String.fromCodePoint 以外にも知っておきたい、Unicodeコードポイントから文字列を作成する方法
JavaScript String.fromCodePointの使い方
例:
const emoji = String.fromCodePoint(0x1F600); //
console.log(emoji); //
const greeting = String.fromCodePoint(0x48, 0x65, 0x6C, 0x6C, 0x6F); // Hello
console.log(greeting); // Hello
使い方:
String.fromCodePoint()
を呼び出します。- 引数として、1つ以上のUnicodeコードポイントを渡します。
- コードポイントは10進数、16進数、または文字列リテラルで指定できます。
詳細:
- Unicodeコードポイントは、0から1114111までの整数です。
- 各コードポイントは、特定の文字を表します。
- 例えば、コードポイント0x1F600は、笑顔の絵文字を表します。
String.fromCodePoint()
は、UTF-16エンコーディングを使用して文字列を作成します。
用途:
- 特殊文字を含む文字列を作成するために使用できます。
- 絵文字やその他の記号を含む文字列を作成するために使用できます。
- 国際化された文字列を作成するために使用できます。
注意:
- 古いブラウザでは
String.fromCodePoint()
がサポートされていない場合があります。
補足:
String.fromCodePoint()
は、String.fromCharCode()
と似ていますが、いくつかの重要な違いがあります。String.fromCharCode()
は、1バイトのコードポイントのみを受け取ることができます。String.fromCharCode()
は、UTF-16エンコーディングではなく、ASCIIエンコーディングを使用して文字列を作成します。
例:
const char = String.fromCharCode(0x1F600); // �
console.log(char); // �
const emoji = String.fromCodePoint(0x1F600); //
console.log(emoji); //
上記の例では、String.fromCharCode()
は、コードポイント0x1F600を正しく表現できません。これは、String.fromCharCode()
が1バイトのコードポイントのみを受け取ることができるためです。一方、String.fromCodePoint()
は、コードポイント0x1F600を正しく表現することができます。これは、String.fromCodePoint()
が2バイトのコードポイントを受け取ることができるためです。
String.fromCodePointを使ったサンプルコード
const smile = String.fromCodePoint(0x1F600); //
const heart = String.fromCodePoint(0x2764); //
const thumbsUp = String.fromCodePoint(0x1F44D); //
console.log(smile, heart, thumbsUp); //
特殊文字
const copyright = String.fromCodePoint(0xA9); // ©
const registered = String.fromCodePoint(0xAE); // ®
const trademark = String.fromCodePoint(0x2122); // ™
console.log(copyright, registered, trademark); // © ® ™
文字列
const hello = String.fromCodePoint(0x48, 0x65, 0x6C, 0x6C, 0x6F); // Hello
const world = String.fromCodePoint(0x77, 0x6F, 0x72, 0x6C, 0x64); // world
console.log(hello, world); // Hello world
Unicodeコードポイントの範囲
for (let i = 0; i < 0x10FFFF; i++) {
const char = String.fromCodePoint(i);
console.log(char);
}
このコードは、すべてのUnicodeコードポイントをループし、それぞれのコードポイントを表す文字を出力します。
文字列からUnicodeコードポイントを取得
const str = "Hello, world!";
for (let i = 0; i < str.length; i++) {
const codePoint = str.codePointAt(i);
console.log(codePoint);
}
このコードは、文字列 "Hello, world!" の各文字のUnicodeコードポイントを出力します。
String.fromCodePoint 以外の方法
String.fromCharCode()
は、1バイトのコードポイントを受け取り、その文字を表す文字列を作成します。
const char = String.fromCharCode(0x65); // e
console.log(char); // e
テンプレートリテラルを使用して、Unicodeコードポイントを直接文字列に含めることができます。
const str = `Hello, world! \u{1F600}`; // Hello, world!
console.log(str); // Hello, world!
Unicode文字エスケープシーケンスを使用して、Unicodeコードポイントを文字列に含めることができます。
const str = "Hello, world! \u{1F600}"; // Hello, world!
console.log(str); // Hello, world!
エンコードされた文字列をデコードして、Unicodeコードポイントを表す文字列を作成することができます。
const encodedStr = "%E2%82%AC"; // €
const decodedStr = decodeURIComponent(encodedStr); // €
console.log(decodedStr); // €
コードポイントの配列を受け取り、それらを結合して新しい文字列を作成する関数を作成することができます。
function fromCodePoints(codePoints) {
return codePoints.reduce((str, codePoint) => str + String.fromCodePoint(codePoint), "");
}
const str = fromCodePoints([0x48, 0x65, 0x6C, 0x6C, 0x6F]); // Hello
console.log(str); // Hello
これらの方法は、それぞれ異なる利点と欠点があります。状況に応じて、最適な方法を選択する必要があります。
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