再生中の動画に赤い枠線? 一時停止中はボタンを表示? :playing セレクターで実現できる驚きの演出
CSSセレクター ":playing" の解説
主な用途
- 再生中のメディア要素にスタイルを適用
- 再生中の要素を強調
- 再生状態に基づいてコンテンツを変化
詳細説明
:playing
は、以下の条件を満たす要素を選択します。
<audio>
または<video>
要素であるautoplay
属性が設定されている- ユーザー操作によって再生が開始されている
使用例
/* 再生中の動画に赤い枠線を表示 */
video:playing {
border: 2px solid red;
}
/* 再生中の音声のボリュームを上げる */
audio:playing {
volume: 2;
}
注意点
<audio>
や<video>
要素がブラウザでサポートされていない場合、:playing
は機能しません。- ユーザーが一時停止した場合、
:playing
は適用されなくなります。
その他の擬似クラス
:playing
と同様に、メディア要素の状態を表す擬似クラスがいくつか存在します。
:paused
: 一時停止中のメディア要素:ended
: 再生が終了したメディア要素:waiting
: メディアの読み込みが待機中の要素
これらの擬似クラスを組み合わせて、より複雑なスタイルを適用することも可能です。
:playing セレクターを使ったサンプルコード
<video controls width="400">
<source src="sample.mp4" type="video/mp4">
</video>
video:playing {
border: 2px solid red;
}
再生中の音声のボリュームを上げる
<audio controls>
<source src="sample.mp3" type="audio/mpeg">
</audio>
audio:playing {
volume: 2;
}
再生中の動画の上に再生ボタンを表示
<video controls width="400">
<source src="sample.mp4" type="video/mp4">
<div class="play-button">再生</div>
</video>
video:playing .play-button {
display: none;
}
一時停止中の動画の上に一時停止ボタンを表示
<video controls width="400">
<source src="sample.mp4" type="video/mp4">
<div class="pause-button">一時停止</div>
</video>
video:paused .pause-button {
display: none;
}
再生が終了した動画の上に終了ボタンを表示
<video controls width="400">
<source src="sample.mp4" type="video/mp4">
<div class="end-button">終了</div>
</video>
video:ended .end-button {
display: block;
}
再生中の動画の速度を上げる
<video controls width="400">
<source src="sample.mp4" type="video/mp4">
</video>
video:playing {
playback-rate: 1.5;
}
再生中の動画のサイズを拡大する
<video controls width="400">
<source src="sample.mp4" type="video/mp4">
</video>
video:playing {
width: 600px;
height: 400px;
}
音声の再生中に背景色を変える
<audio controls>
<source src="sample.mp3" type="audio/mpeg">
</audio>
body: {
background-color: #fff;
}
audio:playing {
background-color: #f00;
}
動画の再生中に画面にテキストを表示
<video controls width="400">
<source src="sample.mp4" type="video/mp4">
<div class="text">再生中</div>
</video>
video:playing .text {
display: block;
}
動画の再生中に別の要素を非表示にする
<video controls width="400">
<source src="sample.mp4" type="video/mp4">
<div class="other-element">他の要素</div>
</video>
video:playing .other-element {
display: none;
}
:playing
セレクターは、様々な方法でメディア要素を操作するために使用できます。これらのサンプルコードを参考に、創造的な表現やインタラクティブなコンテンツ制作に役立ててください。
:playing セレクター以外の方法
JavaScript を使用して、メディア要素の状態を取得・操作できます。
const video = document.querySelector("video");
// 再生状態を取得
const isPlaying = video.paused;
// 再生を開始
video.play();
// 一時停止
video.pause();
// 音量を変更
video.volume = 0.5;
// 再生速度を変更
video.playbackRate = 1.5;
// 再生終了時のイベント処理
video.addEventListener("ended", () => {
// ここに処理を記述
});
HTML5 メディア属性
HTML5 の <audio>
や <video>
要素には、メディアの状態を制御するための属性がいくつかあります。
autoplay
: ページ読み込み時に自動的に再生を開始controls
: 再生コントロールを表示loop
: 再生が終了したら最初からループ再生muted
: 音声をミュート
CSS アニメーションを使用して、再生中のメディア要素にアニメーションを適用できます。
@keyframes playing {
from {
opacity: 0;
}
to {
opacity: 1;
}
}
video:playing {
animation: playing 2s infinite;
}
Media Queries を使用して、メディアの状態に応じてスタイルを切り替えることができます。
@media (playing) {
body {
background-color: #f00;
}
}
@media (not playing) {
body {
background-color: #fff;
}
}
これらの方法は、それぞれ異なる利点と欠点があります。状況に合わせて適切な方法を選択してください。
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position プロパティの代替方法
position プロパティの値static: デフォルト値。要素は通常のドキュメントフローに従って配置されます。relative: 要素は元の位置から相対的に移動されます。absolute: 要素は親要素の左上隅を基準に配置されます。fixed: 要素はブラウザウィンドウの左上隅を基準に配置されます。