MariaDB の JSON_PRETTY 関数で JSON データをわかりやすく整形

MariaDB の JSON_PRETTY 関数は、入力された JSON データを、見やすく整形された状態で出力します。インデントや改行を挿入することで、JSON データの構造を明確化し、読みやすくします。

構文

JSON_PRETTY(json_doc)

引数

• json_doc: 整形したい JSON データ。文字列型または JSON 型で指定できます。

出力

• 整形された JSON データ。文字列型で出力されます。

例

SELECT JSON_PRETTY('{"name": "John Doe", "age": 30}');

出力

{
  "name": "John Doe",
  "age": 30
}

詳細

• JSON_PRETTY 関数は、MariaDB 10.2.7 以降で利用可能です。
• 出力される JSON データのインデント数は、デフォルトで 2 文字です。
• インデント数を変更するには、JSON_PRETTY 関数の第 2 引数にオプションを指定します。

オプション

例

SELECT JSON_PRETTY('{"name": "John Doe", "age": 30}', 4);

出力

{
    "name": "John Doe",
    "age": 30
}

応用例

• JSON データを人間が読みやすい形式で表示したい場合
• JSON データの構造を理解したい場合
• JSON データをファイルに保存したい場合

MariaDB の JSON_PRETTY 関数：サンプルコード

基本的な使い方

SELECT JSON_PRETTY('{"name": "John Doe", "age": 30}');

{
  "name": "John Doe",
  "age": 30
}

インデント数の変更

SELECT JSON_PRETTY('{"name": "John Doe", "age": 30}', 4);

出力

{
    "name": "John Doe",
    "age": 30
}

インデント文字の変更

SELECT JSON_PRETTY('{"name": "John Doe", "age": 30}', 2, '\t');

出力

{
"name": "John Doe",
"age": 30
}

JSON データの構造を理解したい場合

SELECT JSON_PRETTY(json_column)
FROM your_table;

例

SELECT JSON_PRETTY(json_data)
FROM customers
WHERE customer_id = 1;

出力

{
  "customer_id": 1,
  "name": "John Doe",
  "email": "[email protected]",
  "address": {
    "street": "123 Main Street",
    "city": "Anytown",
    "state": "CA",
    "zip": "12345"
  }
}

JSON データをファイルに保存したい場合

SELECT JSON_PRETTY(json_column)
INTO OUTFILE '/path/to/file.json'
FROM your_table;

例

SELECT JSON_PRETTY(json_data)
INTO OUTFILE '/tmp/customer.json'
FROM customers
WHERE customer_id = 1;

出力

/tmp/customer.json

内容

{
  "customer_id": 1,
  "name": "John Doe",
  "email": "[email protected]",
  "address": {
    "street": "123 Main Street",
    "city": "Anytown",
    "state": "CA",
    "zip": "12345"
  }
}

エディタ

• Visual Studio Code
• Sublime Text
• Atom

コマンドラインツール

• jq
• jsonlint

JavaScript ライブラリ

• JSON.stringify()
• JSON.parse()

その他の方法

• オンラインの JSON 整形ツール
• 自作のスクリプト

それぞれの方法のメリットとデメリット

• 簡単に見たいだけなら、JSON ビューアを使う。
• 他のファイルと一緒に編集したいなら、エディタを使う。
• スクリプトから使いたいなら、コマンドラインツールか JavaScript ライブラリを使う。
• 細かいカスタマイズをしたいなら、自作のスクリプトを使う。