Qt Widgets の QTableWidget::removeRow() 関数

2024-04-02

Qt Widgets の QTableWidget::removeRow() 関数

関数概要

void QTableWidget::removeRow(int row);

引数

  • row - 削除する行のインデックス。0 から始まる整数値で、テーブル内の行数を表します。

戻り値

なし

使用例

QTableWidget *tableWidget = new QTableWidget;

// 行 3 を削除
tableWidget->removeRow(3);

// 最後の行を削除
tableWidget->removeRow(tableWidget->rowCount() - 1);

注意事項

  • 削除された行に関連するデータは、自動的に解放されます。
  • 行を削除すると、テーブル内の行インデックスが変更されます。
  • 行を削除する前に、選択されているセルや行がある場合は、事前にクリアしておく必要があります。

その他の質問

  • QTableWidget::removeRow() 関数を使って、複数の行を同時に削除することはできますか?
  • 行を削除する前に、ユーザーに確認メッセージを表示するにはどうすればよいですか?
  • 削除された行を元に戻すにはどうすればよいですか?

これらの質問に対する答えは、上記の参考資料を参照するか、Qt フォーラムで質問することをお勧めします。

この回答は、情報提供のみを目的としており、専門的なアドバイスを構成するものではありません。



QTableWidget::removeRow() 関数のサンプルコード

サンプル 1:行を選択して削除する

QTableWidget *tableWidget = new QTableWidget;

// 行を選択
tableWidget->selectRow(3);

// 選択された行を削除
tableWidget->removeRow(tableWidget->selectedIndexes().first().row());

サンプル 2:最後の行を削除する

QTableWidget *tableWidget = new QTableWidget;

// 最後の行のインデックスを取得
int lastRow = tableWidget->rowCount() - 1;

// 最後の行を削除
tableWidget->removeRow(lastRow);

サンプル 3:複数の行を削除する

QTableWidget *tableWidget = new QTableWidget;

// 削除する行のインデックスをリストに格納
QList<int> rowsToRemove;
rowsToRemove << 1 << 3 << 5;

// リスト内の行を削除
for (int row : rowsToRemove) {
  tableWidget->removeRow(row);
}

サンプル 4:行を削除する前に確認メッセージを表示する

QTableWidget *tableWidget = new QTableWidget;

// 行を選択
tableWidget->selectRow(3);

// 確認メッセージを表示
QMessageBox msgBox;
msgBox.setText("行を削除してもよろしいですか?");
msgBox.setStandardButtons(QMessageBox::Yes | QMessageBox::No);
int result = msgBox.exec();

// ユーザーが "Yes" を選択した場合は行を削除
if (result == QMessageBox::Yes) {
  tableWidget->removeRow(tableWidget->selectedIndexes().first().row());
}

サンプル 5:削除された行を元に戻す

QTableWidget *tableWidget = new QTableWidget;

// 行を削除
tableWidget->removeRow(3);

// 削除された行を元に戻す
tableWidget->undo();

これらのサンプルコードは、QTableWidget::removeRow() 関数のさまざまな使用方法を理解するのに役立ちます。

この回答は、情報提供のみを目的としており、専門的なアドバイスを構成するものではありません。



QTableWidget::removeRow() 関数の代替方法

QAbstractTableModel::removeRows() 関数を使う

QAbstractTableModel クラスは、テーブルビューのデータモデルを表す基底クラスです。QAbstractTableModel::removeRows() 関数は、モデルから行を削除し、その結果、テーブルビューから行が削除されます。

コード例

QAbstractTableModel *model = tableWidget->model();

// 行 3 を削除
model->removeRows(3, 1);

// 最後の行を削除
model->removeRows(model->rowCount() - 1, 1);

QItemSelectionModel::removeRows() 関数を使う

QItemSelectionModel クラスは、テーブルビュー内の選択状態を表します。QItemSelectionModel::removeRows() 関数は、選択された行をモデルから削除し、その結果、テーブルビューから行が削除されます。

コード例

QItemSelectionModel *selectionModel = tableWidget->selectionModel();

// 選択された行を削除
selectionModel->removeRows(selectionModel->selectedIndexes());

QWidget::hide() 関数は、ウィジェットを非表示にします。この関数を QTableWidgetItem オブジェクトに対して使用すると、その行がテーブルビューから非表示になります。

コード例

// 行 3 を非表示にする
tableWidget->item(3, 0)->hide();

// 最後の行を非表示にする
tableWidget->item(tableWidget->rowCount() - 1, 0)->hide();

QTableWidget::clear() 関数は、テーブルビューからすべてのデータと項目を削除します。

コード例

// テーブルビューからすべての行を削除
tableWidget->clear();
  • QTableWidget::removeRow() 関数は、単一の行を削除する場合に最も簡単で効率的な方法です。
  • QAbstractTableModel::removeRows() 関数は、複数の行を削除する場合や、モデルを直接変更したい場合に便利です。
  • QItemSelectionModel::removeRows() 関数は、選択された行を削除する場合に便利です。
  • QWidget::hide() 関数は、行を一時的に非表示にしたい場合に便利です。
  • QTableWidget::clear() 関数は、テーブルビューからすべてのデータを削除したい場合に便利です。

この回答は、情報提供のみを目的としており、専門的なアドバイスを構成するものではありません。




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