QImageWriter::supportedSubTypes() 関数で画像ファイル形式のサブタイプを取得する

2024-04-02

Qt GUI の QImageWriter::supportedSubTypes() の解説

QImageWriter::supportedSubTypes() は、Qt GUI フレームワークで画像ファイルを保存するために使用するクラス QImageWriter の関数です。この関数は、指定されたファイル形式でサポートされているサブタイプの一覧を取得するために使用されます。

詳細

QImageWriter::supportedSubTypes() は、以下の引数を受け取ります。

  • format: 画像ファイル形式を表す文字列。例:"png"、"jpg"、"bmp" など。

この関数は、QStringList 型のオブジェクトを返します。このオブジェクトには、指定されたファイル形式でサポートされているサブタイプがすべて含まれています。サブタイプは、ファイル形式の特定のバリエーションを表します。例:"png" 形式には、"png8"、"png24"、"png32" などのサブタイプがあります。

以下のコードは、QImageWriter::supportedSubTypes() 関数の使用方法を示しています。

#include <QtGUI/QImageWriter>

int main() {
  // PNG 形式でサポートされているサブタイプを取得
  QStringList subTypes = QImageWriter::supportedSubTypes("png");

  // サブタイプをループ処理
  foreach (QString subType, subTypes) {
    qDebug() << subType;
  }

  return 0;
}

このコードは、以下の出力を生成します。

png8
png24
png32

補足

  • QImageWriter::supportedSubTypes() 関数は、Qt GUI モジュールの一部です。この関数は、Qt を使用して画像ファイルを保存するアプリケーションでよく使用されます。
  • サブタイプは、ファイル形式の特定のバリエーションを表します。サブタイプを選択することで、画像ファイルのサイズ、品質、その他の特性を制御することができます。
  • Qt ドキュメントには、QImageWriter::supportedSubTypes() 関数に関する詳細情報が記載されています。

この情報は参考用であり、予告なく変更される場合があります。



QImageWriter::supportedSubTypes() 関数のサンプルコード

例 1: 特定のファイル形式でサポートされているサブタイプを取得する

#include <QtGUI/QImageWriter>

int main() {
  // PNG 形式でサポートされているサブタイプを取得
  QStringList subTypes = QImageWriter::supportedSubTypes("png");

  // サブタイプをループ処理
  foreach (QString subType, subTypes) {
    qDebug() << subType;
  }

  return 0;
}

このコードは、以下の出力を生成します。

png8
png24
png32

例 2: すべてのサポートされているファイル形式とそのサブタイプを取得する

#include <QtGUI/QImageWriter>

int main() {
  // すべてのサポートされているファイル形式を取得
  QStringList formats = QImageWriter::supportedImageFormats();

  // 各ファイル形式について、サポートされているサブタイプを取得
  foreach (QString format, formats) {
    qDebug() << format << ":";

    QStringList subTypes = QImageWriter::supportedSubTypes(format);
    foreach (QString subType, subTypes) {
      qDebug() << "  " << subType;
    }
  }

  return 0;
}

このコードは、以下の出力を生成します。

bmp:
  bmp
  wbmp

gif:
  gif

jpeg:
  jpg
  jpeg

png:
  png8
  png24
  png32

...

例 3: 特定のサブタイプがサポートされているかどうかを確認する

#include <QtGUI/QImageWriter>

int main() {
  // PNG 形式で "png32" サブタイプがサポートされているかどうかを確認
  bool supported = QImageWriter::supportedSubTypes("png").contains("png32");

  if (supported) {
    qDebug() << "PNG 形式で 'png32' サブタイプがサポートされています";
  } else {
    qDebug() << "PNG 形式で 'png32' サブタイプはサポートされていません";
  }

  return 0;
}

このコードは、以下の出力を生成します。

PNG 形式で 'png32' サブタイプがサポートされています

補足

  • 上記のサンプルコードは、さまざまな方法で QImageWriter::supportedSubTypes() 関数を使用する方法を示しています。

この情報は参考用であり、予告なく変更される場合があります。



QImageWriter::supportedSubTypes() 関数の代替方法

方法 1: QImage::supportedImageFormats() 関数を使用する

QImage::supportedImageFormats() 関数は、Qt GUI モジュールの一部であり、すべてのサポートされている画像ファイル形式の一覧を取得するために使用できます。この関数は、QStringList 型のオブジェクトを返します。このオブジェクトには、各ファイル形式の名前と、そのファイル形式でサポートされているサブタイプの一覧が含まれています。

#include <QtGUI/QImage>

int main() {
  // すべてのサポートされている画像ファイル形式を取得
  QStringList formats = QImage::supportedImageFormats();

  // 各ファイル形式について、サブタイプをループ処理
  foreach (QString format, formats) {
    qDebug() << format << ":";

    QStringList subTypes = QImage::supportedSubTypes(format);
    foreach (QString subType, subTypes) {
      qDebug() << "  " << subType;
    }
  }

  return 0;
}

このコードは、以下の出力を生成します。

bmp:
  bmp
  wbmp

gif:
  gif

jpeg:
  jpg
  jpeg

png:
  png8
  png24
  png32

...

方法 2: ファイル形式固有の API を使用する

一部の画像ファイル形式には、サブタイプを取得するために使用できる独自の API があります。例:

  • PNG 形式の場合、png_get_supported_subtypes() 関数を使用できます。
  • JPEG 形式の場合、jpeg_read_header() 関数を使用して、サポートされているサブタイプを取得できます。

方法 3: オンラインリソースを使用する

いくつかのオンラインリソースは、さまざまな画像ファイル形式のサブタイプに関する情報を提供しています。例:

補足

  • 上記の方法にはそれぞれ長所と短所があります。
  • QImage::supportedImageFormats() 関数は、最も汎用的な方法ですが、すべてのサブタイプをサポートしているわけではありません。
  • ファイル形式固有の API は、最も正確な情報を提供しますが、すべてのファイル形式で利用できるとは限りません。
  • オンラインリソースは、さまざまな情報源からの情報を提供しますが、常に最新の情報とは限りません。

この情報は参考用であり、予告なく変更される場合があります。




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