Qt Widgets の QSpinBox::valueFromText() 関数完全ガイド
Qt Widgets の QSpinBox::valueFromText() 関数
この関数を使うメリット:
- ユーザーが入力した値の妥当性を検証できます。
- 入力された値をプログラム側で処理しやすい形式に変換できます。
- 様々な形式の入力を受け付けることができます。
この関数の使い方:
- QSpinBox ウィジェットのオブジェクトを作成します。
- QSpinBox::valueFromText() 関数を呼び出し、入力されたテキストを渡します。
- 関数から返される整数を処理します。
例:
QSpinBox spinBox;
// ユーザーが入力したテキストを取得
QString text = spinBox.text();
// テキストを整数に変換
int value = spinBox.valueFromText(text);
// 変換された整数を処理
if (value > 10) {
// ...
}
この関数の詳細:
- QSpinBox::valueFromText() 関数は、const QString &text という引数を受け取ります。これは、入力されたテキストを表すQStringオブジェクトへの参照です。
- 関数は、入力されたテキストを解析し、その値を整数に変換して返します。
- テキストが正しく解析できない場合は、0 が返されます。
- テキストが空の場合は、現在の値が返されます。
補足:
- QSpinBox::valueFromText() 関数は、QValidator オブジェクトを使用して、入力されたテキストの妥当性を検証することができます。
- QSpinBox::textFromValue() 関数は、整数をテキストに変換するために使用できます。
- Qt Widgets に関する情報は、Qt 公式ドキュメントを参照してください。
この解説が分かりやすく、役に立つことを願っています。
QSpinBox::valueFromText() 関数のサンプルコード
入力された値の妥当性を検証する
QSpinBox spinBox;
// 最小値と最大値を設定
spinBox.setMinimum(10);
spinBox.setMaximum(100);
// ユーザーが入力したテキストを取得
QString text = spinBox.text();
// テキストを整数に変換
int value = spinBox.valueFromText(text);
// 値が範囲内か確認
if (value < spinBox.minimum() || value > spinBox.maximum()) {
// エラーメッセージを表示
QMessageBox::warning(this, "エラー", "入力された値が範囲外です。");
// フォーカスをスピンボックスに戻す
spinBox.setFocus();
return;
}
// 値が有効であれば処理
// ...
入力された値をプログラム側で処理する
QSpinBox spinBox;
// ユーザーが入力したテキストを取得
QString text = spinBox.text();
// テキストを整数に変換
int value = spinBox.valueFromText(text);
// 変換された整数を処理
switch (value) {
case 1:
// ...
break;
case 2:
// ...
break;
case 3:
// ...
break;
default:
// ...
}
様々な形式の入力を受け付ける
QSpinBox spinBox;
// QValidator オブジェクトを作成
QIntValidator *validator = new QIntValidator(10, 100, this);
// スピンボックスにバリデーターを設定
spinBox.setValidator(validator);
// ユーザーが入力したテキストを取得
QString text = spinBox.text();
// テキストを整数に変換
int value = spinBox.valueFromText(text);
// 値が有効であれば処理
// ...
テキストを整数に変換する
QSpinBox spinBox;
// ユーザーが入力したテキストを取得
QString text = spinBox.text();
// テキストを整数に変換
int value = spinBox.valueFromText(text);
// 整数を別の形式に変換
QString strValue = QString::number(value);
// ...
QSpinBox::valueFromText() 関数の代替方法
QInt::fromString() 関数を使用する
QString text = spinBox.text();
// テキストを整数に変換
bool ok;
int value = QInt::fromString(text, &ok);
// 変換が成功したか確認
if (ok) {
// 値が有効であれば処理
// ...
} else {
// エラー処理
// ...
}
std::stoi() 関数を使用する
QString text = spinBox.text();
// テキストを整数に変換
int value = std::stoi(text.toStdString());
// 変換が成功したか確認
// ...
// 値が有効であれば処理
// ...
自作の関数を使用する
int myFunction(const QString &text) {
// テキストを解析し、整数に変換する処理
// ...
return value;
}
// ユーザーが入力したテキストを取得
QString text = spinBox.text();
// テキストを整数に変換
int value = myFunction(text);
// 値が有効であれば処理
// ...
これらの方法は、それぞれ異なる利点と欠点があります。
QInt::fromString() 関数を使用する
- 利点:Qt フレームワークに依存していない
- 欠点:エラー処理が複雑
std::stoi() 関数を使用する
- 利点:シンプルで使いやすい
自作の関数を使用する
- 利点:最も柔軟な方法
- 欠点:実装が複雑
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