エラーハンドリングをマスターして、ユーザーに優しい Django アプリケーションを作ろう

2024-04-02

Django の django.http における http.HttpResponseBadRequest の解説

Django の django.http モジュールは、HTTP レスポンスを生成するための機能を提供します。その中でも http.HttpResponseBadRequest は、クライアントからのリクエストが不正な場合に返す 400 Bad Request エラーを表すクラスです。

使用例

http.HttpResponseBadRequest は、以下のような状況で使用されます。

  • リクエストパラメータが不足している
  • リクエストパラメータの形式が不正
  • リクエストボディが不正

コード例

from django.http import HttpResponseBadRequest

def my_view(request):
    # リクエストパラメータを取得
    param = request.GET.get('param')

    # パラメータが不足している場合は 400 エラーを返す
    if not param:
        return HttpResponseBadRequest('パラメータ "param" がが必要です')

    # パラメータの形式が不正な場合は 400 エラーを返す
    try:
        int(param)
    except ValueError:
        return HttpResponseBadRequest('パラメータ "param" は整数でなければなりません')

    # ...

補足

  • http.HttpResponseBadRequest は、400 エラーを返すだけでなく、エラーメッセージをクライアントに送信することもできます。
  • エラーメッセージは、文字列や HTML コードなど、さまざまな形式で送信できます。
  • より詳細なエラー情報を送信したい場合は、django.utils.http.json_dumps_response を使用して JSON 形式のレスポンスを生成することもできます。


Django の http.HttpResponseBadRequest サンプルコード

パラメータ不足

def my_view(request):
    # リクエストパラメータを取得
    param = request.GET.get('param')

    # パラメータが不足している場合は 400 エラーを返す
    if not param:
        return HttpResponseBadRequest('パラメータ "param" がが必要です')

    # ...

パラメータ形式不正

def my_view(request):
    # リクエストパラメータを取得
    param = request.GET.get('param')

    # パラメータの形式が不正な場合は 400 エラーを返す
    try:
        int(param)
    except ValueError:
        return HttpResponseBadRequest('パラメータ "param" は整数でなければなりません')

    # ...

リクエストボディ不正

def my_view(request):
    # リクエストボディを取得
    data = request.body

    # リクエストボディが JSON 形式でない場合は 400 エラーを返す
    try:
        json.loads(data)
    except JSONDecodeError:
        return HttpResponseBadRequest('リクエストボディは JSON 形式でなければなりません')

    # ...

エラーメッセージのカスタマイズ

def my_view(request):
    # リクエストパラメータを取得
    param = request.GET.get('param')

    # パラメータが不足している場合は 400 エラーを返す
    if not param:
        return HttpResponseBadRequest('パラメータ "param" が必要です。詳細は https://www.weblio.jp/content/%E3%83%89%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88(https://example.com/docs) を参照してください')

    # ...

JSON 形式のエラーレスポンス

from django.utils.http import json_dumps_response

def my_view(request):
    # リクエストパラメータを取得
    param = request.GET.get('param')

    # パラメータが不足している場合は 400 エラーを返す
    if not param:
        return json_dumps_response({'error': 'パラメータ "param" が必要です'})

    # ...

これらのコードはあくまでも例であり、実際のユースケースに合わせて変更する必要があります。



Django で 400 エラーを返すその他の方法

raise Http400 例外

def my_view(request):
    # リクエストパラメータを取得
    param = request.GET.get('param')

    # パラメータが不足している場合は 400 エラーを発生させる
    if not param:
        raise Http400('パラメータ "param" が必要です')

    # ...

status_code 属性

def my_view(request):
    # リクエストパラメータを取得
    param = request.GET.get('param')

    # パラメータが不足している場合は 400 エラーを返す
    if not param:
        return HttpResponse(status_code=400)

    # ...

render 関数

from django.shortcuts import render

def my_view(request):
    # リクエストパラメータを取得
    param = request.GET.get('param')

    # パラメータが不足している場合は 400 エラーテンプレートをレンダリングする
    if not param:
        return render(request, '400.html')

    # ...

これらの方法はそれぞれ異なる利点と欠点があります。

  • http.HttpResponseBadRequest は最もシンプルで使いやすい方法です。
  • raise Http400 例外は、より詳細なエラー情報を提供できます。
  • status_code 属性は、より柔軟な方法でエラーを返すことができます。
  • render 関数は、エラーページをカスタマイズしたい場合に便利です。
  • 上記以外にも、サードパーティライブラリを使用して 400 エラーを返す方法もあります。



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