MariaDB INTEGER データ型:プログラミング解説

2024-04-02

MariaDB の INTEGER データ型:プログラミング解説

INTEGER データ型の概要

  • 定義: 符号付き整数値を格納するためのデータ型
  • 範囲: -2147483648 から 2147483647 まで (32ビット)
  • デフォルト: 多くの場合、INT は INTEGER のエイリアスとして使用
  • 用途: 主に、以下の用途で使用
    • カウント、ID 番号、数量など、整数値を扱うカラム
    • 外部キー

INTEGER 型の宣言と使用

C++ の例:

#include <iostream>

int main() {
  int age = 25; // INTEGER 型の変数 'age' を宣言し、25 を代入
  std::cout << "年齢は " << age << " 歳です。" << std::endl;

  // 計算
  int total = age + 10;
  std::cout << "10 年後は " << total << " 歳です。" << std::endl;

  return 0;
}

Python の例:

age = 25  # INTEGER 型の変数 'age' を宣言し、25 を代入
print(f"年齢は {age} 歳です。")

# 計算
total = age + 10
print(f"10 年後は {total} 歳です。")

Java の例:

public class Main {
  public static void main(String[] args) {
    int age = 25; // INTEGER 型の変数 'age' を宣言し、25 を代入
    System.out.println("年齢は " + age + " 歳です。");

    // 計算
    int total = age + 10;
    System.out.println("10 年後は " + total + " 歳です。");
  }
}

INTEGER 型の注意点

  • 許容範囲を超える値を代入すると、エラーが発生
  • 小数点以下の桁数は扱えない
  • 0 は符号なし整数型と区別できない

関連データ型

  • TINYINT: -128 から 127 までの範囲の整数値
  • SMALLINT: -32768 から 32767 までの範囲の整数値
  • MEDIUMINT: -8388608 から 8388607 までの範囲の整数値
  • BIGINT: -9223372036854775808 から 9223372036854775807 までの範囲の整数値

これらのデータ型は、必要なメモリ量と格納できる値の範囲が異なります。

実用的なコード例

  • ユーザーの年齢を保存する
  • 商品の個数を管理する
  • 注文 ID を生成する

まとめ

INTEGER は、MariaDB で整数値を扱うための基本的なデータ型です。プログラミング言語によって宣言方法や使用方法は異なりますが、基本的な概念は共通しています。

適切なデータ型を選択することで、データの整合性と効率的な処理を実現できます。



MariaDB INTEGER データ型のサンプルコード

ユーザーの年齢を保存する

CREATE TABLE users (
  id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  age INT NOT NULL
);

INSERT INTO users (name, age) VALUES ("山田太郎", 25);

SELECT * FROM users WHERE age > 20;

商品の個数を管理する

CREATE TABLE products (
  id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  quantity INT NOT NULL
);

UPDATE products SET quantity = quantity - 1 WHERE id = 1;

SELECT quantity FROM products WHERE id = 1;

注文 ID を生成する

CREATE TABLE orders (
  id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
  customer_id INT NOT NULL,
  order_date DATETIME NOT NULL
);

INSERT INTO orders (customer_id, order_date) VALUES (1, NOW());

SELECT LAST_INSERT_ID();

その他のサンプルコード

  • 2 つの INTEGER 型の値を足して結果を表示する
x = 10
y = 20

sum = x + y

print(f"合計は {sum} です。")
  • ユーザーが入力した年齢を判定する
import java.util.Scanner;

public class Main {
  public static void main(String[] args) {
    Scanner scanner = new Scanner(System.in);

    System.out.print("年齢を入力してください: ");
    int age = scanner.nextInt();

    if (age >= 20) {
      System.out.println("成人です。");
    } else {
      System.out.println("未成年です。");
    }
  }
}


INTEGER データ型を使用するその他の方法

主キーとして

CREATE TABLE users (
  id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  age INT NOT NULL
);

この例では、id カラムは INTEGER 型の主キーとして定義されています。主キーは、テーブル内の各行を一意に識別するために使用されます。

外部キーとして

:

CREATE TABLE orders (
  id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
  customer_id INT NOT NULL,
  order_date DATETIME NOT NULL,
  FOREIGN KEY (customer_id) REFERENCES customers (id)
);

CREATE TABLE customers (
  id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
  name VARCHAR(255) NOT NULL
);

この例では、orders テーブルの customer_id カラムは INTEGER 型の外部キーとして定義されています。外部キーは、別のテーブルの主キーを参照するために使用されます。

計算に使用

:

SELECT price * quantity AS total_price FROM products;

この例では、pricequantity カラムの値を掛けて、total_price という新しい列を計算しています。

比較に使用

:

SELECT * FROM users WHERE age > 20;

この例では、age カラムの値が 20 より大きいユーザーのみを選択します。

その他

  • ビット演算
  • 文字列への変換
  • 日付への変換

これらの方法は、MariaDB の INTEGER データ型をより柔軟に使用するために役立ちます。




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