PyTorch Tensor の torch.Tensor.log10_ メソッド:10を底とする対数を計算

2024-04-02

PyTorch Tensor の torch.Tensor.log10_ メソッド解説

メソッドの概要

  • メソッド名: torch.Tensor.log10_
  • 引数: なし
  • 戻り値: 入力 Tensor と同じ形状の新しい Tensor。各要素は元の要素の 10 を底とする対数に変換されます。
  • 型: inplace 操作

使用例

import torch

# テンソルを作成
x = torch.tensor([1, 10, 100, 1000])

# 10 を底とする対数を計算
y = x.log10_()

# 結果を確認
print(y)

出力:

tensor([0., 1., 2., 3.])

メソッドの詳細

  • log10_ メソッドは、入力 Tensor の各要素に対して math.log10() 関数を適用します。
  • 出力 Tensor は入力 Tensor と同じ形状になります。
  • inplace 操作のため、元の Tensor は変更されます。

関連メソッド

  • torch.log1p: 1 より大きい数の自然対数
  • torch.log2: 2 を底とする対数
  • torch.exp: 自然対数の指数関数

補足

  • 10 を底とする対数は、dB (デシベル) などの単位でよく用いられます。
  • log10_ メソッドは、PyTorch 1.7.0 以降で利用可能です。


PyTorch Tensor の torch.Tensor.log10_ メソッドのサンプルコード

テンソルの各要素の 10 を底とする対数を計算

import torch

# テンソルを作成
x = torch.tensor([1, 10, 100, 1000])

# 10 を底とする対数を計算
y = x.log10_()

# 結果を確認
print(y)
tensor([0., 1., 2., 3.])

テンソルの各要素の 10 を底とする対数と自然対数を比較

import torch

# テンソルを作成
x = torch.tensor([1, 10, 100, 1000])

# 10 を底とする対数を計算
y_log10 = x.log10_()

# 自然対数を計算
y_log = torch.log(x)

# 結果を確認
print(y_log10)
print(y_log)

出力:

tensor([0., 1., 2., 3.])
tensor([0., 2.3025851, 4.6051702, 6.9077553])

テンソルの各要素の 10 を底とする対数を使用して dB 値を計算

import torch

# テンソルを作成
x = torch.tensor([1, 10, 100, 1000])

# 10 を底とする対数を計算
y_log10 = x.log10_()

# dB 値を計算
db = 10 * y_log10

# 結果を確認
print(db)

出力:

tensor([0., 10., 20., 30.])

条件付きで 10 を底とする対数を計算

import torch

# テンソルを作成
x = torch.tensor([1, 10, 100, 1000])

# 条件付きで 10 を底とする対数を計算
y = torch.where(x > 1, x.log10_(), torch.zeros_like(x))

# 結果を確認
print(y)

出力:

tensor([0., 1., 2., 3.])

NumPy 配列を使用して 10 を底とする対数を計算

import torch
import numpy as np

# NumPy 配列を作成
x = np.array([1, 10, 100, 1000])

# テンソルに変換
x_tensor = torch.from_numpy(x)

# 10 を底とする対数を計算
y = x_tensor.log10_()

# 結果を確認
print(y)

出力:

tensor([0., 1., 2., 3.])

GPU で 10 を底とする対数を計算

import torch

# テンソルを GPU に転送
x = x.cuda()

# 10 を底とする対数を計算
y = x.log10_()

# 結果を確認
print(y)

torch.Tensor.log10_ メソッドは、PyTorch Tensor の各要素の 10 を底とする対数を計算する便利な



PyTorch Tensor の各要素の 10 を底とする対数を計算する他の方法

torch.log メソッドと torch.div メソッド

import torch

# テンソルを作成
x = torch.tensor([1, 10, 100, 1000])

# 10 を底とする対数を計算
y = torch.div(torch.log(x), torch.log(torch.tensor(10.)))

# 結果を確認
print(y)

出力:

tensor([0., 1., 2., 3.])

NumPy を使用

import torch
import numpy as np

# テンソルを作成
x = torch.tensor([1, 10, 100, 1000])

# NumPy 配列に変換
x_numpy = x.cpu().numpy()

# 10 を底とする対数を計算
y = np.log10(x_numpy)

# テンソルに変換
y_tensor = torch.from_numpy(y)

# 結果を確認
print(y_tensor)

出力:

tensor([0., 1., 2., 3.])

自作関数

import torch

def log10(x):
  """
  10 を底とする対数を計算する関数
  """
  return torch.log(x) / torch.log(torch.tensor(10.))

# テンソルを作成
x = torch.tensor([1, 10, 100, 1000])

# 10 を底とする対数を計算
y = log10(x)

# 結果を確認
print(y)

出力:

tensor([0., 1., 2., 3.])
  • 速度と簡潔さを求める場合は、torch.Tensor.log10_ メソッドを使用するのがベストです。
  • より多くの制御が必要な場合は、torch.log メソッドと torch.div メソッドを使用することができます。
  • NumPy をすでに使用している場合は、NumPy を使用して 10 を底とする対数を計算することができます。
  • 自作関数は、特殊な要件がある場合にのみ使用

PyTorch Tensor の各要素の 10 を底とする対数を計算するには、いくつかの方法があります。 状況に応じて最適な方法を選択してください。




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