型ガードや型変換でエラーを防ぐ!JavaScript エラー「予期しない型」の解決方法
JavaScript エラー: 予期しない型
変数や関数の引数に、期待と異なる型の値が渡された場合
例:
function add(a, b) {
return a + b;
}
// 数値同士の加算
console.log(add(1, 2)); // 3
// 文字列同士の連結
console.log(add("1", "2")); // "12"
// 数値と文字列の加算
console.log(add(1, "2")); // エラー: 予期しない型
この例では、add
関数は数値を受け取って加算する関数です。しかし、最後の呼び出しでは、1つ目の引数は数値ですが、2つ目の引数は文字列です。そのため、JavaScript は "予期しない型" エラーを発生させます。
型変換がうまくいかなかった場合
例:
// 文字列を数値に変換
const number = parseInt("123"); // 123
// 文字列を数値に変換 (失敗)
const number = parseInt("abc"); // NaN
// NaN は数値ではない
console.log(typeof NaN); // "number"
// NaN を数値として扱うとエラーが発生
console.log(1 + NaN); // エラー: 予期しない型
この例では、parseInt
関数を使って文字列を数値に変換しています。1つ目の呼び出しでは、文字列 "123" は数値に変換できます。しかし、2つ目の呼び出しでは、文字列 "abc" は数値に変換できないため、NaN という特殊な値になります。NaN は数値ではないため、数値として扱おうとすると "予期しない型" エラーが発生します。
エラーの解決方法
"Unexpected type" エラーを解決するには、以下の方法を試してみてください。
変数や関数の引数の型を確認する
エラーメッセージに、どの変数や関数の引数でエラーが発生しているかが表示されています。その変数や関数の型定義を確認し、期待と異なる型の値が渡されていないかを確認しましょう。
型変換を行う
必要に応じて、型変換関数を使って値の型を変換しましょう。
コードを見直す
上記の方法で解決できない場合は、コード全体を見直して、エラーの原因となる箇所を見つけましょう。
"Unexpected type" エラーは、JavaScript でよく発生するエラーの一つです。エラーメッセージの内容をよく理解し、上記の解決方法を参考に問題を解決しましょう。
JavaScript エラー: 予期しない型 サンプルコード
変数や関数の引数に、期待と異なる型の値が渡された場合
function add(a, b) {
return a + b;
}
// 数値同士の加算
console.log(add(1, 2)); // 3
// 文字列同士の連結
console.log(add("1", "2")); // "12"
// 数値と文字列の加算
console.log(add(1, "2")); // エラー: 予期しない型
解決方法:
add
関数の引数の型を明示的に指定する- 値を渡す前に、型変換を行う
例2:オブジェクトのプロパティへのアクセス
const obj = {
name: "John Doe",
age: 30,
};
// 正常なアクセス
console.log(obj.name); // "John Doe"
// エラー: 予期しない型
console.log(obj.age.toUpperCase()); // エラー: 予期しない型
解決方法:
- プロパティが存在することを確認してからアクセスする
- オプション型を使用する
例3:配列の要素へのアクセス
const arr = [1, 2, 3];
// 正常なアクセス
console.log(arr[0]); // 1
// エラー: 予期しない型
console.log(arr[1].toUpperCase()); // エラー: 予期しない型
解決方法:
- 要素が存在することを確認してからアクセスする
typeof
演算子を使って要素の型を確認する
型変換がうまくいかなかった場合
例1:文字列を数値に変換
// 文字列を数値に変換
const number = parseInt("123"); // 123
// 文字列を数値に変換 (失敗)
const number = parseInt("abc"); // NaN
// NaN は数値ではない
console.log(typeof NaN); // "number"
// NaN を数値として扱うとエラーが発生
console.log(1 + NaN); // エラー: 予期しない型
解決方法:
parseInt
関数の第2引数に、変換する基数を指定するNumber
関数を使って文字列を数値に変換する
例2:数値を文字列に変換
// 数値を文字列に変換
const str = String(123); // "123"
// 数値を文字列に変換 (失敗)
const str = 123.toUpperCase(); // エラー: 予期しない型
解決方法:
String
関数を使って数値を文字列に変換するtoString
メソッドを使って数値を文字列に変換する
その他のサンプルコード
- オブジェクトの型チェック:
const obj = {
name: "John Doe",
age: 30,
};
// オブジェクトが `Person` 型かどうかをチェック
if (obj instanceof Person) {
// オブジェクトを `Person` 型として扱う
} else {
// エラー: 予期しない型
}
- 関数の戻り値の型チェック:
function getPerson() {
return {
name: "John Doe",
age: 30,
};
}
// 関数の戻り値が `Person` 型かどうかをチェック
const person = getPerson();
if (person instanceof Person) {
// 戻り値を `Person` 型として扱う
} else {
// エラー: 予期しない型
}
"Unexpected type" エラーは、さまざまな原因で発生します。エラーメッセージの内容をよく理解し、上記のサンプルコードを参考に問題を解決しましょう。
JavaScript エラー: 予期しない型 を解決するその他の方法
型ガードを使用することで、変数の型を安全にチェックすることができます。
例:
function add(a: number, b: number): number {
return a + b;
}
// 型ガードを使用して、引数の型をチェック
function addSafe(a: any, b: any): number | undefined {
if (typeof a === "number" && typeof b === "number") {
return add(a, b);
} else {
return undefined;
}
}
// 正常な呼び出し
console.log(addSafe(1, 2)); // 3
// エラーが発生しない
console.log(addSafe("1", "2")); // undefined
エラーハンドリングを使用する
try-catch ブロックを使用することで、エラーが発生しても処理を続行することができます。
例:
function add(a: number, b: number): number {
return a + b;
}
// エラーハンドリングを使用して、エラーを処理
try {
add(1, 2); // 3
add("1", "2"); // エラー: 予期しない型
} catch (error) {
console.log(error.message); // "予期しない型"
}
デバッガーを使用することで、コードの実行をステップ実行して、エラーの原因を特定することができます。
ライブラリを使用する
型チェックや型変換を行うライブラリを使用することで、コードをより安全に書くことができます。
例:
// 型チェックライブラリを使用
const isNumber = require("is-number");
console.log(isNumber(123)); // true
console.log(isNumber("abc")); // false
// 型変換ライブラリを使用
const toNumber = require("to-number");
console.log(toNumber("123")); // 123
console.log(toNumber("abc")); // NaN
"Unexpected type" エラーを解決する方法はいくつかあります。状況に応じて、適切な方法を選択しましょう。
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