::view-transition-old を使ったページ遷移アニメーション
CSS疑似要素 ::view-transition-old の解説
この疑似要素を使うメリット
- ページ遷移時のアニメーションをより自然に表現できます。
- 遷移前の画面の一部を保持することで、ユーザーの視覚的な混乱を軽減できます。
- 遷移前の画面に要素を追加することで、情報伝達を強化できます。
::view-transition-old の使い方
対象となる要素に view-name プロパティを設定する
.header {
view-name: header;
}
::view-transition-old 疑似要素を使ってスタイルを設定する
.header::view-transition-old {
background-color: red;
opacity: 0.5;
}
上記の場合、ページ遷移時の旧画面のヘッダー部分は、赤色で半透明に表示されます。
::view-transition-old で使用できるプロパティ
- animation-delay
- animation-duration
- animation-timing-function
- background
- border
- color
- opacity
- transform
- z-index
::view-transition-old
は、::view-transition
と組み合わせて使用することで、より複雑なアニメーションを作成できます。::view-transition-old
は、Chrome、Firefox、Safariなどの最新ブラウザでサポートされています。
補足
- 2024年3月23日現在、
::view-transition-old
はまだ 実験段階 の機能です。 - ブラウザによっては、
::view-transition-old
の実装が異なる場合があります。
::view-transition-old を使ったサンプルコード
<div class="container">
<h1>タイトル</h1>
<p>本文</p>
</div>
.container {
view-name: container;
}
.container::view-transition-old {
animation: fade-out 1s ease-in-out;
}
@keyframes fade-out {
from {
opacity: 1;
}
to {
opacity: 0;
}
}
上記の場合、ページ遷移時にコンテナ要素が徐々にフェードアウトします。
スライド
<div class="container">
<h1>タイトル</h1>
<p>本文</p>
</div>
.container {
view-name: container;
}
.container::view-transition-old {
animation: slide-out 1s ease-in-out;
}
@keyframes slide-out {
from {
transform: translateX(0);
}
to {
transform: translateX(-100%);
}
}
上記の場合、ページ遷移時にコンテナ要素が左側にスライドアウトします。
スケール
<div class="container">
<h1>タイトル</h1>
<p>本文</p>
</div>
.container {
view-name: container;
}
.container::view-transition-old {
animation: scale-out 1s ease-in-out;
}
@keyframes scale-out {
from {
transform: scale(1);
}
to {
transform: scale(0);
}
}
上記の場合、ページ遷移時にコンテナ要素が縮小します。
複数のアニメーションを組み合わせる
<div class="container">
<h1>タイトル</h1>
<p>本文</p>
</div>
.container {
view-name: container;
}
.container::view-transition-old {
animation: fade-out-and-scale-out 1s ease-in-out;
}
@keyframes fade-out-and-scale-out {
from {
opacity: 1;
transform: scale(1);
}
to {
opacity: 0;
transform: scale(0);
}
}
上記の場合、ページ遷移時にコンテナ要素が徐々にフェードアウトしながら縮小します。
画像の切り替え
<div class="container">
<img src="image1.jpg" alt="画像1" />
</div>
.container {
view-name: container;
}
.container::view-transition-old {
animation: image-swap 1s ease-in-out;
}
@keyframes image-swap {
from {
opacity: 1;
}
to {
opacity: 0;
}
}
.container::view-transition {
background-image: url("image2.jpg");
}
**上記の場合、ページ遷移時に画像1が徐々にフェードアウト
::view-transition-old の代替方法
::view-transition-old の代替方法として、以下の方法が考えられます。
JavaScript を使用して、ページ遷移時のアニメーションをプログラムできます。
CSS アニメーションを使用する
@keyframes
を使用して、独自のアニメーションを作成できます。
ライブラリを使用する
ページ遷移時のアニメーションを作成するライブラリが多数存在します。
具体的な方法
JavaScript を使用する
<div id="container">
<h1>タイトル</h1>
<p>本文</p>
</div>
<script>
window.addEventListener("transitionstart", function(e) {
if (e.target.id === "container") {
// アニメーション処理
}
});
</script>
上記の場合、#container 要素の遷移開始時に、JavaScript の transitionstart イベントが発生し、アニメーション処理を実行します。
CSS アニメーションを使用する
<div class="container">
<h1>タイトル</h1>
<p>本文</p>
</div>
.container {
animation: fade-out 1s ease-in-out;
}
@keyframes fade-out {
from {
opacity: 1;
}
to {
opacity: 0;
}
}
上記の場合、container 要素に fade-out アニメーションを適用します。
ライブラリを使用する
Anime.js: https://animejs.com/ などのライブラリを使用して、ページ遷移時のアニメーションを作成できます。
ライブラリを使用するメリット
- 複雑なアニメーションを簡単に作成できる
- コード量を削減できる
- 様々なアニメーション効果を利用できる
ライブラリを使用するデメリット
- ライブラリの読み込みが必要
- 学習コストがかかる
::view-transition-old を使用したい場合は、ブラウザのサポート状況を確認する必要があります。
その他の方法
- ページ遷移時のアニメーションを表現する CSS プロパティ
transition
を使用する - 画像の切り替えに
background-image
プロパティを使用する
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