PandasのExcelWriter.datetime_formatオプション

2024-04-02

PandasのExcelWriter.datetime_format解説

書式指定の詳細

datetime_format オプションは、Pythonの strftime 関数で使用される書式文字列を受け取ります。書式文字列は、出力される日付型データの形式を制御します。

以下の表は、よく使用される書式文字列と、それらが生成する出力例を示しています。

書式文字列出力例
%Y-%m-%d2023-12-01
%Y/%m/%d2023/12/01
%d/%m/%Y01/12/2023
%H:%M:%S12:34:56
%Y-%m-%d %H:%M:%S2023-12-01 12:34:56

使用例

以下のコードは、datetime_format オプションを使用して、DataFrameの日付型データを異なる書式で書き出す例です。

import pandas as pd

# データフレームの作成
df = pd.DataFrame({'Date': pd.to_datetime(['2023-12-01', '2023-12-02', '2023-12-03'])})

# 書式指定なしでExcelファイルに書き出す
df.to_excel('output1.xlsx')

# `datetime_format` オプションを使用してExcelファイルに書き出す
df.to_excel('output2.xlsx', datetime_format='%Y/%m/%d')

# `datetime_format` オプションを使用して、日付と時刻を別々の列に書き出す
df.to_excel('output3.xlsx', 
              date_format='%Y/%m/%d', 
              time_format='%H:%M:%S')

このコードを実行すると、output1.xlsxoutput2.xlsxoutput3.xlsx という3つのExcelファイルが作成されます。

  • output1.xlsx は、書式指定なしで日付型データが書き出されます。
  • output2.xlsx は、%Y/%m/%d という書式を使用して日付型データが書き出されます。
  • output3.xlsx は、%Y/%m/%d という書式を使用して日付型データが1列に、%H:%M:%S という書式を使用して時刻データが別の列に書き出されます。

その他のヒント

  • datetime_format オプションは、DataFrame全体または個々の列に適用できます。
  • date_format オプションと time_format オプションを使用して、日付と時刻を別々の書式で書き出すことができます。

pandas.ExcelWriter.datetime_format オプションは、Excelファイルに書き出す日付型データの書式を制御するのに役立ちます。書式文字列を使用して、さまざまな形式の日付と時刻を出力することができます。



PandasのExcelWriter.datetime_formatサンプルコード

日付型データを異なる書式で書き出す

import pandas as pd

# データフレームの作成
df = pd.DataFrame({'Date': pd.to_datetime(['2023-12-01', '2023-12-02', '2023-12-03'])})

# 書式指定なしでExcelファイルに書き出す
df.to_excel('output1.xlsx')

# `datetime_format` オプションを使用してExcelファイルに書き出す
df.to_excel('output2.xlsx', datetime_format='%Y/%m/%d')

# `datetime_format` オプションを使用して、日付と時刻を別々の列に書き出す
df.to_excel('output3.xlsx', 
              date_format='%Y/%m/%d', 
              time_format='%H:%M:%S')

特定の列のみ書式を指定する

import pandas as pd

# データフレームの作成
df = pd.DataFrame({'Date': pd.to_datetime(['2023-12-01', '2023-12-02', '2023-12-03']),
                   'Value': [1, 2, 3]})

# 'Date' 列のみ書式を指定してExcelファイルに書き出す
df.to_excel('output.xlsx', 
              columns={'Date': {'datetime_format': '%Y/%m/%d'}})

Pandasのデフォルト書式を使用する

import pandas as pd

# データフレームの作成
df = pd.DataFrame({'Date': pd.to_datetime(['2023-12-01', '2023-12-02', '2023-12-03'])})

# Pandasのデフォルト書式を使用してExcelファイルに書き出す
df.to_excel('output.xlsx', datetime_format=pd.ExcelWriter.DEFAULT_DATETIME_FORMAT)

ユーザー定義の書式を使用する

import pandas as pd

# ユーザー定義の書式文字列
def my_format(dt):
    return dt.strftime('%A %B %d, %Y')

# データフレームの作成
df = pd.DataFrame({'Date': pd.to_datetime(['2023-12-01', '2023-12-02', '2023-12-03'])})

# ユーザー定義の書式を使用してExcelファイルに書き出す
df.to_excel('output.xlsx', datetime_format=my_format)


Pandasで日付型データをExcelファイルに書き出す他の方法

to_datetime メソッドを使用して、日付型データを文字列に変換してから、Excelファイルに書き出すことができます。

import pandas as pd

# データフレームの作成
df = pd.DataFrame({'Date': ['2023-12-01', '2023-12-02', '2023-12-03']})

# 'Date' 列を文字列に変換
df['Date'] = df['Date'].dt.strftime('%Y/%m/%d')

# Excelファイルに書き出す
df.to_excel('output.xlsx')

ExcelFormatter クラスを使用して、日付型データの書式をカスタマイズしてから、Excelファイルに書き出すことができます。

import pandas as pd

from pandas.io.formats.excel import ExcelFormatter

# データフレームの作成
df = pd.DataFrame({'Date': pd.to_datetime(['2023-12-01', '2023-12-02', '2023-12-03'])})

# 書式設定オブジェクトの作成
formatter = ExcelFormatter()

# 日付型データの書式を設定
formatter.formatters['datetime'] = lambda x: x.strftime('%Y/%m/%d')

# Excelファイルに書き出す
df.to_excel('output.xlsx', 
              index=False, 
              header=False, 
              formatters=formatter)

openpyxl ライブラリを使用して、Excelファイルを直接編集し、日付型データを必要な書式で書き込むことができます。

from openpyxl import Workbook

# データフレームの作成
df = pd.DataFrame({'Date': pd.to_datetime(['2023-12-01', '2023-12-02', '2023-12-03'])})

# ワークブックの作成
wb = Workbook()

# ワークシートの作成
ws = wb.active

# データを書き込む
for row in df.itertuples():
    ws.append([row.Date.strftime('%Y/%m/%d')])

# Excelファイルを保存
wb.save('output.xlsx')

これらの方法は、pandas.ExcelWriter.datetime_format オプションよりも柔軟性がありますが、より複雑です。ニーズに合った方法を選択してください。




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