distutils.ccompiler_opt.new_ccompiler_opt() のサンプルコード
NumPy の Packaging における distutils.ccompiler_opt.new_ccompiler_opt() の解説
この関数は、NumPy のインストール時に C コンパイラに渡されるオプションを指定するために使用されます。 これらのオプションは、NumPy のビルドプロセスをカスタマイズしたり、特定のプラットフォームやコンパイラに合わせたりするために使用されます。
new_ccompiler_opt()
は、以下の引数を受け取ります。
- compiler: 使用する C コンパイラの名前。
- args: C コンパイラに渡されるオプションのリスト。
- include_dirs: インクルードファイルの検索パスを指定するディレクトリのリスト。
- library_dirs: ライブラリファイルの検索パスを指定するディレクトリのリスト。
- libraries: 使用するライブラリの名前のリスト。
例
以下の例は、new_ccompiler_opt()
を使用して、-O3
オプションと -march=native
オプションを C コンパイラに渡す方法を示しています。
from distutils.ccompiler_opt import new_ccompiler_opt
compiler_opt = new_ccompiler_opt("gcc", ["-O3", "-march=native"])
# compiler_opt を NumPy のインストール時に使用...
補足
new_ccompiler_opt()
は、distutils.ccompiler
モジュールの他の関数と組み合わせて使用することができます。new_ccompiler_opt()
で生成されたオプションは、numpy.distutils.fcompiler
モジュールを使用して Fortran コンパイラに渡すこともできます。- NumPy の Packaging に関する詳細は、NumPy のドキュメントを参照してください。
用語集
- C コンパイラ: C 言語で書かれたプログラムを機械語に変換するプログラム。
- オプション: C コンパイラの動作を制御するために使用されるフラグ。
- インクルードファイル: C コンパイラによってソースコードに含められるファイル。
- ライブラリファイル: C コンパイラによってリンクされるファイル。
NumPy の Packaging における distutils.ccompiler_opt.new_ccompiler_opt() のサンプルコード
以下のコードは、-O3
オプションと -march=native
オプションを使用して、NumPy を最適化する方法を示しています。
from distutils.ccompiler_opt import new_ccompiler_opt
compiler_opt = new_ccompiler_opt("gcc", ["-O3", "-march=native"])
# compiler_opt を NumPy のインストール時に使用...
インクルードパス
以下のコードは、-I
オプションを使用して、NumPy が特定のヘッダーファイルを見つけるようにする方法を示しています。
from distutils.ccompiler_opt import new_ccompiler_opt
compiler_opt = new_ccompiler_opt("gcc", ["-I", "/usr/local/include"])
# compiler_opt を NumPy のインストール時に使用...
ライブラリパス
以下のコードは、-L
オプションを使用して、NumPy が特定のライブラリを見つけるようにする方法を示しています。
from distutils.ccompiler_opt import new_ccompiler_opt
compiler_opt = new_ccompiler_opt("gcc", ["-L", "/usr/local/lib"])
# compiler_opt を NumPy のインストール時に使用...
ライブラリ
以下のコードは、-l
オプションを使用して、NumPy が特定のライブラリとリンクするようにする方法を示しています。
from distutils.ccompiler_opt import new_ccompiler_opt
compiler_opt = new_ccompiler_opt("gcc", ["-l", "m"])
# compiler_opt を NumPy のインストール時に使用...
複数のオプション
上記の例を組み合わせて、複数のオプションを C コンパイラに渡すことができます。
from distutils.ccompiler_opt import new_ccompiler_opt
compiler_opt = new_ccompiler_opt("gcc", [
"-O3",
"-march=native",
"-I", "/usr/local/include",
"-L", "/usr/local/lib",
"-l", "m",
])
# compiler_opt を NumPy のインストール時に使用...
Fortran コンパイラ
new_ccompiler_opt()
で生成されたオプションは、numpy.distutils.fcompiler
モジュールを使用して Fortran コンパイラに渡すこともできます。
from numpy.distutils.fcompiler import new_fcompiler_opt
fcompiler_opt = new_fcompiler_opt(compiler_opt)
# fcompiler_opt を NumPy の Fortran モジュールのインストール時に使用...
補足
- これらのサンプルコードは、NumPy の Packaging の基本的な使い方を示しています。
- 詳細については、NumPy のドキュメントを参照してください。
NumPy の Packaging における distutils.ccompiler_opt.new_ccompiler_opt() 以外の方法
環境変数
C コンパイラオプションは、環境変数を使用して設定することができます。 例えば、GCC コンパイラの場合は、以下の環境変数を使用することができます。
CC
: C コンパイラの名前CFLAGS
: C コンパイラオプション
例
export CC="gcc"
export CFLAGS="-O3 -march=native"
# NumPy をインストール...
setup.py
ファイルに build_ext
オプションを追加することで、C コンパイラオプションを指定することができます。
例
from distutils.core import setup
from distutils.extension import Extension
setup(
ext_modules=[
Extension(
"my_module",
sources=["my_module.c"],
extra_compile_args=["-O3", "-march=native"],
),
],
)
numpy.distutils.fcompiler モジュール
Fortran コンパイラオプションは、numpy.distutils.fcompiler
モジュールを使用して設定することができます。
例
from numpy.distutils.fcompiler import new_fcompiler_opt
fcompiler_opt = new_fcompiler_opt(compiler_opt)
# fcompiler_opt を NumPy の Fortran モジュールのインストール時に使用...
その他の方法
上記以外にも、C コンパイラオプションを指定する方法はいくつかあります。 詳細については、NumPy のドキュメントを参照してください。
それぞれの方法の利点と欠点
方法 | 利点 | 欠点 |
---|---|---|
環境変数 | 簡単 | 他のプログラムと環境変数を共有する |
setup.py ファイル | 詳細な制御が可能 | setup.py ファイルを変更する必要がある |
numpy.distutils.fcompiler モジュール | Fortran コンパイラオプションを簡単に設定できる | NumPy に依存する |
- 簡単な方法で C コンパイラオプションを設定したい場合は、環境変数を使用するのが良いでしょう。
- 詳細な制御が必要な場合は、
setup.py
ファイルを使用するのが良いでしょう。 - Fortran コンパイラオプションを設定したい場合は、
numpy.distutils.fcompiler
モジュールを使用するのが良いでしょう。
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