Djangoの django.contrib.gis.geoip2.GeoIP2.country() 関数徹底解説

2024-04-02

Django の django.contrib.gis.geoip2.GeoIP2.country() 関数解説

この関数は、以下の情報を提供します:

  • 国コード (例: 'US')
  • 国名 (例: 'United States')
  • 2文字の国コード (例: 'USA')
  • ISO 3166-1 alpha-3 コード (例: 'USA')

この関数は以下のように使用されます:

from django.contrib.gis.geoip2 import GeoIP2

# GeoIP2 データベースへのパスを設定
geoip2 = GeoIP2(path='/path/to/geoip2/database')

# IPアドレスから国情報を取得
ip_address = '8.8.8.8'
country_info = geoip2.country(ip_address)

# 国コードを出力
print(country_info['country_code'])

# 国名を出力
print(country_info['country_name'])

この関数は以下の点に注意する必要があります:

  • 使用するには、geoip2 Python ライブラリをインストールする必要があります。
  • GeoIP2 データベースは、MaxMind からダウンロードできます。
  • データベースファイルは、GEOIP_PATH 設定で指定されたディレクトリに配置する必要があります。
  • IPアドレスは、有効な IPv4 または IPv6 アドレスである必要があります。

django.contrib.gis.geoip2.GeoIP2 クラスには、country() 関数以外にも、以下の関数が用意されています:

  • city(): IPアドレスに基づいて都市情報を取得します。
  • lat_lon(): IPアドレスに基づいて緯度と経度を取得します。
  • geos(): IPアドレスに基づいて、ポイントジオメトリを取得します。

これらの関数は、country() 関数と同様に使用できます。



django.contrib.gis.geoip2.GeoIP2.country() 関数のサンプルコード

from django.contrib.gis.geoip2 import GeoIP2

# GeoIP2 データベースへのパスを設定
geoip2 = GeoIP2(path='/path/to/geoip2/database')

# IPアドレスから国情報を取得
ip_address = '8.8.8.8'
country_info = geoip2.country(ip_address)

# 国コードを出力
print(country_info['country_code'])

# 国名を出力
print(country_info['country_name'])

すべての国コードと国名のリストを取得

from django.contrib.gis.geoip2 import GeoIP2

# GeoIP2 データベースへのパスを設定
geoip2 = GeoIP2(path='/path/to/geoip2/database')

# すべての国情報を取得
countries = geoip2.countries()

# 国コードと国名のリストを出力
for country in countries:
    print(country['country_code'], country['country_name'])

IPアドレスが特定の国に属しているかどうかを判断

from django.contrib.gis.geoip2 import GeoIP2

# GeoIP2 データベースへのパスを設定
geoip2 = GeoIP2(path='/path/to/geoip2/database')

# IPアドレスと比較する国コード
country_code = 'US'

# IPアドレスが国に属しているかどうかを判断
ip_address = '8.8.8.8'
is_in_country = geoip2.country_code(ip_address) == country_code

# 結果を出力
print(f"IPアドレス {ip_address} は、{country_code} に属していますか?: {is_in_country}")

IPアドレスに基づいて、ポイントジオメトリを取得

from django.contrib.gis.geoip2 import GeoIP2

# GeoIP2 データベースへのパスを設定
geoip2 = GeoIP2(path='/path/to/geoip2/database')

# IPアドレスからポイントジオメトリを取得
ip_address = '8.8.8.8'
point = geoip2.geos(ip_address)

# ポイントの座標を出力
print(point.x, point.y)

都市情報と緯度・経度を取得

from django.contrib.gis.geoip2 import GeoIP2

# GeoIP2 データベースへのパスを設定
geoip2 = GeoIP2(path='/path/to/geoip2/database')

# IPアドレスから都市情報と緯度・経度を取得
ip_address = '8.8.8.8'
city_info = geoip2.city(ip_address)
lat_lon = geoip2.lat_lon(ip_address)

# 都市名を出力
print(city_info['city'])

# 緯度と経度を出力
print(lat_lon['latitude'], lat_lon['longitude'])


django.contrib.gis.geoip2.GeoIP2.country() 関数以外の方法

GeoIP ライブラリは、IPアドレスに基づいて国情報 (国コード、国名など) を取得するための Python ライブラリです。

使用方法:

import geoip

# GeoIP データベースへのパスを設定
geoip_db = geoip.open('/path/to/geoip/database')

# IPアドレスから国情報を取得
ip_address = '8.8.8.8'
country_info = geoip_db.country_code_by_addr(ip_address)

# 国コードを出力
print(country_info)

ipinfo サービスは、IPアドレスに基づいてさまざまな情報を提供する Web サービスです。

使用方法:

import requests

# IPアドレス
ip_address = '8.8.8.8'

# API エンドポイント
url = f'https://ipinfo.io/{ip_address}/json'

# リクエスト送信
response = requests.get(url)

# 国情報を取得
country_info = response.json()['country']

# 国コードを出力
print(country_info)

MaxMind GeoIP Web サービスは、IPアドレスに基づいて国情報 (国コード、国名など) を取得するための Web サービスです。

使用方法:

import requests

# MaxMind アカウントのユーザー名とパスワード
username = 'your_username'
password = 'your_password'

# IPアドレス
ip_address = '8.8.8.8'

# API エンドポイント
url = f'https://geoip.maxmind.com/geoip/v2.1/country/{ip_address}'

# ヘッダー設定
headers = {
    'Authorization': f'Basic {base64.b64encode(f"{username}:{password}".encode()).decode("utf-8")}'
}

# リクエスト送信
response = requests.get(url, headers=headers)

# 国情報を取得
country_info = response.json()['country_code']

# 国コードを出力
print(country_info)

これらの方法は、それぞれ異なる長所と短所があります。

django.contrib.gis.geoip2.GeoIP2.country() 関数

  • 長所: Django と簡単に統合できる
  • 短所: GeoIP2 データベースをダウンロードしてインストールする必要がある

GeoIP ライブラリ

  • 長所: シンプルで使いやすい

ipinfo サービス

  • 長所: インストールが不要
  • 短所: 無料プランでは情報量が制限されている

MaxMind GeoIP Web サービス

  • 長所: さまざまな情報が提供される
  • 短所: MaxMind アカウントが必要



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