PostgreSQLにおけるmacaddr8データ型とは?

2024-04-03

PostgreSQLにおけるデータ型「macaddr8」の詳細解説

PostgreSQLのmacaddr8データ型は、EUI-64形式のMACアドレスを格納するために使用されます。従来のmacaddrデータ型と異なり、こちらは8バイトのサイズを持ち、より新しいMACアドレス形式に対応することができます。

特徴

  • データサイズ: 8バイト
  • 格納形式: EUI-64形式
  • 利点:
    • 新しいMACアドレス形式に対応
    • macaddrデータ型よりも効率的なメモリ使用
  • 注意点:
    • macaddrデータ型との互換性がない
    • 古いシステムではサポートされない可能性がある

使用方法

macaddr8データ型は、テーブルの列のデータ型として宣言することで使用できます。

CREATE TABLE network_devices (
  mac_address macaddr8 NOT NULL UNIQUE
);

既存のMACアドレスデータをmacaddr8型に変換するには、以下のようなキャスト式を使用できます。

SELECT mac_address::macaddr8 FROM old_table;

関数

macaddr8データ型には、以下の関数が用意されています。

  • macaddr8_in(text): テキスト形式のMACアドレスをmacaddr8型に変換します。
  • macaddr8_out(macaddr8): macaddr8型の値をテキスト形式に変換します。
  • macaddr8_eq(macaddr8, macaddr8): 2つのmacaddr8型の値が等しいかどうかを判断します。

以下の例では、macaddr8データ型を使用して、MACアドレスを格納するテーブルを作成し、データ操作を行っています。

-- macaddr8型の列を持つテーブルを作成
CREATE TABLE network_devices (
  mac_address macaddr8 NOT NULL UNIQUE
);

-- MACアドレスを挿入
INSERT INTO network_devices (mac_address) VALUES ('00:11:22:33:44:55');

-- macaddr8_in関数を使用して、テキスト形式のMACアドレスをmacaddr8型に変換
SELECT macaddr8_in('00:66:77:88:99:AA');

-- macaddr8_out関数を使用して、macaddr8型の値をテキスト形式に変換
SELECT macaddr8_out(macaddr8 '00:11:22:33:44:55');

-- macaddr8_eq関数を使用して、2つのmacaddr8型の値が等しいかどうかを判断
SELECT macaddr8_eq(macaddr8 '00:11:22:33:44:55', macaddr8 '00:11:22:33:44:55');

補足

  • macaddr8データ型は、PostgreSQL 9.5以降で使用できます。

この情報がお役に立てば幸いです。他にご不明な点がございましたら、お気軽にお尋ねください。



PostgreSQL のサンプルコード集

データベースの作成と接続

-- データベースを作成
CREATE DATABASE my_database;

-- データベースに接続
\connect my_database;

テーブルの作成

-- テーブルを作成
CREATE TABLE users (
  id serial PRIMARY KEY,
  name varchar(50) NOT NULL,
  email varchar(100) UNIQUE,
  created_at timestamp NOT NULL DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP
);

データの挿入

-- データを挿入
INSERT INTO users (name, email) VALUES ('John Doe', '[email protected]');
INSERT INTO users (name, email) VALUES ('Jane Doe', '[email protected]');

データの検索

-- 全てのデータを取得
SELECT * FROM users;

-- 特定の条件でデータを取得
SELECT * FROM users WHERE name = 'John Doe';

データの更新

-- データを更新
UPDATE users SET email = '[email protected]' WHERE id = 1;

データの削除

-- データを削除
DELETE FROM users WHERE id = 1;

JOIN 操作

-- テーブル同士を結合してデータを取得
SELECT u.name, o.order_id, o.product_name
FROM users u
JOIN orders o ON u.id = o.user_id;

サブクエリ

-- サブクエリを使用してデータを取得
SELECT * FROM users
WHERE id IN (
  SELECT user_id FROM orders
  WHERE product_name = 'Laptop'
);

集計関数

-- 集計関数を使用してデータを集計
SELECT COUNT(*) FROM users;
SELECT AVG(created_at) FROM orders;

ビューの作成

-- ビューを作成
CREATE VIEW active_users AS
SELECT * FROM users
WHERE created_at > CURRENT_DATE - INTERVAL '30 days';

関数

-- 関数を作成
CREATE FUNCTION greet(name varchar(50))
RETURNS text AS $$
BEGIN
  RETURN 'Hello, ' || name || '!';
END; $$ LANGUAGE plpgsql;

-- 関数を実行
SELECT greet('John Doe');

トリガー

-- トリガーを作成
CREATE TRIGGER update_user_last_login
BEFORE UPDATE ON users
FOR EACH ROW
BEGIN
  UPDATE users
  SET last_login = CURRENT_TIMESTAMP
  WHERE id = NEW.id;
END;

ストアドプロシージャ

-- ストアドプロシージャを作成
CREATE PROCEDURE create_user(name varchar(50), email varchar(100))
AS $$
BEGIN
  INSERT INTO users (name, email) VALUES (name, email);
END; $$ LANGUAGE plpgsql;

-- ストアドプロシージャを実行
CALL create_user('Jane Doe', '[email protected]');

インデックスの作成

-- インデックスを作成
CREATE INDEX idx_users_name ON users (name);

パーティショニング

-- パーティショニングされたテーブルを作成
CREATE TABLE partitioned_orders (
  order_id serial PRIMARY KEY,
  product_name varchar(50) NOT NULL,
  order_date date NOT NULL,
  created_at timestamp NOT NULL DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP
) PARTITION BY RANGE (order_date)
  TABLESPACE partitioned_orders;

継承

-- 継承されたテーブルを作成
CREATE TABLE customers (
  customer_id serial PRIMARY KEY,
  name varchar(50) NOT NULL,
  email varchar(100) UNIQUE
) INHERITS (users);

ビューの更新

-- ビューを更新
ALTER VIEW active_users
AS
SELECT * FROM users
WHERE created_at > CURRENT_DATE - INTERVAL '60 days';

関数の変更

-- 関数を変更
ALTER FUNCTION greet(name varchar(50))
RETURNS text AS $$
BEGIN
  RETURN 'Welcome, ' || name || '!';
END; $$ LANGUAGE pl


関数を使用する

PostgreSQLは、macaddr8データ型を操作するためのいくつかの組み込み関数を提供しています。

これらの関数は、macaddr8型の値を比較したり、他のデータ型に変換したりする際に役立ちます。

例:

-- macaddr8_in関数を使用して、テキスト形式のMACアドレスをmacaddr8型に変換
SELECT macaddr8_in('00:11:22:33:44:55');

-- macaddr8_out関数を使用して、macaddr8型の値をテキスト形式に変換
SELECT macaddr8_out(macaddr8 '00:11:22:33:44:55');

-- macaddr8_eq関数を使用して、2つのmacaddr8型の値が等しいかどうかを判断
SELECT macaddr8_eq(macaddr8 '00:11:22:33:44:55', macaddr8 '00:11:22:33:44:55');

演算子を使用する

PostgreSQLは、macaddr8データ型に対するいくつかの演算子を提供しています。

  • =: 2つのmacaddr8型の値が等しいかどうかを判断します。
  • <: 1つのmacaddr8型の値がもう1つの値よりも小さいかどうかを判断します。

これらの演算子は、macaddr8型の値を比較する式で使用できます。

例:

-- macaddr8型の値を比較する式
SELECT * FROM network_devices WHERE mac_address = macaddr8 '00:11:22:33:44:55';

-- macaddr8型の値を比較する式 (不等号を使用)
SELECT * FROM network_devices WHERE mac_address <> macaddr8 '00:11:22:33:44:55';

キャストを使用する

macaddr8データ型は、他のデータ型に変換することができます。

-- macaddr8型の値をテキスト形式に変換
SELECT mac_address::text FROM network_devices;

-- テキスト形式の値をmacaddr8型に変換
SELECT macaddr8 '00:11:22:33:44:55'::macaddr8;

文字列リテラルを使用する

macaddr8型の値は、文字列リテラルとして直接指定することができます。

-- macaddr8型の値を文字列リテラルとして指定
INSERT INTO network_devices (mac_address) VALUES ('00:11:22:3



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