QStyleOptionProgressBar::textVisible プロパティ詳解

Qt WidgetsにおけるQStyleOptionProgressBar::textVisible

QStyleOptionProgressBar::textVisible は、Qt Widgets ライブラリにおける QProgressBar ウィジェットのプログラミングに関わる重要なプロパティです。このプロパティは、プログレスバーのテキスト表示を制御するために使用されます。

機能

QStyleOptionProgressBar::textVisible は、bool 型の値を持ち、以下の2つの状態を設定できます。

• true: プログレスバーのテキストを表示します。
• false: プログレスバーのテキストを非表示にします。

デフォルトでは、QStyleOptionProgressBar::textVisible は true に設定されています。つまり、プログレスバーのテキストはデフォルトで表示されます。

コード例

以下のコード例は、QStyleOptionProgressBar::textVisible プロパティを使用してプログレスバーのテキスト表示を制御する方法を示しています。

#include <QtWidgets>

int main(int argc, char *argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  // プログレスバーを作成
  QProgressBar progressBar;

  // プログレスバーのテキストを非表示にする
  progressBar.setStyleOption("textVisible", false);

  // プログレスバーを表示
  progressBar.show();

  return app.exec();
}

このコードを実行すると、テキストが表示されないプログレスバーが表示されます。

補足

• QStyleOptionProgressBar::textVisible プロパティは、QProgressBar ウィジェットのスタイルオプションの一部です。スタイルオプションは、ウィジェットの外観をカスタマイズするために使用されます。
• QStyleOptionProgressBar クラスには、text プロパティなど、プログレスバーのテキストに関するその他のプロパティも用意されています。

Qt WidgetsにおけるQStyleOptionProgressBar::textVisibleのサンプルコード

プログレスバーのテキスト表示を非表示にする

#include <QtWidgets>

int main(int argc, char *argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  // プログレスバーを作成
  QProgressBar progressBar;

  // プログレスバーのテキストを非表示にする
  progressBar.setStyleOption("textVisible", false);

  // プログレスバーを表示
  progressBar.show();

  return app.exec();
}

プログレスバーのテキスト表示を条件によって切り替える

#include <QtWidgets>

int main(int argc, char *argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  // プログレスバーを作成
  QProgressBar progressBar;

  // プログレスバーの値が50%を超えたらテキストを表示する
  if (progressBar.value() > 50) {
    progressBar.setStyleOption("textVisible", true);
  } else {
    progressBar.setStyleOption("textVisible", false);
  }

  // プログレスバーを表示
  progressBar.show();

  return app.exec();
}

プログレスバーのテキストの色を変更する

#include <QtWidgets>

int main(int argc, char *argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  // プログレスバーを作成
  QProgressBar progressBar;

  // プログレスバーのテキストの色を変更する
  QPalette palette;
  palette.setColor(QPalette::Text, Qt::red);
  progressBar.setPalette(palette);

  // プログレスバーを表示
  progressBar.show();

  return app.exec();
}

プログレスバーのテキストフォントを変更する

#include <QtWidgets>

int main(int argc, char *argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  // プログレスバーを作成
  QProgressBar progressBar;

  // プログレスバーのテキストフォントを変更する
  QFont font;
  font.setPointSize(12);
  progressBar.setFont(font);

  // プログレスバーを表示
  progressBar.show();

  return app.exec();
}

Qt WidgetsにおけるQStyleOptionProgressBar::textVisible以外の方法

QProgressBar クラスには、setTextVisible() メソッドが用意されています。このメソッドを使用して、プログレスバーのテキスト表示をオン/オフできます。

#include <QtWidgets>

int main(int argc, char *argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  // プログレスバーを作成
  QProgressBar progressBar;

  // プログレスバーのテキストを非表示にする
  progressBar.setTextVisible(false);

  // プログレスバーを表示
  progressBar.show();

  return app.exec();
}

QProgressBar::setStyleSheet() メソッドを使用する

QProgressBar クラスには、setStyleSheet() メソッドが用意されています。このメソッドを使用して、プログレスバーのスタイルシートを設定できます。スタイルシートを使用して、プログレスバーのテキスト表示を制御できます。

#include <QtWidgets>

int main(int argc, char *argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  // プログレスバーを作成
  QProgressBar progressBar;

  // プログレスバーのスタイルシートを設定
  progressBar.setStyleSheet("QProgressBar::text { font-size: 12pt; color: red; }");

  // プログレスバーを表示
  progressBar.show();

  return app.exec();
}

カスタムウィジェットを作成する

上記の方法で希望の表示が実現できない場合は、カスタムウィジェットを作成する方法もあります。カスタムウィジェットを作成することで、プログレスバーのテキスト表示を自由に制御できます。