まとめ:HTML要素「rp」を使いこなして、ユーザーフレンドリーなページを作ろう!

2024-04-02

HTML要素「rp」のプログラミング解説

HTML要素「rp」は、ルビに対応していないブラウザで表示される代替テキストを指定するために使用されます。ルビとは、漢字などの難読文字に読み仮名をふりがなで表示する機能です。

役割

「rp」要素は、主に以下の役割を果たします。

  • ルビに対応していないブラウザで、漢字などの読み仮名を代替テキストとして表示する
  • ルビの読み仮名を装飾する

使い方

「rp」要素は、「ruby」要素の子要素として使用します。基本的な構文は以下の通りです。

<ruby>
  <rb>漢字</rb>
  <rp></rp>
  <rt>かん</rt>
  <rp></rp>
</ruby>

上記の例では、「漢字」という文字に「かん」という読み仮名をふっています。ルビに対応していないブラウザでは、「漢字(かん)」と表示されます。

属性

「rp」要素には、以下の属性を指定できます。

  • class:スタイルシートでクラスを指定するために使用します。
  • id:要素を一意に識別するために使用します。
  • style:要素のスタイルをインラインで指定するために使用します。
  • title:ツールチップなどの補助的な情報を表示するために使用します。

注意点

  • 「rp」要素は、ルビに対応しているブラウザでは無視されます。
  • 「rp」要素は、必ず「ruby」要素の子要素として使用しなければなりません。
  • 「rp」要素内に他の要素をネストすることはできません。

「rp」要素は、ルビに対応していないブラウザでユーザーに読み仮名を伝えるために役立ちます。また、ルビの読み仮名を装飾することで、ページのデザイン性を向上させることもできます。



HTML要素「rp」のサンプルコード

<ruby>
  <rb>漢字</rb>
  <rp></rp>
  <rt>かん</rt>
  <rp></rp>
</ruby>

class属性の指定

<ruby>
  <rb class="important">漢字</rb>
  <rp></rp>
  <rt>かん</rt>
  <rp></rp>
</ruby>

id属性の指定

<ruby>
  <rb id="kanji">漢字</rb>
  <rp></rp>
  <rt>かん</rt>
  <rp></rp>
</ruby>

style属性の指定

<ruby>
  <rb style="color: red;">漢字</rb>
  <rp></rp>
  <rt>かん</rt>
  <rp></rp>
</ruby>

title属性の指定

<ruby>
  <rb title="読み仮名は「かん」です">漢字</rb>
  <rp></rp>
  <rt>かん</rt>
  <rp></rp>
</ruby>

複数の読み仮名を指定

<ruby>
  <rb>漢字</rb>
  <rp></rp>
  <rt>かん</rt>
  <rp>/</rp>
  <rt>どく</rt>
  <rp></rp>
</ruby>

ルビの読み仮名を装飾

<ruby>
  <rb>漢字</rb>
  <rp></rp>
  <rt style="font-size: smaller;">かん</rt>
  <rp></rp>
</ruby>

ルビの読み仮名を非表示

<ruby>
  <rb>漢字</rb>
  <rp style="display: none;"></rp>
  <rt>かん</rt>
  <rp></rp>
</ruby>

スクリーンリーダー向けのテキスト

<ruby>
  <rb>漢字</rb>
  <rp aria-label="読み仮名は「かん」です"></rp>
  <rt>かん</rt>
  <rp></rp>
</ruby>

複雑なルビ

<ruby>
  <rb>漢字</rb>
  <rp></rp>
  <rt>かん</rt>
  <rp></rp>
  <rt>おん</rt>
  <rp></rp>
  <rt>どく</rt>
  <rp></rp>
</ruby>


HTML要素「rp」の代替方法

<sup>要素は、文字を小さく表示するために使用されます。ルビの読み仮名を小さく表示することで、代替テキストとして機能させることができます。

漢字<sup>かん</sup>

aria-label属性は、スクリーンリーダーなどの補助技術に情報を提供するために使用されます。ルビの読み仮名をaria-label属性に設定することで、スクリーンリーダーユーザーに読み仮名を伝えることができます。

<span aria-label="漢字の読み仮名は「かん」です">漢字</span>

JavaScriptを使用して、ルビに対応していないブラウザで代替テキストを表示することができます。

const rubyElements = document.querySelectorAll('ruby');

for (const rubyElement of rubyElements) {
  const rbElement = rubyElement.querySelector('rb');
  const rtElement = rubyElement.querySelector('rt');

  if (!rubyElement.hasAttribute('data-rp')) {
    rubyElement.setAttribute('data-rp', rbElement.textContent);
  }

  if (!window.matchMedia('(ruby-position: over)').matches) {
    const rpElement = document.createElement('rp');
    rpElement.textContent = `(${rtElement.textContent})`;
    rubyElement.appendChild(rpElement);
  }
}

画像

ルビの読み仮名を画像として表示することもできます。

<img src="image/kanji_furigana.png" alt="漢字の読み仮名は「かん」です">

CSSを使用して、ルビの読み仮名を装飾することができます。

ruby {
  display: inline-block;
}

ruby rt {
  font-size: smaller;
  position: relative;
  top: -0.5em;
}

どの方法を選択するかは、状況によって異なります。 以下の点を考慮する必要があります。

  • ブラウザの互換性
  • アクセシビリティ
  • デザイン

「rp」要素は、ルビに対応していないブラウザでユーザーに読み仮名を伝えるために役立ちます。しかし、他の方法も存在するため、状況に合わせて最適な方法を選択することが重要です。




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