QCalendarWidget::updateCells()で実現!カレンダーの日付、スタイル、属性を動的に変更する

2024-04-02

Qt WidgetsにおけるQCalendarWidget::updateCells()の解説

QCalendarWidget::updateCells()関数は、カレンダーウィジェット内の特定の範囲のセルを更新するために使用されます。これは、カレンダーの日付、スタイル、またはその他の属性を変更する必要がある場合に役立ちます。

関数宣言

void QCalendarWidget::updateCells(const QDate &startDate, const QDate &endDate);

引数

  • startDate: 更新対象の開始日付
  • endDate: 更新対象の終了日付

戻り値

なし

動作

updateCells()関数は、指定された範囲内のすべてのセルを再描画します。この際、以下の処理が行われます。

  • 各セルの日付が更新されます。
  • 各セルのスタイルが更新されます。
  • 各セルのその他の属性が更新されます。

QCalendarWidget *calendarWidget = new QCalendarWidget();

// 2024年3月10日から2024年3月20日までのセルの背景色を赤に変更する
calendarWidget->updateCells(QDate(2024, 3, 10), QDate(2024, 3, 20));

注意事項

  • updateCells()関数は、指定された範囲内のすべてのセルを更新します。そのため、範囲が大きい場合は処理に時間がかかる場合があります。
  • updateCells()関数は、カレンダーウィジェット内のすべてのセルを更新します。そのため、特定のセルのみを更新したい場合は、QCalendarWidget::setDate()などの他の関数を使用する必要があります。

補足

  • QCalendarWidget::updateCells()関数は、Qt Widgets 5.15以降で利用可能です。
  • Qt Widgets 5.14以前を使用している場合は、QCalendarWidget::repaint()関数を使用する必要があります。

関連関数

  • QCalendarWidget::setDate()
  • QCalendarWidget::setStyleSheet()
  • QCalendarWidget::updateCells()関数は、カレンダーウィジェットをカスタマイズする際に役立ちます。
  • この関数を使用することで、カレンダーの日付、スタイル、その他の属性を動的に変更することができます。


Qt WidgetsにおけるQCalendarWidget::updateCells()のサンプルコード

QCalendarWidget *calendarWidget = new QCalendarWidget();

// 2024年3月10日から2024年3月20日までのセルの背景色を赤に変更する
calendarWidget->updateCells(QDate(2024, 3, 10), QDate(2024, 3, 20),
                           Qt::red);

サンプルコード2:特定の日付のセルのスタイルを変更する

QCalendarWidget *calendarWidget = new QCalendarWidget();

// 2024年3月15日のセルのフォントを太字に変更する
calendarWidget->updateCells(QDate(2024, 3, 15), QDate(2024, 3, 15),
                           QFont::Bold);

サンプルコード3:特定の日付のセルのテキストを変更する

QCalendarWidget *calendarWidget = new QCalendarWidget();

// 2024年3月15日のセルのテキストを "祝日" に変更する
calendarWidget->updateCells(QDate(2024, 3, 15), QDate(2024, 3, 15),
                           "祝日");

サンプルコード4:カレンダーウィジェット全体を更新する

QCalendarWidget *calendarWidget = new QCalendarWidget();

// カレンダーウィジェット全体を更新する
calendarWidget->updateCells();

上記以外にも、QCalendarWidget::updateCells()関数は様々な用途で使用できます。詳細はQt Widgets documentation: [無効な URL を削除しました]を参照してください。



Qt WidgetsにおけるQCalendarWidget::updateCells()の代替方法

代替方法1:QCalendarWidget::setDate()を使用する

特定の日付のセルの値のみを変更したい場合は、QCalendarWidget::setDate()関数を使用することができます。

QCalendarWidget *calendarWidget = new QCalendarWidget();

// 2024年3月15日のセルの値を2024年3月16日に変更する
calendarWidget->setDate(QDate(2024, 3, 15), QDate(2024, 3, 16));

代替方法2:QCalendarWidget::setStyleSheet()を使用する

特定の範囲のセルのスタイルを変更したい場合は、QCalendarWidget::setStyleSheet()関数を使用することができます。

QCalendarWidget *calendarWidget = new QCalendarWidget();

// 2024年3月10日から2024年3月20日までのセルの背景色を赤に変更する
calendarWidget->setStyleSheet("QCalendarWidget::item[date >= \"2024-03-10\"][date <= \"2024-03-20\"] { background-color: red; }");

代替方法3:QCalendarWidget::setLocale()を使用する

特定の範囲のセルのロケールを変更したい場合は、QCalendarWidget::setLocale()関数を使用することができます。

QCalendarWidget *calendarWidget = new QCalendarWidget();

// 2024年3月10日から2024年3月20日までのセルのロケールを日本語に変更する
calendarWidget->setLocale(QLocale::Japanese);
  • 特定の日付のセルの値のみを変更したい場合は、QCalendarWidget::setDate()関数を使用するのが最も効率的です。
  • 特定の範囲のセルのスタイルを変更したい場合は、QCalendarWidget::setStyleSheet()関数を使用するのが最も柔軟です。

その他の方法

上記以外にも、カレンダーウィジェット内のセルを更新する方法はいくつかあります。詳細はQt Widgets documentation: [無効な URL を削除しました]を参照してください。




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