CSS Selectors の :valid 疑似クラス:フォーム入力欄の検証を簡単に行う
CSSセレクターの:valid疑似クラス
主な用途:
- 入力値が正しくフォーマットされているかどうかを確認する
- 必須項目に入力がないかどうかをチェックする
- 入力値に基づいて、エラーメッセージやヒントを表示する
使い方:
:valid
疑似クラスは、フォーム要素のセレクターと組み合わせて使用します。例えば、以下のように記述します。
input:valid {
/* 有効な場合のスタイル */
background-color: #ffffff;
border-color: #000000;
}
input:invalid {
/* 無効な場合のスタイル */
background-color: #ff0000;
border-color: #ff0000;
}
上記の例では、input
要素が有効な場合、背景色は白色、ボーダー色は黒色になります。無効な場合は、背景色は赤色、ボーダー色は赤色になります。
注意点:
:valid
疑似クラスは、HTML5のフォーム要素でのみ使用できます。:valid
疑似クラスは、ブラウザによって異なる動作をする場合があります。
:valid
疑似クラスと組み合わせて、JavaScriptを使用してより複雑な検証を行うこともできます。:valid
疑似クラスは、ユーザー補助技術にも役立ちます。
関連用語:
:invalid
疑似クラス- フォーム検証
- ユーザー補助技術
例:
- テキスト入力欄に入力されたメールアドレスが有効な形式かどうかをチェック
- パスワード入力欄に入力されたパスワードが強度要件を満たしているかどうかを確認
- 必須項目に入力がない場合、エラーメッセージを表示
様々な :valid 疑似クラスのサンプルコード
<input type="email" name="email" id="email">
#email:valid {
background-color: #ffffff;
border-color: #000000;
}
#email:invalid {
background-color: #ff0000;
border-color: #ff0000;
}
パスワード入力欄の強度チェック
<input type="password" name="password" id="password">
#password:valid {
background-color: #ffffff;
border-color: #000000;
}
#password:invalid {
background-color: #ff0000;
border-color: #ff0000;
}
#password:valid[data-strength="weak"] {
background-color: #ffff00;
}
#password:valid[data-strength="medium"] {
background-color: #ff00ff;
}
#password:valid[data-strength="strong"] {
background-color: #00ff00;
}
必須項目のチェック
<input type="text" name="name" id="name" required>
#name:valid {
background-color: #ffffff;
border-color: #000000;
}
#name:invalid {
background-color: #ff0000;
border-color: #ff0000;
}
エラーメッセージの表示
<input type="text" name="name" id="name" required>
<p id="error-message"></p>
#name:valid {
display: none;
}
#name:invalid {
display: block;
}
#error-message {
color: red;
}
ユーザー補助技術への対応
<input type="text" name="name" id="name" aria-describedby="error-message">
#name:valid {
background-color: #ffffff;
border-color: #000000;
}
#name:invalid {
background-color: #ff0000;
border-color: #ff0000;
}
#error-message {
color: red;
display: none;
}
#name:invalid + #error-message {
display: block;
}
:valid 疑似クラスの代替方法
JavaScriptによる検証
JavaScriptを使用して、入力値を直接検証することができます。これは、より複雑な検証ロジックを実装する場合に有効です。
<input type="text" name="name" id="name">
<script>
function validateName() {
const name = document.getElementById('name').value;
if (name === '') {
// エラーメッセージを表示
} else {
// 入力値が有効
}
}
document.getElementById('name').addEventListener('input', validateName);
</script>
HTML5の属性
HTML5には、required
属性や pattern
属性など、入力欄の検証に役立つ属性がいくつか用意されています。
<input type="text" name="name" id="name" required>
<input type="email" name="email" id="email" pattern="[a-z0-9._%+-]+@[a-z0-9.-]+\.[a-z]{2,}$">
ライブラリの利用
jQueryなどのライブラリには、フォーム検証機能が備わっている場合があります。
<script src="https://code.jquery.com/jquery-3.6.0.min.js"></script>
<script>
$(document).ready(function() {
$('#name').validate({
required: true
});
$('#email').validate({
required: true,
email: true
});
});
</script>
どの方法を選択するかは、状況によって異なります。 以下のような点を考慮する必要があります。
- 検証ロジックの複雑性
- 開発者のスキルレベル
- ブラウザのサポート状況
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