Sec-CH-UA-Model ヘッダーの活用:ユーザーエクスペリエンスの向上

2024-04-02

HTTPヘッダーの「Sec-CH-UA-Model」:詳細解説

概要

主な機能

  • ユーザーエージェント文字列よりも詳細な情報を提供
  • ブラウザベンダーとモデル名
  • バージョン情報
  • プラットフォーム情報
  • ブランド情報 (一部のブラウザでは非公開)

利点

  • ユーザーのブラウザをより正確に特定
  • より適切なコンテンツと機能を提供
  • パフォーマンスの向上
  • プライバシーの保護 (一部のブラウザではブランド情報が非公開)

設定方法

「Sec-CH-UA-Model」ヘッダーは、クライアント側で設定できます。設定方法はブラウザによって異なりますが、一般的には以下の方法があります。

  • ブラウザの設定
  • 拡張機能
  • JavaScript API

使用例

以下の例は、「Sec-CH-UA-Model」ヘッダーの使用例です。

Sec-CH-UA-Model: "Not A;Brand";v="99", "Chromium";v="100", "Google Chrome";v="100"

この例では、ユーザーは以下のブラウザを使用しています。

  • ブラウザベンダー: Google
  • ブラウザモデル: Chrome
  • バージョン: 100
  • プラットフォーム: Not A;Brand
  • ブランド: Google Chrome (一部のブラウザでは非公開)

注意点

  • 比較的新機能のため、すべてのブラウザで対応しているわけではありません。
  • ブラウザの設定や拡張機能によって、送信される情報が変わる可能性があります。
  • プライバシーの観点から、ブランド情報が非公開になる場合があります。


Sec-CH-UA-Model ヘッダーのサンプルコード

サーバー側での取得

<?php

// ヘッダー情報の取得
$headers = getallheaders();

// Sec-CH-UA-Model ヘッダーの確認
if (isset($headers['Sec-CH-UA-Model'])) {
  $uaModel = $headers['Sec-CH-UA-Model'];
  echo "Sec-CH-UA-Model: " . $uaModel . "\n";

  // 情報の解析
  $parts = explode(';', $uaModel);
  foreach ($parts as $part) {
    $pair = explode('=', $part);
    if (count($pair) === 2) {
      echo "  " . $pair[0] . ": " . $pair[1] . "\n";
    }
  }
} else {
  echo "Sec-CH-UA-Model ヘッダーが存在しません。\n";
}

?>

クライアント側での設定

以下のコードは、JavaScriptを使用してクライアント側で「Sec-CH-UA-Model」ヘッダーを設定する例です。

const uaModel = "Not A;Brand";v="99", "Chromium";v="100", "Google Chrome";v="100";

// ヘッダーオブジェクトの作成
const headers = new Headers();

// Sec-CH-UA-Model ヘッダーの設定
headers.set("Sec-CH-UA-Model", uaModel);

// ヘッダー付きのフェッチリクエスト
fetch("/api", {
  headers,
});

ブラウザごとの設定方法

  • Chrome:

    • アドレスバーに chrome://flags/#enable-user-agent-client-hints と入力
    • User-Agent Client Hints を有効化
    • 再起動
  • Firefox:

  • Safari:



Sec-CH-UA-Model ヘッダーを設定する他の方法

ブラウザの設定

Chrome

  1. ブラウザを再起動

Firefox

Safari

拡張機能

いくつかの拡張機能は、「Sec-CH-UA-Model」ヘッダーを送信する機能を提供しています。例としては、以下の拡張機能があります。

JavaScriptを使用して、クライアント側で「Sec-CH-UA-Model」ヘッダーを設定することもできます。以下のコード例を参考にしてください。

const uaModel = "Not A;Brand";v="99", "Chromium";v="100", "Google Chrome";v="100";

// ヘッダーオブジェクトの作成
const headers = new Headers();

// Sec-CH-UA-Model ヘッダーの設定
headers.set("Sec-CH-UA-Model", uaModel);

// ヘッダー付きのフェッチリクエスト
fetch("/api", {
  headers,
});

その他のライブラリ

いくつかのライブラリは、「Sec-CH-UA-Model」ヘッダーを設定する機能を提供しています。例としては、以下のライブラリがあります。

注意事項

  • 「Sec-CH-UA-Model」ヘッダーは比較的新しい機能であり、すべてのブラウザで対応しているわけではありません。



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