CTest ダッシュボードクライアントスクリプトのベストプラクティス:CTEST_SUBMIT_INACTIVITY_TIMEOUT を含めた効率的な設定

2024-04-03

CTEST_SUBMIT_INACTIVITY_TIMEOUT の詳細解説

設定方法:

set(CTEST_SUBMIT_INACTIVITY_TIMEOUT <timeout_value>)

例:

set(CTEST_SUBMIT_INACTIVITY_TIMEOUT 600)  # 10分間通信がない場合、接続を切断

デフォルト値:

CTEST_SUBMIT_INACTIVITY_TIMEOUT のデフォルト値は 300秒 (5分) です。

詳細:

  • CTest サーバーとの通信が途絶えた場合、クライアントは再接続を試みます。再接続の試行回数は CTEST_SUBMIT_MAX_RETRIES で設定できます。
  • CTEST_SUBMIT_INACTIVITY_TIMEOUT は、CTest サーバーとの通信が長時間アイドル状態になる可能性がある場合に、ネットワークリソースを節約するために使用できます。
  • ネットワーク環境によっては、デフォルト値よりも長いタイムアウト値を設定する必要がある場合があります。

関連する CMake 変数:

  • CTEST_SUBMIT_URL: CTest サーバーの URL を指定します。
  • CTEST_SUBMIT_MAX_RETRIES: CTest サーバーへの接続の最大試行回数を指定します。
  • CTEST_SITE: CTest ダッシュボードサイトの名前を指定します。

補足:

  • CTest は、CMake に組み込まれた単体テストフレームワークです。
  • CTest ダッシュボードは、CTest テスト結果を可視化するためのツールです。


CTest_SUBMIT_INACTIVITY_TIMEOUT のサンプルコード

set(CTEST_SUBMIT_INACTIVITY_TIMEOUT 600)

ctest_start()

# テストの実行

ctest_submit()

ctest_end()

CTest サーバーの URL と最大試行回数を設定する例:

set(CTEST_SUBMIT_URL "http://localhost:8080")
set(CTEST_SUBMIT_MAX_RETRIES 5)

ctest_start()

# テストの実行

ctest_submit()

ctest_end()

CTest ダッシュボードサイトの名前を設定する例:

set(CTEST_SITE "MyCTestSite")

ctest_start()

# テストの実行

ctest_submit()

ctest_end()

CTest ダッシュボードクライアントスクリプトの詳細については、以下の CMake ドキュメントを参照してください。

補足:

  • 上記のサンプルコードは、基本的な使用方法を示すものです。
  • 実際の使用方法は、環境や要件によって異なります。
  • 詳細については、上記の参考資料を参照してください。

サンプルコードの追加:

上記に加え、以下のようなサンプルコードも追加できます。

  • 異なるネットワーク環境を想定したサンプルコード
  • テストケースのタイムアウトを設定するサンプルコード
  • CTest ダッシュボードの機能を利用するサンプルコード

これらのサンプルコードは、CTEST_SUBMIT_INACTIVITY_TIMEOUT の使い方をより深く理解するのに役立ちます。

サンプルコードの提供:

もし、CTEST_SUBMIT_INACTIVITY_TIMEOUT を使用したサンプルコードがあれば、ぜひ共有してください。

CTEST_SUBMIT_INACTIVITY_TIMEOUT や CTest に関するご質問があれば、お気軽にお尋ねください。



CTEST_SUBMIT_INACTIVITY_TIMEOUT の代替方法

代替方法:

  • ネットワーク帯域幅が制限されている場合:
    • CTest サーバーとクライアント間の通信を圧縮する。
    • テスト結果を保存するファイル形式を変更する。
  • サーバーの負荷を軽減したい場合:
    • テストの実行を複数のマシンに分散させる。
    • テストの実行スケジュールを調整する。
  • アイドル状態を検知する必要がある場合:
    • CTest サーバーのログを監視する。
    • 独自の監視ツールを使用する。

その他の方法:

  • CTest ダッシュボードを使用しない。
  • 他の単体テストフレームワークを使用する。

詳細:

上記の方法の詳細については、以下の情報を参照してください。

CTEST_SUBMIT_INACTIVITY_TIMEOUT や CTest に関するご質問があれば、お気軽にお尋ねください。




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