QDialog::open()を使いこなしてダイアログボックスをマスターしよう

Qt WidgetsにおけるQDialog::open()の詳細解説

QDialog::open()は、モーダルまたはモデルスダイアログボックスを表示するための関数です。モーダルダイアログボックスは、ユーザーが他のウィジェットと操作するまで、ユーザー入力を待機します。一方、モデルスダイアログボックスは、ユーザーが他のウィジェットと操作しながら操作できます。

QDialog::open()は以下の機能を提供します。

• モーダル/モデルスダイアログボックスの表示: 引数によって、モーダルまたはモデルスダイアログボックスを表示できます。
• 結果の取得: exec()関数を使用して、ユーザーがダイアログボックスをどのように閉じたかを判断できます。
• オプション設定: ウィジェットの表示位置やサイズ、アニメーション効果などを設定できます。

QDialog::open()を使用するには、以下の手順が必要です。

1. QDialogオブジェクトを作成: ダイアログボックスの内容を定義するQDialogオブジェクトを作成します。
2. ダイアログボックスを初期化する: ウィジェットを追加したり、レイアウトを設定したりします。
3. QDialog::open()を呼び出す: exec()関数を使用して、ダイアログボックスを表示します。

コード例

以下のコード例は、QDialog::open()を使用して、シンプルなメッセージダイアログボックスを表示する方法を示しています。

#include <QtWidgets>

int main(int argc, char *argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  // QDialogオブジェクトを作成
  QDialog dialog;

  // ダイアログボックスにラベルを追加
  QLabel label("これはメッセージダイアログボックスです。");
  dialog.layout()->addWidget(&label);

  // QDialog::open()を呼び出す
  int result = dialog.exec();

  // 結果を処理
  if (result == QDialog::Accepted) {
    // ユーザーがOKボタンをクリック
  } else {
    // ユーザーがキャンセルボタンをクリック
  }

  return 0;
}

QDialog::open()は、Qt Widgetsにおけるダイアログボックス表示のための重要な関数です。本記事で説明した内容を参考に、Qtアプリケーションにダイアログボックスを組み込みましょう。

QDialog::open()のサンプルコード

モーダルダイアログボックス

#include <QtWidgets>

int main(int argc, char *argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  // QDialogオブジェクトを作成
  QDialog dialog;

  // ダイアログボックスにラベルを追加
  QLabel label("これはモーダルダイアログボックスです。");
  dialog.layout()->addWidget(&label);

  // モーダルダイアログボックスとして表示
  dialog.exec();

  return 0;
}

モデルスダイアログボックス

#include <QtWidgets>

int main(int argc, char *argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  // QDialogオブジェクトを作成
  QDialog dialog;

  // ダイアログボックスにラベルを追加
  QLabel label("これはモデルスダイアログボックスです。");
  dialog.layout()->addWidget(&label);

  // モデルスダイアログボックスとして表示
  dialog.show();

  // 他の処理を行う

  // ダイアログボックスを閉じる
  dialog.close();

  return 0;
}

オプション設定

#include <QtWidgets>

int main(int argc, char *argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  // QDialogオブジェクトを作成
  QDialog dialog;

  // ダイアログボックスにラベルを追加
  QLabel label("これはオプション設定されたダイアログボックスです。");
  dialog.layout()->addWidget(&label);

  // ウィジェットの表示位置を設定
  dialog.move(100, 100);

  // ウィジェットのサイズを設定
  dialog.resize(300, 200);

  // アニメーション効果を設定
  dialog.setWindowFlags(Qt::WindowTitleHint | Qt::WindowCloseButtonHint | Qt::WindowStaysOnTopHint);

  // モーダルダイアログボックスとして表示
  dialog.exec();

  return 0;
}

• QDialog::open()は、様々なオプション引数を受け取ります。詳細はQtドキュメントを参照してください。
• QDialog::open()以外にも、ダイアログボックスを表示する方法はいくつかあります。詳細はQtドキュメントを参照してください。

QDialog::open() 以外のダイアログボックス表示方法

QDialog::show() は、ダイアログボックスをモデルスダイアログボックスとして表示します。ユーザーは他のウィジェットと操作しながらダイアログボックスを操作できます。

#include <QtWidgets>

int main(int argc, char *argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  // QDialogオブジェクトを作成
  QDialog dialog;

  // ダイアログボックスにラベルを追加
  QLabel label("これはモデルスダイアログボックスです。");
  dialog.layout()->addWidget(&label);

  // モデルスダイアログボックスとして表示
  dialog.show();

  // 他の処理を行う

  // ダイアログボックスを閉じる
  dialog.close();

  return 0;
}

QMessageBox::information() は、情報メッセージを表示するダイアログボックスを表示します。

#include <QtWidgets>

int main(int argc, char *argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  // 情報メッセージを表示
  QMessageBox::information(nullptr, "タイトル", "これは情報メッセージです。");

  return 0;
}

QMessageBox::warning() は、警告メッセージを表示するダイアログボックスを表示します。

#include <QtWidgets>

int main(int argc, char *argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  // 警告メッセージを表示
  QMessageBox::warning(nullptr, "タイトル", "これは警告メッセージです。");

  return 0;
}

QMessageBox::critical() は、エラーメッセージを表示するダイアログボックスを表示します。

#include <QtWidgets>

int main(int argc, char *argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  // エラーメッセージを表示
  QMessageBox::critical(nullptr, "タイトル", "これはエラーメッセージです。");

  return 0;
}

• QDialog::exec() は、モーダルダイアログボックスを表示します。ユーザーはダイアログボックスを閉じるまで他のウィジェットを操作できません。
• QDialog::reject() は、ダイアログボックスをキャンセルして閉じます。
• QDialog::accept() は、ダイアログボックスを OK ボタンで閉じて、結果を返します。