_update_form.html

テンプレート名をより詳細に制御する

from django.views.generic.edit import UpdateView

class AuthorUpdateView(UpdateView):
    model = Author
    template_name_suffix = "_update"

    def get_template_names(self):
        app_label = self.model._meta.app_label
        model_name = self.model._meta.model_name
        return ["myapp/%s_%s_update.html" % (app_label, model_name)]

上記の例では、テンプレート名をより詳細に制御するために、get_template_names メソッドを使用しています。

このメソッドは、テンプレート名のリストを返す必要があります。

上記の例では、テンプレート名は次のようになります。

myapp/author_author_update.html

django.views.generic.edit.UpdateView.template_name_suffix 属性は、さまざまな状況でテンプレート名を制御するために使用できます。

サンプルコードを参考に、ニーズに合わせて使用してください。

Django UpdateView でテンプレート名を指定する他の方法

template_name 属性を直接指定することで、テンプレート名を指定できます。

from django.views.generic.edit import UpdateView

class AuthorUpdateView(UpdateView):
    model = Author
    template_name = "myapp/author_update_form.html"

上記の例では、Author モデルの更新テンプレートとして myapp/author_update_form.html を指定しています。

get_template_names メソッドをオーバーライドすることで、テンプレート名のリストを動的に生成できます。

from django.views.generic.edit import UpdateView

class AuthorUpdateView(UpdateView):
    model = Author

    def get_template_names(self):
        return ["myapp/author_update_form.html"]

上記の例では、Author モデルの更新テンプレートとして myapp/author_update_form.html を指定しています。

テンプレートディレクトリ

TEMPLATE_DIRS 設定にテンプレートディレクトリを追加することで、テンプレート名の検索パスを変更できます。

# settings.py

TEMPLATE_DIRS = (
    os.path.join(BASE_DIR, "templates"),
    "/path/to/other/templates",
)

上記の例では、templates ディレクトリと /path/to/other/templates ディレクトリをテンプレートの検索パスに追加しています。

UpdateView でテンプレート名を指定するには、さまざまな方法があります。

ニーズに合わせて適切な方法を選択してください。

• template_name_suffix 属性は、他の方法と組み合わせて使用できます。