QNativeGestureEvent::delta() 関数の使い方
Qt GUI の QNativeGestureEvent::delta() 関数について
QNativeGestureEvent::delta() 関数の使い方
QPointF delta = event->delta();
// delta.x() でジェスチャーの水平方向の移動量を取得
// delta.y() でジェスチャーの垂直方向の移動量を取得
QNativeGestureEvent::delta() 関数の詳細
- 引数: なし
- 戻り値: ジェスチャーイベントの移動量を表す QPointF 型の値
QNativeGestureEvent::delta() 関数の例
void MyWidget::mouseMoveEvent(QMouseEvent *event) {
if (event->button() == Qt::LeftButton) {
QPointF delta = event->pos() - m_lastPos;
m_widget->move(m_widget->pos() + delta);
}
m_lastPos = event->pos();
}
上記の例では、マウスの左ボタンが押されている間、マウスカーソルが移動した距離だけウィジェットを移動しています。
QNativeGestureEvent::delta() 関数の注意点
- ジェスチャーイベントの種類によっては、delta() 関数は有効でない場合があります。
- delta() 関数は、ジェスチャーイベントが発生した座標系に基づいて移動量を返します。
その他の質問
- より詳細な情報が必要な場合は、Qt ドキュメントを参照してください。
- この回答は情報提供のみを目的としており、専門的なアドバイスとして解釈されるべきではありません。
- この回答の内容は予告なく変更される場合があります。
改善点
- 冒頭に簡単な説明を追加しました。
- 関数の使い方の例を追加しました。
- 関数の注意点を追加しました。
- 参考資料を追加しました。
- 免責事項を追加しました。
- 何か他に改善点があれば、ご指摘ください。
Qt GUI の QNativeGestureEvent::delta() 関数を使用したサンプルコード
例 1: マウス移動によるウィジェットの移動
#include <QtWidgets>
class MyWidget : public QWidget {
Q_OBJECT
public:
MyWidget() {
m_lastPos = QPoint();
}
protected:
void mouseMoveEvent(QMouseEvent *event) {
if (event->button() == Qt::LeftButton) {
QPointF delta = event->pos() - m_lastPos;
move(pos() + delta);
}
m_lastPos = event->pos();
}
private:
QPoint m_lastPos;
};
int main(int argc, char *argv[]) {
QApplication app(argc, argv);
MyWidget widget;
widget.show();
return app.exec();
}
このコードでは、マウスの左ボタンが押されている間、マウスカーソルが移動した距離だけウィジェットを移動しています。
例 2: タッチジェスチャーによるスクロール
#include <QtWidgets>
#include <QtGesture>
class MyWidget : public QWidget {
Q_OBJECT
public:
MyWidget() {
m_gestureRecognizer = new QGestureRecognizer(this);
m_gestureRecognizer->setGestureType(Qt::PinchGesture);
}
protected:
void gestureEvent(QGestureEvent *event) {
if (QGestureRecognizer::PinchGesture == event->gestureType()) {
QPinchGesture *pinchGesture = static_cast<QPinchGesture *>(event);
QPointF delta = pinchGesture->delta();
// スクロール処理を実装
}
}
private:
QGestureRecognizer *m_gestureRecognizer;
};
int main(int argc, char *argv[]) {
QApplication app(argc, argv);
MyWidget widget;
widget.show();
return app.exec();
}
このコードでは、ピンチジェスチャーによってウィジェットをスクロールしています。
その他のサンプルコード
- QNativeGestureEvent::delta() 関数は、さまざまなジェスチャーイベントで使用できます。
- Qt ドキュメントには、さまざまなジェスチャーイベントのサンプルコードが掲載されています。
改善点
- 複数のサンプルコードを追加しました。
- 各サンプルコードの説明を追加しました。
Qt GUI でジェスチャーイベントの移動量を取得する他の方法
方法 1: QGestureEvent::startPos() と QGestureEvent::pos() 関数を使用する
QPointF delta = event->pos() - event->startPos();
この方法は、ジェスチャーイベントの開始位置と現在の位置の差を計算することで移動量を取得します。
方法 2: QGestureEvent::deltaX() と QGestureEvent::deltaY() 関数を使用する
float deltaX = event->deltaX();
float deltaY = event->deltaY();
この方法は、ジェスチャーイベントの水平方向と垂直方向の移動量を個別に取得します。
方法 3: QGestureEvent::totalDelta() 関数を使用する
QPointF delta = event->totalDelta();
この方法は、ジェスチャーイベントの開始位置から現在の位置までの累積的な移動量を取得します。
- 移動量のみを取得したい場合は、QNativeGestureEvent::delta() 関数が最も簡単です。
- ジェスチャーイベントの開始位置も必要の場合は、QGestureEvent::startPos() と QGestureEvent::pos() 関数を使用する必要があります。
- 水平方向と垂直方向の移動量を個別に取得したい場合は、QGestureEvent::deltaX() と QGestureEvent::deltaY() 関数を使用します。
- 累積的な移動量を取得したい場合は、QGestureEvent::totalDelta() 関数を使用します。
改善点
- 他の方法をいくつか追加しました。
- 各方法の説明を追加しました。
- どの方法を使用するべきかについて説明を追加しました。
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