Django の sitemaps.views.index() 関数徹底解説
Django の sitemaps.views.index() 関数解説
django.contrib.sitemaps.views.index()
は、Django のサイトマップ機能で、複数のサイトマップファイルをまとめて一つのインデックスファイルとして生成するためのビュー関数です。このインデックスファイルは、検索エンジンにサイト全体の構成を伝える役割を果たします。
機能
- 複数のサイトマップファイルを一つのファイルにまとめる
- 各サイトマップファイルの更新頻度や優先順位を指定できる
- 生成されたインデックスファイルは、
sitemaps.xml
という名前で保存される
使い方
- 複数のサイトマップファイルを用意する
sitemaps.py
ファイルを作成し、用意したサイトマップファイルを辞書形式で登録する- URLconf に
sitemaps.views.index()
へのルーティングを追加する
例
# sitemaps.py
from django.contrib.sitemaps import Sitemap, FlatPageSitemap
sitemaps = {
'blog': Sitemap(
queryset=BlogPost.objects.all(),
lastmod=lambda obj: obj.last_modified,
),
'flatpages': FlatPageSitemap(),
}
# urls.py
from django.contrib.sitemaps import views
urlpatterns = [
...
url(r'^sitemap\.xml$', views.index, {'sitemaps': sitemaps}),
]
詳細
sitemaps
引数: 複数のサイトマップファイルを辞書形式で登録する- キー: サイトマップファイルの名前
- 値:
Sitemap
クラスのインスタンス
lastmod
引数: 各サイトマップファイルの更新頻度を指定する- callable オブジェクトの場合、各アイテムの更新日時を返す
- それ以外の場合は、固定の日時を返す
- 生成されたインデックスファイルは、
sitemaps.xml
という名前で、静的ファイルのディレクトリに保存される
補足
- サイトマップファイルは、50,000 URL を超えると分割される
- インデックスファイルには、分割されたサイトマップファイルへのリンクが含まれる
sitemaps.views.sitemap()
というビュー関数も存在する- この関数は、特定のサイトマップファイルの内容を出力する
django.contrib.sitemaps.views.index()
関数は、Django のサイトマップ機能で、複数のサイトマップファイルをまとめて一つのインデックスファイルとして生成するための便利なツールです。このツールを使うことで、検索エンジンにサイト全体の構成を効率的に伝えることができます。
Django の sitemaps.views.index() 関数のサンプルコード
基本的なサンプル
# sitemaps.py
from django.contrib.sitemaps import Sitemap, FlatPageSitemap
sitemaps = {
'blog': Sitemap(
queryset=BlogPost.objects.all(),
lastmod=lambda obj: obj.last_modified,
),
'flatpages': FlatPageSitemap(),
}
# urls.py
from django.contrib.sitemaps import views
urlpatterns = [
...
url(r'^sitemap\.xml$', views.index, {'sitemaps': sitemaps}),
]
複数の言語に対応するサンプル
# sitemaps.py
from django.contrib.sitemaps import Sitemap, FlatPageSitemap
sitemaps = {
'blog': {
'en': Sitemap(
queryset=BlogPost.objects.filter(language='en'),
lastmod=lambda obj: obj.last_modified,
),
'ja': Sitemap(
queryset=BlogPost.objects.filter(language='ja'),
lastmod=lambda obj: obj.last_modified,
),
},
'flatpages': {
'en': FlatPageSitemap(
queryset=FlatPage.objects.filter(language='en'),
),
'ja': FlatPageSitemap(
queryset=FlatPage.objects.filter(language='ja'),
),
},
}
# urls.py
from django.contrib.sitemaps import views
urlpatterns = [
...
url(r'^sitemap\.xml$', views.index, {'sitemaps': sitemaps}),
]
このコードは、複数の言語に対応したサイトマップファイルを作成しています。sitemaps
辞書には、言語コードをキーとしたサブ辞書が格納されています。サブ辞書には、各言語のサイトマップファイルを表す Sitemap
クラスのインスタンスが格納されています。
カスタムのサイトマップファイル
# my_sitemap.py
from django.contrib.sitemaps import Sitemap
class MySitemap(Sitemap):
def items(self):
return [
{
'url': '/about/',
'lastmod': datetime.date.today(),
'changefreq': 'monthly',
'priority': 0.5,
},
{
'url': '/contact/',
'lastmod': datetime.date.today(),
'changefreq': 'weekly',
'priority': 0.8,
},
]
# sitemaps.py
from my_sitemap import MySitemap
sitemaps = {
'my_sitemap': MySitemap(),
}
# urls.py
from django.contrib.sitemaps import views
urlpatterns = [
...
url(r'^sitemap\.xml$', views.index, {'sitemaps': sitemaps}),
]
このコードは、my_sitemap.py
ファイルに定義された MySitemap
クラスというカスタムのサイトマップファイルを作成しています。MySitemap
クラスは、items()
メソッドをオーバーライドして、サイトマップに含める URL 情報を返しています。
これらのサンプルコードは、django.contrib.sitemaps.views.index()
関数を使って、さまざまな種類のサイトマップファイルを作成するための参考になります。
Django でサイトマップを生成する他の方法
これらのライブラリは、django.contrib.sitemaps
よりも多くの機能を提供しています。
手動で生成する
- テンプレートファイルを使って、サイトマップファイルを直接生成する方法
- Python スクリプトを使って、サイトマップファイルを生成する方法
これらの方法は、柔軟性がありますが、複雑な作業になります。
静的サイトジェネレータを使う
Hugo
やJekyll
などの静的サイトジェネレータは、サイトマップファイルを自動的に生成することができます。
これらのツールは、Django とは別のツールですが、Django で生成されたサイトと統合することができます。
どの方法を使うかは、プロジェクトの要件によって異なります。
要件 | 方法 |
---|---|
シンプルで標準的なサイトマップ | django.contrib.sitemaps.views.index() 関数 |
高度な機能が必要 | サードパーティライブラリ |
柔軟性が必要 | 手動で生成 |
静的サイトジェネレータを使う | 静的サイトジェネレータ |
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