numpy.distutils.misc_util.allpath() 関数の代替方法
NumPy の Packaging に関連する numpy.distutils.misc_util.allpath() のプログラミング解説
NumPy の numpy.distutils.misc_util.allpath()
関数は、NumPy パッケージングにおいて、指定されたディレクトリとそのサブディレクトリ内のすべてのファイルのパスをリスト化する関数です。これは、NumPy のインストールやアンインストール時に、必要なファイルをすべて処理するために使用されます。
機能
allpath()
関数は、以下の引数を受け取ります。
directory
: 処理対象となるディレクトリのパスprefix
: ファイルパスに追加されるプレフィックス (デフォルトは "")exclude_pattern
: 除外するファイルパターンのリスト (デフォルトは [])
allpath()
関数は、指定されたディレクトリとそのサブディレクトリを再帰的に探索し、以下の条件に合致するすべてのファイルのパスをリストとして返します。
- ファイルが
.py
または.pyx
拡張子を持つ - ファイル名が
__init__.py
でない - ファイル名が
setup.py
でない - ファイル名が除外パターンに一致しない
例
以下の例は、allpath()
関数の使い方を示しています。
import numpy.distutils.misc_util as misc_util
# 現在のディレクトリとそのサブディレクトリ内のすべての .py ファイルのパスをリストする
paths = misc_util.allpath(".")
# サブディレクトリ "foo" を除外して、すべての .pyx ファイルのパスをリストする
paths = misc_util.allpath("bar", exclude_pattern=["foo"])
出力
allpath()
関数は、ファイルパスのリストを返します。
['path/to/file1.py', 'path/to/file2.py', ...]
注意事項
allpath()
関数は、シンボリックリンクを処理しません。allpath()
関数は、隠しファイル (ファイル名の先頭が.
であるファイル) を処理しません。
補足
- NumPy の Packaging は、複雑なトピックです。詳細については、NumPy の公式ドキュメントを参照してください。
allpath()
関数は、NumPy の内部で使用されている関数です。直接呼び出す必要はありません。
NumPy の numpy.distutils.misc_util.allpath() 関数のサンプルコード
import numpy.distutils.misc_util as misc_util
# 現在のディレクトリとそのサブディレクトリ内のすべての .py ファイルのパスをリストする
paths = misc_util.allpath(".")
for path in paths:
print(path)
出力
path/to/file1.py
path/to/file2.py
...
サンプルコード 2: サブディレクトリ "foo" を除外して、すべての .pyx ファイルのパスをリストする
import numpy.distutils.misc_util as misc_util
# サブディレクトリ "foo" を除外して、すべての .pyx ファイルのパスをリストする
paths = misc_util.allpath("bar", exclude_pattern=["foo"])
for path in paths:
print(path)
出力
path/to/bar/file1.pyx
path/to/bar/file2.pyx
...
サンプルコード 3: 特定のファイル拡張子を持つすべてのファイルのパスをリストする
import numpy.distutils.misc_util as misc_util
# 特定のファイル拡張子を持つすべてのファイルのパスをリストする
paths = misc_util.allpath(".", extensions=[".py", ".pyx"])
for path in paths:
print(path)
出力
path/to/file1.py
path/to/file2.pyx
...
サンプルコード 4: 特定のファイル名を持つファイルを無視する
import numpy.distutils.misc_util as misc_util
# 特定のファイル名を持つファイルを無視する
paths = misc_util.allpath(".", exclude_names=["setup.py"])
for path in paths:
print(path)
出力
path/to/file1.py
path/to/file2.pyx
...
サンプルコード 5: シンボリックリンクを処理する
import numpy.distutils.misc_util as misc_util
# シンボリックリンクを処理する
paths = misc_util.allpath(".", follow_symlinks=True)
for path in paths:
print(path)
出力
path/to/file1.py
path/to/file2.pyx
...
サンプルコード 6: 隠しファイルを処理する
import numpy.distutils.misc_util as misc_util
# 隠しファイルを処理する
paths = misc_util.allpath(".", include_hidden=True)
for path in paths:
print(path)
出力
path/to/.hidden_file
path/to/file1.py
path/to/file2.pyx
...
注:
- これらのサンプルコードは、
numpy.distutils.misc_util.allpath()
関数の使い方を示すためのものです。 - 実際の使用例では、必要に応じてこれらのコードを修正する必要があります。
NumPy の Packaging に関連する numpy.distutils.misc_util.allpath() 関数の代替方法
os.walk() と fnmatch.filter() を使用する
import os
import fnmatch
def allpath(directory, prefix="", exclude_pattern=[]):
for root, dirs, files in os.walk(directory):
for file in files:
if fnmatch.filter([file], exclude_pattern):
continue
path = os.path.join(root, file)
if path.endswith(".py") or path.endswith(".pyx"):
yield os.path.join(prefix, path)
glob.glob() を使用する
import glob
def allpath(directory, prefix="", exclude_pattern=[]):
for pattern in ["*.py", "*.pyx"]:
for path in glob.glob(os.path.join(directory, pattern)):
if any(fnmatch.fnmatchcase(path, pattern) for pattern in exclude_pattern):
continue
yield os.path.join(prefix, path)
pathlib.Path.glob() を使用する
from pathlib import Path
def allpath(directory, prefix="", exclude_pattern=[]):
for path in Path(directory).glob("**/*.py") | Path(directory).glob("**/*.pyx"):
if any(path.name.endswith(pattern) for pattern in exclude_pattern):
continue
yield str(path.joinpath(prefix))
各方法の比較
方法 | 速度 | メモリ使用量 | 読みやすさ | 保守性 |
---|---|---|---|---|
os.walk() と fnmatch.filter() | 中程度 | 中程度 | 良い | 良い |
glob.glob() | 速い | 少ない | 中程度 | 中程度 |
pathlib.Path.glob() | 遅い | 多い | 良い | 良い |
注意事項
- これらの代替方法は、
numpy.distutils.misc_util.allpath()
関数と完全に同じ機能を提供するとは限りません。
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