MariaDB の SQL Statements & Structure で NAME_CONST を使いこなす

2024-04-02

MariaDB の SQL Statements & Structure における NAME_CONST プログラミング解説

NAME_CONST の基本的な構文:

NAME_CONST := IDENTIFIER;

IDENTIFIER:

  • 英数字、アンダースコア (_)、ドル記号 ($) で始まる文字列
  • 最大64文字まで

NAME_CONST の例:

-- テーブル名
CREATE TABLE customers (
  customer_id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
  first_name VARCHAR(255) NOT NULL,
  last_name VARCHAR(255) NOT NULL,
  PRIMARY KEY (customer_id)
);

-- 列名
SELECT customer_id, first_name, last_name FROM customers;

-- インデックス名
CREATE INDEX idx_customer_name ON customers (first_name, last_name);

NAME_CONST の利点:

  • 識別子に意味のある名前を付けることで、データベース構造を理解しやすくなる
  • 異なるデータベース環境間でコードを移植しやすくなる
  • 誤字脱字によるエラーを防ぎやすくなる

NAME_CONST を使用する際の注意点:

  • 予約語は使用できない
  • 大文字と小文字は区別される
  • 特殊文字は使用できない

補足:

  • NAME_CONST は、MariaDB だけでなく、MySQL や PostgreSQL などの他の多くのデータベースでも使用できます。
  • 上記は NAME_CONST の基本的な解説であり、より詳細な情報は上記の参考資料を参照してください。


NAME_CONST を使ったサンプルコード

-- 顧客情報テーブル
CREATE TABLE customers (
  customer_id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
  first_name VARCHAR(255) NOT NULL,
  last_name VARCHAR(255) NOT NULL,
  email VARCHAR(255) NOT NULL,
  PRIMARY KEY (customer_id)
);

-- 注文情報テーブル
CREATE TABLE orders (
  order_id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
  customer_id INT NOT NULL,
  order_date DATETIME NOT NULL,
  total_price DECIMAL(10,2) NOT NULL,
  PRIMARY KEY (order_id),
  FOREIGN KEY (customer_id) REFERENCES customers (customer_id)
);

列名のサンプル

-- 顧客情報テーブル
CREATE TABLE customers (
  customer_id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
  first_name VARCHAR(255) NOT NULL,
  last_name VARCHAR(255) NOT NULL,
  email VARCHAR(255) NOT NULL,
  date_of_birth DATE NOT NULL,
  gender ENUM('male', 'female') NOT NULL,
  phone_number VARCHAR(20) NOT NULL,
  address VARCHAR(255) NOT NULL,
  city VARCHAR(255) NOT NULL,
  state VARCHAR(2) NOT NULL,
  zip_code VARCHAR(10) NOT NULL,
  PRIMARY KEY (customer_id)
);

-- 注文情報テーブル
CREATE TABLE orders (
  order_id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
  customer_id INT NOT NULL,
  order_date DATETIME NOT NULL,
  total_price DECIMAL(10,2) NOT NULL,
  shipping_address VARCHAR(255) NOT NULL,
  shipping_city VARCHAR(255) NOT NULL,
  shipping_state VARCHAR(2) NOT NULL,
  shipping_zip_code VARCHAR(10) NOT NULL,
  PRIMARY KEY (order_id),
  FOREIGN KEY (customer_id) REFERENCES customers (customer_id)
);

インデックス名のサンプル

-- 顧客情報テーブル
CREATE TABLE customers (
  customer_id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
  first_name VARCHAR(255) NOT NULL,
  last_name VARCHAR(255) NOT NULL,
  email VARCHAR(255) NOT NULL,
  date_of_birth DATE NOT NULL,
  gender ENUM('male', 'female') NOT NULL,
  phone_number VARCHAR(20) NOT NULL,
  address VARCHAR(255) NOT NULL,
  city VARCHAR(255) NOT NULL,
  state VARCHAR(2) NOT NULL,
  zip_code VARCHAR(10) NOT NULL,
  PRIMARY KEY (customer_id),
  UNIQUE INDEX idx_email (email),
  INDEX idx_last_name (last_name)
);

-- 注文情報テーブル
CREATE TABLE orders (
  order_id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
  customer_id INT NOT NULL,
  order_date DATETIME NOT NULL,
  total_price DECIMAL(10,2) NOT NULL,
  shipping_address VARCHAR(255) NOT NULL,
  shipping_city VARCHAR(255) NOT NULL,
  shipping_state VARCHAR(2) NOT NULL,
  shipping_zip_code VARCHAR(10) NOT NULL,
  PRIMARY KEY (order_id),
  FOREIGN KEY (customer_id) REFERENCES customers (customer_id),
  INDEX idx_customer_id (customer_id),
  INDEX idx_order_date (order_date)
);

その他のサンプル

-- ビューの作成
CREATE VIEW vw_customers AS
SELECT customer_id, first_name, last_name, email FROM customers;

-- ストアドプロシージャの作成
DELIMITER


NAME_CONST 以外の識別子の命名方法

慣習的な命名規則

多くのデータベースコミュニティでは、識別子を命名するための慣習的な規則が存在します。例えば、以下のような規則があります。

  • テーブル名は複数形で、スネークケースを使用する (例: customers)
  • 列名は単数形で、スネークケースを使用する (例: first_name)
  • インデックス名は idx_ で始まり、テーブル名と列名を組み合わせてスネークケースを使用する (例: idx_customer_last_name)

これらの規則は、データベース構造を理解しやすく、保守性を高めるのに役立ちます。

コメントによる説明

識別子の名前だけでは意味が分かりにくい場合、コメントを使用して説明を追加することができます。

-- 顧客情報テーブル
CREATE TABLE customers (
  -- 顧客ID
  customer_id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
  -- 名
  first_name VARCHAR(255) NOT NULL,
  -- 姓
  last_name VARCHAR(255) NOT NULL,
  -- メールアドレス
  email VARCHAR(255) NOT NULL,
  PRIMARY KEY (customer_id)
);

コメントは、コードの理解度を向上させるのに役立ちます。

意味のある接頭辞・接尾辞の使用

識別子の名前の前に意味のある接頭辞や接尾辞を追加することで、識別子の役割を明確にすることができます。

-- テーブル
tbl_customers

-- 列
col_first_name

-- インデックス
idx_customer_last_name

接頭辞や接尾辞は、コードの意味を理解しやすく、保守性を高めるのに役立ちます。

複合的な名前の使用

意味のある複合的な名前を使用することで、識別子の役割を明確にすることができます。

-- 顧客の注文情報テーブル
tbl_customer_orders

-- 顧客の姓と名のインデックス
idx_customer_last_name_first_name

複合的な名前は、コードの意味を理解しやすく、保守性を高めるのに役立ちます。

NAME_CONST 以外の方法を選択する際の注意点

  • 使用する命名規則は、チーム全体で統一する
  • 識別子の名前は、短く、分かりやすく、覚えやすいものにする

NAME_CONST は、MariaDB の SQL Statements & Structure における識別子を定義するための標準的な方法ですが、他にもいくつかの方法があります。それぞれの方法のメリットとデメリットを理解し、状況に合わせて適切な方法を選択することが重要です。




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