Djangoの django.contrib.gis.geoip2.GeoIP2.country() 関数徹底解説
Django の django.contrib.gis.geoip2.GeoIP2.country() 関数解説
この関数は、以下の情報を提供します:
- 国コード (例: 'US')
- 国名 (例: 'United States')
- 2文字の国コード (例: 'USA')
- ISO 3166-1 alpha-3 コード (例: 'USA')
この関数は以下のように使用されます:
from django.contrib.gis.geoip2 import GeoIP2
# GeoIP2 データベースへのパスを設定
geoip2 = GeoIP2(path='/path/to/geoip2/database')
# IPアドレスから国情報を取得
ip_address = '8.8.8.8'
country_info = geoip2.country(ip_address)
# 国コードを出力
print(country_info['country_code'])
# 国名を出力
print(country_info['country_name'])
この関数は以下の点に注意する必要があります:
- 使用するには、
geoip2
Python ライブラリをインストールする必要があります。 - GeoIP2 データベースは、MaxMind からダウンロードできます。
- データベースファイルは、
GEOIP_PATH
設定で指定されたディレクトリに配置する必要があります。 - IPアドレスは、有効な IPv4 または IPv6 アドレスである必要があります。
django.contrib.gis.geoip2.GeoIP2 クラスには、country() 関数以外にも、以下の関数が用意されています:
city()
: IPアドレスに基づいて都市情報を取得します。lat_lon()
: IPアドレスに基づいて緯度と経度を取得します。geos()
: IPアドレスに基づいて、ポイントジオメトリを取得します。
これらの関数は、country()
関数と同様に使用できます。
django.contrib.gis.geoip2.GeoIP2.country() 関数のサンプルコード
from django.contrib.gis.geoip2 import GeoIP2
# GeoIP2 データベースへのパスを設定
geoip2 = GeoIP2(path='/path/to/geoip2/database')
# IPアドレスから国情報を取得
ip_address = '8.8.8.8'
country_info = geoip2.country(ip_address)
# 国コードを出力
print(country_info['country_code'])
# 国名を出力
print(country_info['country_name'])
すべての国コードと国名のリストを取得
from django.contrib.gis.geoip2 import GeoIP2
# GeoIP2 データベースへのパスを設定
geoip2 = GeoIP2(path='/path/to/geoip2/database')
# すべての国情報を取得
countries = geoip2.countries()
# 国コードと国名のリストを出力
for country in countries:
print(country['country_code'], country['country_name'])
IPアドレスが特定の国に属しているかどうかを判断
from django.contrib.gis.geoip2 import GeoIP2
# GeoIP2 データベースへのパスを設定
geoip2 = GeoIP2(path='/path/to/geoip2/database')
# IPアドレスと比較する国コード
country_code = 'US'
# IPアドレスが国に属しているかどうかを判断
ip_address = '8.8.8.8'
is_in_country = geoip2.country_code(ip_address) == country_code
# 結果を出力
print(f"IPアドレス {ip_address} は、{country_code} に属していますか?: {is_in_country}")
IPアドレスに基づいて、ポイントジオメトリを取得
from django.contrib.gis.geoip2 import GeoIP2
# GeoIP2 データベースへのパスを設定
geoip2 = GeoIP2(path='/path/to/geoip2/database')
# IPアドレスからポイントジオメトリを取得
ip_address = '8.8.8.8'
point = geoip2.geos(ip_address)
# ポイントの座標を出力
print(point.x, point.y)
都市情報と緯度・経度を取得
from django.contrib.gis.geoip2 import GeoIP2
# GeoIP2 データベースへのパスを設定
geoip2 = GeoIP2(path='/path/to/geoip2/database')
# IPアドレスから都市情報と緯度・経度を取得
ip_address = '8.8.8.8'
city_info = geoip2.city(ip_address)
lat_lon = geoip2.lat_lon(ip_address)
# 都市名を出力
print(city_info['city'])
# 緯度と経度を出力
print(lat_lon['latitude'], lat_lon['longitude'])
django.contrib.gis.geoip2.GeoIP2.country() 関数以外の方法
GeoIP
ライブラリは、IPアドレスに基づいて国情報 (国コード、国名など) を取得するための Python ライブラリです。
使用方法:
import geoip
# GeoIP データベースへのパスを設定
geoip_db = geoip.open('/path/to/geoip/database')
# IPアドレスから国情報を取得
ip_address = '8.8.8.8'
country_info = geoip_db.country_code_by_addr(ip_address)
# 国コードを出力
print(country_info)
ipinfo
サービスは、IPアドレスに基づいてさまざまな情報を提供する Web サービスです。
使用方法:
import requests
# IPアドレス
ip_address = '8.8.8.8'
# API エンドポイント
url = f'https://ipinfo.io/{ip_address}/json'
# リクエスト送信
response = requests.get(url)
# 国情報を取得
country_info = response.json()['country']
# 国コードを出力
print(country_info)
MaxMind GeoIP Web サービスは、IPアドレスに基づいて国情報 (国コード、国名など) を取得するための Web サービスです。
使用方法:
import requests
# MaxMind アカウントのユーザー名とパスワード
username = 'your_username'
password = 'your_password'
# IPアドレス
ip_address = '8.8.8.8'
# API エンドポイント
url = f'https://geoip.maxmind.com/geoip/v2.1/country/{ip_address}'
# ヘッダー設定
headers = {
'Authorization': f'Basic {base64.b64encode(f"{username}:{password}".encode()).decode("utf-8")}'
}
# リクエスト送信
response = requests.get(url, headers=headers)
# 国情報を取得
country_info = response.json()['country_code']
# 国コードを出力
print(country_info)
これらの方法は、それぞれ異なる長所と短所があります。
django.contrib.gis.geoip2.GeoIP2.country() 関数
- 長所: Django と簡単に統合できる
- 短所: GeoIP2 データベースをダウンロードしてインストールする必要がある
GeoIP ライブラリ
- 長所: シンプルで使いやすい
ipinfo サービス
- 長所: インストールが不要
- 短所: 無料プランでは情報量が制限されている
MaxMind GeoIP Web サービス
- 長所: さまざまな情報が提供される
- 短所: MaxMind アカウントが必要
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