CMake の CMAKE_LANG_COMPILER_ARCHITECTURE_ID 変数を使いこなす

2024-04-12

CMake 変数 CMAKE_LANG_COMPILER_ARCHITECTURE_ID の詳細解説

CMAKE_LANG_COMPILER_ARCHITECTURE_ID は、CMake の内部変数であり、コンパイラターゲットアーキテクチャ を識別するために使用されます。これは、主に特定のコンパイラに対して、適切な使用方法を決定するために必要となります。

バージョン

この変数は、CMake 3.10 で導入されました。

データ型

CMAKE_LANG_COMPILER_ARCHITECTURE_ID は、文字列型の変数です。

用途

CMAKE_LANG_COMPILER_ARCHITECTURE_ID は、主に以下の目的で使用されます。

  • コンパイラオプションの生成: コンパイラオプションは、ターゲットアーキテクチャによって異なる場合があります。CMAKE_LANG_COMPILER_ARCHITECTURE_ID を使用することで、CMake は適切なオプションを生成することができます。
  • ライブラリの検索: ライブラリは、ターゲットアーキテクチャに固有のバージョンを持つ場合があります。CMAKE_LANG_COMPILER_ARCHITECTURE_ID を使用することで、CMake は適切なライブラリを見つけることができます。

以下の例は、CMAKE_LANG_COMPILER_ARCHITECTURE_ID を使用して、コンパイラオプションを生成する方法を示しています。

cmake_minimum_required(VERSION 3.10)

project(myproject)

set(CMAKE_C_COMPILER clang)

message(STATUS "CMAKE_C_COMPILER_ARCHITECTURE_ID: ${CMAKE_C_COMPILER_ARCHITECTURE_ID}")

if(CMAKE_C_COMPILER_ARCHITECTURE_ID STREQUAL "x86_64")
  set(CMAKE_C_COMPILER_FLAGS "-m64")
endif()

add_executable(myprogram myprogram.c)

この例では、CMAKE_C_COMPILER_ARCHITECTURE_ID の値が "x86_64" である場合、-m64 オプションが CMAKE_C_COMPILER_FLAGS に追加されます。これは、64 ビットアーキテクチャ用のコードをコンパイルするために必要なオプションです。

注意事項

  • CMAKE_LANG_COMPILER_ARCHITECTURE_ID は、内部変数であり、将来変更される可能性があります。
  • この変数は、すべてのコンパイラでサポートされているわけではありません。

補足

この説明が、CMake 変数 CMAKE_LANG_COMPILER_ARCHITECTURE_ID を理解するのに役立つことを願っています。



さまざまなプログラミング言語のサンプルコード

#include <iostream>

int main() {
  std::cout << "Hello, World!" << std::endl;
  return 0;
}

Python

print("Hello, World!")

Java

public class HelloWorld {
  public static void main(String[] args) {
    System.out.println("Hello, World!");
  }
}

JavaScript

console.log("Hello, World!");

Go

package main

import "fmt"

func main() {
  fmt.Println("Hello, World!")
}

C#

using System;

class HelloWorld {
  static void Main(string[] args) {
    Console.WriteLine("Hello, World!");
  }
}

Ruby

puts "Hello, World!"

Swift

print("Hello, World!")

Raku

say "Hello, World!"

Perl

print "Hello, World!\n";

PHP

<?php
echo "Hello, World!";

Bash

#!/bin/bash

echo "Hello, World!"

Lua

print("Hello, World!")

Haskell

main :: IO ()
main = putStrLn "Hello, World!"

Erlang

-module(hello).
-export([start/0]).

start() ->
  io:format("Hello, World!\n").

Elixir

IO.puts "Hello, World!"

Clojure

(println "Hello, World!")

Scala

object HelloWorld {
  def main(args: Array[String]): Unit = {
    println("Hello, World!")
  }
}

Kotlin

fun main() {
  println("Hello, World!")
}

Rust

fn main() {
  println!("Hello, World!");
}

D

void main() {
  writeln("Hello, World!");
}

Go

package main

import "fmt"

func main() {
  fmt.Println("Hello, World!")
}

C#

using System;

class HelloWorld {
  static void Main(string[] args) {
    Console.WriteLine("Hello, World!");
  }
}

Ruby

puts "Hello, World!"

Swift

print("Hello, World!")

Raku

say "Hello, World!"

Perl

print "Hello, World!\n";

PHP

<?php
echo "Hello, World!";

Bash

#!/bin/bash

echo "Hello, World!"

Lua

print("Hello, World!")

Haskell

main :: IO ()
main = putStrLn "Hello, World!"

Erlang

-module(hello).
-export([start/0]).

start() ->
  io:format("Hello, World!\n").

Elixir

IO.puts "Hello, World!"

Clojure

(println "Hello, World!")

Scala

object HelloWorld {
  def main(args: Array[String]): Unit = {
    println("Hello, World!")
  }
}

Kotlin

fun main() {
  println("Hello, World!")
}

Rust

fn main() {
  println!("Hello, World!");
}

D

void main() {
  writeln("Hello, World!");
}

これらのコードはほんの一例です。それぞれの言語には、もっと多くの機能や構文があります。



他の方法:CMake 変数 CMAKE_LANG_COMPILER_ARCHITECTURE_ID を使用しない方法

コンパイラフラグを使用する

コンパイラフラグは、コンパイラに特定のアーキテクチャ用のオプションを指示するために使用できます。

set(CMAKE_C_COMPILER clang)

if(CMAKE_SYSTEM_PROCESSOR MATCHES "x86_64")
  set(CMAKE_C_COMPILER_FLAGS "-m64")
endif()

add_executable(myprogram myprogram.c)

この例では、CMAKE_SYSTEM_PROCESSOR 変数が x86_64 と一致する場合、-m64 オプションが CMAKE_C_COMPILER_FLAGS に追加されます。

ターゲットプラットフォームを使用する

CMake の target_platform プロパティを使用して、ビルド対象のプラットフォームを指定できます。

cmake_minimum_required(VERSION 3.10)

project(myproject)

set(CMAKE_C_COMPILER clang)

target_platform(myprogram windows)

if(CMAKE_SYSTEM_PLATFORM MATCHES "Windows")
  set(CMAKE_C_COMPILER_FLAGS "-m64")
endif()

add_executable(myprogram myprogram.c)

この例では、myprogram ターゲットは Windows プラットフォーム用にビルドされます。 CMAKE_SYSTEM_PLATFORM 変数が "Windows" と一致する場合、-m64 オプションが CMAKE_C_COMPILER_FLAGS に追加されます。

カスタム CMake モジュールを作成して、コンパイラアーキテクチャに固有の処理を行うことができます。

cmake_minimum_required(VERSION 3.10)

project(myproject)

set(CMAKE_C_COMPILER clang)

include(MyCustomModule)

add_executable(myprogram myprogram.c)

この例では、MyCustomModule という名前のカスタム CMake モジュールがインクルードされます。 このモジュールは、コンパイラアーキテクチャに固有の処理を行うことができます。

注意事項

  • 上記の方法はすべて、CMake 3.10 以降が必要です。
  • コンパイラフラグとターゲットプラットフォームの使用は、CMAKE_LANG_COMPILER_ARCHITECTURE_ID 変数を使用するよりも移植性に優れています。
  • カスタム CMake モジュールを使用する方法は、最も柔軟性がありますが、最も複雑でもあります。

補足

これらの方法は、CMAKE_LANG_COMPILER_ARCHITECTURE_ID 変数を使用しない場合に、コンパイラアーキテクチャに固有の処理を行うための代替手段を提供します。




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