@media.any-pointer 完全ガイド: タッチスクリーンデバイスとペン入力デバイス向けスタイルシート
CSS メディアクエリ @media.any-pointer とは?
@media.any-pointer
は、ユーザーが タッチスクリーン や ペン などのポインティングデバイスを使用しているかどうかを検知する CSS メディアクエリです。デバイスの種類に関わらず、これらのデバイスで操作しやすいようにスタイルを調整できます。
主な用途
- タッチスクリーンデバイスでは、ボタンやリンクを大きくする
- ペン入力デバイスでは、テキスト入力エリアを広げる
- スクロールバーの幅を調整する
- ホバー時のスタイルを変更する
@media (any-pointer: coarse) {
/* タッチスクリーンデバイス向けスタイル */
button {
font-size: 16px;
padding: 10px;
}
}
@media (any-pointer: fine) {
/* ペン入力デバイス向けスタイル */
textarea {
width: 50%;
}
}
補足
any-pointer
は、pointer
メディアクエリの代替として使用できます。pointer
は、より高精度なポインティングデバイス (マウスなど) を検知します。coarse
とfine
は、ポインティングデバイスの精度を表すキーワードです。coarse
は低精度、fine
は高精度です。- 複数のメディアクエリを組み合わせて使用することで、より複雑な条件を設定できます。
補足情報
- 2024年3月15日現在、
@media.any-pointer
はすべての主要なブラウザでサポートされています。 @media.any-pointer
を使用すると、ユーザーインターフェースをより直感的で使いやすいものにすることができます。@media.any-pointer
は、まだ比較的新しいメディアクエリなので、すべてのブラウザで同じように動作するとは限りません。
CSS メディアクエリ @media.any-pointer サンプルコード集
- ボタンのサイズ変更
- リンクの太字化
- スクロールバーの幅調整
- ホバー時のスタイル変更
- 画像の切り替え
- 入力エリアの拡大
- レスポンシブメニュー
- タブレット向けレイアウト
- スマートフォン向けレイアウト
ボタンのサイズ変更
@media (any-pointer: coarse) {
button {
font-size: 16px;
padding: 10px;
}
}
リンクの太字化
@media (any-pointer: fine) {
a:hover {
font-weight: bold;
}
}
スクロールバーの幅調整
@media (any-pointer: coarse) {
::-webkit-scrollbar {
width: 10px;
}
}
ホバー時のスタイル変更
@media (any-pointer: fine) {
.card:hover {
box-shadow: 0 0 10px rgba(0, 0, 0, 0.2);
}
}
画像の切り替え
@media (any-pointer: coarse) {
img {
src: "image-large.jpg";
}
}
@media (any-pointer: fine) {
img {
src: "image-small.jpg";
}
}
入力エリアの拡大
@media (any-pointer: coarse) {
input, textarea {
font-size: 18px;
padding: 10px;
}
}
レスポンシブメニュー
@media (any-pointer: coarse) {
.menu {
display: none;
}
.menu-button {
display: block;
}
}
@media (any-pointer: fine) {
.menu {
display: block;
}
.menu-button {
display: none;
}
}
タブレット向けレイアウト
@media (min-width: 768px) and (max-width: 1024px) {
/* タブレット向けレイアウト */
}
スマートフォン向けレイアウト
@media (max-width: 767px) {
/* スマートフォン向けレイアウト */
}
CSS メディアクエリ @media.any-pointer の代替方法
代替方法
-
pointer メディアクエリ:
@media.pointer
は、@media.any-pointer
よりも高精度なポインティングデバイス (マウスなど) を検知します。
@media (pointer: fine) {
/* 高精度ポインティングデバイス向けスタイル */
}
-
JavaScript を使用して、ユーザーエージェントやデバイスの機能を検知し、スタイルを切り替えることができます。
const isTouchDevice = () => {
return (
'ontouchstart' in window ||
navigator.maxTouchPoints > 0 ||
navigator.msMaxTouchPoints > 0
);
};
if (isTouchDevice()) {
// タッチデバイス向けスタイル
} else {
// 非タッチデバイス向けスタイル
}
-
ライブラリ:
Modernizr
などのライブラリを使用して、デバイスの機能を検知し、スタイルを切り替えることができます。
<script src="modernizr.js"></script>
<script>
if (Modernizr.touch) {
// タッチデバイス向けスタイル
} else {
// 非タッチデバイス向けスタイル
}
</script>
注意点
@media.pointer
は、@media.any-pointer
よりもブラウザのサポート率が低いです。- JavaScript やライブラリを使用する方法は、複雑になる可能性があります。
- どの方法を使用するかは、プロジェクトの要件やブラウザのサポート状況などを考慮する必要があります。
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