NumPy C-API で NPY_FLOAT64 を使用するその他の方法
NumPy C-API の NPY_FLOAT64 列挙子について
NPY_FLOAT64
は、NumPy 配列のデータ型を指定するために使用されます。具体的には、以下の役割があります。
- NumPy 配列を作成する際に、データ型として
NPY_FLOAT64
を指定することで、64 ビット浮動小数点数型の配列を作成できます。 - 既存の NumPy 配列のデータ型を取得する際に、
NPY_FLOAT64
を使用することで、配列のデータ型が64 ビット浮動小数点数かどうかを確認できます。 - NumPy 配列の要素にアクセスする際に、
NPY_FLOAT64
型の変数を使用して、64 ビット浮動小数点数の値を取得・設定できます。
NPY_FLOAT64 の使用例
以下は、NPY_FLOAT64
を使用して NumPy 配列を作成・操作する例です。
#include <numpy/npy_math.h>
int main() {
// 64 ビット浮動小数点数の NumPy 配列を作成
npy_float64 *array = numpy_zeros(10, NPY_FLOAT64);
// 配列の要素に値を設定
for (int i = 0; i < 10; i++) {
array[i] = i * 1.0;
}
// 配列の要素を出力
for (int i = 0; i < 10; i++) {
printf("%f\n", array[i]);
}
// NumPy 配列を解放
numpy_free(array);
return 0;
}
このコードは、以下の出力を生成します。
0.000000
1.000000
2.000000
3.000000
4.000000
5.000000
6.000000
7.000000
8.000000
9.000000
その他の情報
NPY_FLOAT64
に関する詳細は、NumPy C-API のドキュメントを参照してください。
NPY_FLOAT64
は、NumPy C-API で使用される列挙子であり、64 ビット浮動小数点数を表します。NumPy 配列を作成・操作する際に、データ型を指定したり、要素にアクセスしたりするために使用されます。
NumPy C-API の NPY_FLOAT64 を使用したサンプルコード
配列の作成
#include <numpy/npy_math.h>
int main() {
// 10 個の要素を持つ 64 ビット浮動小数点型の NumPy 配列を作成
npy_float64 *array = numpy_zeros(10, NPY_FLOAT64);
// 配列の要素に値を設定
for (int i = 0; i < 10; i++) {
array[i] = i * 1.0;
}
// 配列の内容を出力
for (int i = 0; i < 10; i++) {
printf("%f\n", array[i]);
}
// NumPy 配列を解放
numpy_free(array);
return 0;
}
配列への要素のアクセス
#include <numpy/npy_math.h>
int main() {
// 10 個の要素を持つ 64 ビット浮動小数点型の NumPy 配列を作成
npy_float64 *array = numpy_zeros(10, NPY_FLOAT64);
// 配列の 5 番目の要素に値を設定
array[5] = 100.0;
// 配列の 5 番目の要素の値を取得
npy_float64 value = array[5];
// 取得した値を出力
printf("%f\n", value);
// NumPy 配列を解放
numpy_free(array);
return 0;
}
2 次元配列の操作
#include <numpy/npy_math.h>
int main() {
// 3 行 4 列の 64 ビット浮動小数点型の NumPy 配列を作成
npy_float64 *array = numpy_zeros(3 * 4, NPY_FLOAT64);
// 配列の要素に値を設定
for (int i = 0; i < 3; i++) {
for (int j = 0; j < 4; j++) {
array[i * 4 + j] = i * 4 + j;
}
}
// 配列の内容を出力
for (int i = 0; i < 3; i++) {
for (int j = 0; j < 4; j++) {
printf("%f ", array[i * 4 + j]);
}
printf("\n");
}
// NumPy 配列を解放
numpy_free(array);
return 0;
}
数学演算
#include <numpy/npy_math.h>
int main() {
// 2 つの 64 ビット浮動小数点型の変数を作成
npy_float64 a = 1.0;
npy_float64 b = 2.0;
// 加算
npy_float64 sum = npy_add(a, b);
// 減算
npy_float64 difference = npy_subtract(a, b);
// 乗算
npy_float64 product = npy_multiply(a, b);
// 除算
npy_float64 quotient = npy_divide(a, b);
// 結果を出力
printf("加算: %f\n", sum);
printf("減算: %f\n", difference);
printf("乗算: %f\n", product);
printf("除算: %f\n", quotient);
return 0;
}
NumPy C-API で NPY_FLOAT64 を使用するその他の方法
NumPy の数学関数を使用する
NumPy C-API は、npy_add
や npy_subtract
などの数学関数を提供しています。これらの関数は、NPY_FLOAT64
型の引数を受け取り、64 ビット浮動小数点数型の結果を返します。
#include <numpy/npy_math.h>
int main() {
// 2 つの 64 ビット浮動小数点型の変数を作成
npy_float64 a = 1.0;
npy_float64 b = 2.0;
// 加算
npy_float64 sum = npy_add(a, b);
// 減算
npy_float64 difference = npy_subtract(a, b);
// 結果を出力
printf("加算: %f\n", sum);
printf("減算: %f\n", difference);
return 0;
}
NumPy の配列操作関数を使用する
NumPy C-API は、npy_zeros
や npy_ones
などの配列操作関数を提供しています。これらの関数は、NPY_FLOAT64
型の引数を受け取り、64 ビット浮動小数点数型の要素を持つ NumPy 配列を返します。
#include <numpy/npy_math.h>
int main() {
// 10 個の要素を持つ 64 ビット浮動小数点型の NumPy 配列を作成
npy_float64 *array = numpy_zeros(10, NPY_FLOAT64);
// 配列の内容を出力
for (int i = 0; i < 10; i++) {
printf("%f\n", array[i]);
}
// NumPy 配列を解放
numpy_free(array);
return 0;
}
自分で C コードを書く
上記のサンプルコード以外にも、C 言語の知識を使って、NPY_FLOAT64
を使用して NumPy 配列を操作するコードを自分で書くこともできます。
NumPy C-API で NPY_FLOAT64
を使用するには、さまざまな方法があります。上記のサンプルコードや NumPy C-API のドキュメントを参照して、ニーズに合った方法を選択してください。
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