Excelファイルを読み込むためのPythonライブラリ

2024-04-03

pandas.read_excel を使って Excel ファイルを読み込む

基本的な使い方

import pandas as pd

df = pd.read_excel('data.xlsx')

上記のように記述すると、data.xlsx という名前の Excel ファイルを読み込み、DataFrame 型の変数 df に格納します。

オプション

read_excel には、様々なオプションを指定することができます。

  • sheet_name: 読み込むシートの名前を指定します。
    • 複数シートを読み込む場合は、リストで指定できます。
    • デフォルトは None で、すべてのシートを読み込みます。
df = pd.read_excel('data.xlsx', sheet_name='Sheet1')
  • header: ヘッダー行の読み込み方法を指定します。
    • None の場合は、ヘッダー行を読み込まず、インデックスとして使用します。
    • 数字の場合は、その行をヘッダー行として使用します。
    • デフォルトは 0 で、1行目をヘッダー行として使用します。
df = pd.read_excel('data.xlsx', header=None)
  • index_col: インデックス列を指定します。
    • 列名を指定できます。
    • 数字の場合は、その列をインデックス列として使用します。
    • デフォルトは None で、インデックス列は自動的に生成されます。
df = pd.read_excel('data.xlsx', index_col='Name')
  • skiprows: 読み込む最初の行を指定します。
    • デフォルトは 0 で、1行目から読み込みます。
df = pd.read_excel('data.xlsx', skiprows=1)
  • nrows: 読み込む行数を指定します。
df = pd.read_excel('data.xlsx', nrows=10)

以下の例では、data.xlsx という名前の Excel ファイルを読み込み、DataFrame 型の変数 df に格納します。

import pandas as pd

df = pd.read_excel('data.xlsx', sheet_name='Sheet1', header=1, index_col='Name')

print(df)

# Name  Age  City
# 0  Alice   20   Tokyo
# 1   Bob     25   Osaka
# 2   Carol   30   Kyoto

詳細

  • read_csv: CSV ファイルを読み込む
  • read_table: 区切り文字で区切られたファイルを読み込む
  • to_excel: DataFrame を Excel ファイルに書き出す

pandas.read_excel は、Excel ファイルを読み込んで、DataFrame 形式に変換する便利な関数です。

オプションを指定することで、読み込むシート、ヘッダー行、インデックス列などを指定することができます。

詳しくは、上記のドキュメントを参照してください。



pandas.read_excel のサンプルコード

基本的な使い方

import pandas as pd

# ファイルパス
filepath = 'data.xlsx'

# すべてのシートを読み込み
df = pd.read_excel(filepath)

# 特定のシートのみ読み込み
df = pd.read_excel(filepath, sheet_name='Sheet1')

# ヘッダー行を指定
df = pd.read_excel(filepath, header=None)

# インデックス列を指定
df = pd.read_excel(filepath, index_col='Name')

# 最初の10行のみ読み込み
df = pd.read_excel(filepath, nrows=10)

# 特定の行範囲を読み込み
df = pd.read_excel(filepath, skiprows=1, nrows=10)

データ型

# データ型を保持
df = pd.read_excel(filepath, dtype={'Age': int})

# 空白セルをNaNに変換
df = pd.read_excel(filepath, na_values=[''])

# 日付型を保持
df = pd.read_excel(filepath, parse_dates=True)

複数ファイルの読み込み

# 複数のExcelファイルをリストで読み込み
files = ['data1.xlsx', 'data2.xlsx', 'data3.xlsx']
dfs = [pd.read_excel(file) for file in files]

# 辞書で読み込み
dfs = {file: pd.read_excel(file) for file in files}

詳細なオプション

# エンコーディングを指定
df = pd.read_excel(filepath, encoding='utf-8')

# 区切り文字を指定
df = pd.read_excel(filepath, sep=',')

# スキップ行数を指定
df = pd.read_excel(filepath, skiprows=10)

# 使用するエンジンを指定
df = pd.read_excel(filepath, engine='openpyxl')

書き込み

# DataFrameをExcelファイルに書き出し
df.to_excel('output.xlsx')

# 特定のシートに書き出し
df.to_excel('output.xlsx', sheet_name='Sheet1')

# インデックス列を書き出し
df.to_excel('output.xlsx', index=True)

# ヘッダー行を書き出し
df.to_excel('output.xlsx', header=True)


pandas.read_excel 以外の Excel ファイルの読み込み方法

openpyxl

import openpyxl

# ワークブックを開く
wb = openpyxl.load_workbook('data.xlsx')

# シートを取得
sheet = wb['Sheet1']

# セルの値を取得
value = sheet.cell(row=1, column=1).value

# すべてのセルをループ
for row in sheet.rows:
    for cell in row:
        print(cell.value)

xlrd

xlrd は、Excel ファイルを読み込むための Python ライブラリです。

import xlrd

# ワークブックを開く
wb = xlrd.open_workbook('data.xlsx')

# シートを取得
sheet = wb.sheet_by_name('Sheet1')

# セルの値を取得
value = sheet.cell(0, 0).value

# すべてのセルをループ
for row in range(sheet.nrows):
    for col in range(sheet.ncols):
        print(sheet.cell(row, col).value)

csv

Excel ファイルを CSV 形式で保存し、pandas.read_csv で読み込む方法もあります。

import pandas as pd

# ExcelファイルをCSV形式で保存
wb.save('data.csv')

# CSVファイルを読み込み
df = pd.read_csv('data.csv')

まとめ

pandas.read_excel 以外にも、Excel ファイルを読み込む方法はいくつかあります。

それぞれメリットとデメリットがあるので、状況に合わせて使い分けることが重要です。




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