Djangoの django.contrib.gis : gis.geos.GEOSGeometry.extent でジオメトリの範囲をマスターしよう
Djangoのdjango.contrib.gisにおけるgis.geos.GEOSGeometry.extentの詳細解説
GEOSGeometry
クラスには、ジオメトリの範囲を取得するためのextent
プロパティがあります。このプロパティは、4つの要素を持つタプルを返します。
(xmin, ymin, xmax, ymax) = geom.extent
xmin
: ジオメトリの最小X座標
これらの座標は、ジオメトリの境界ボックスを表します。
使用例
extent
プロパティは、さまざまな目的に使用できます。
- ジオメトリの視覚化
- ジオメトリの空間関係の検査
- ジオメトリの空間インデックスの作成
以下は、extent
プロパティの使用例です。
# ジオメトリの境界ボックスを描画する
from django.contrib.gis.geos import GEOSGeometry
geom = GEOSGeometry('POLYGON((0 0, 10 0, 10 10, 0 10, 0 0))')
xmin, ymin, xmax, ymax = geom.extent
# 境界ボックスを描画するコード
# ジオメトリが別のジオメトリと交差しているかどうかを確認する
geom1 = GEOSGeometry('POINT(5 5)')
geom2 = GEOSGeometry('POLYGON((0 0, 10 0, 10 10, 0 10, 0 0))')
xmin1, ymin1, xmax1, ymax1 = geom1.extent
xmin2, ymin2, xmax2, ymax2 = geom2.extent
if (xmin1 < xmax2 and xmax1 > xmin2 and
ymin1 < ymax2 and ymax1 > ymin2):
# ジオメトリは交差している
extent
プロパティは、ジオメトリの座標参照系 (SRID) を考慮します。extent
プロパティは、ジオメトリが空の場合、None
を返します。
補足
- 上記のコードは、Python 3 で記述されています。
- DjangoとGeoDjangoのバージョンによって、
extent
プロパティの動作が異なる場合があります。
Djangoのdjango.contrib.gisにおけるgis.geos.GEOSGeometry.extentのサンプルコード
ジオメトリの境界ボックスを描画する
from django.contrib.gis.geos import GEOSGeometry
from django.contrib.gis.gdal import GDALRaster
# 画像ファイルを読み込む
raster = GDALRaster('path/to/image.tif')
# 画像のジオメトリを取得する
geom = raster.extent
# 境界ボックスを描画するコード
# 画像と境界ボックスを重ねて表示するコード
ジオメトリが別のジオメトリと交差しているかどうかを確認する
from django.contrib.gis.geos import GEOSGeometry
# 2つのジオメトリを作成する
geom1 = GEOSGeometry('POINT(5 5)')
geom2 = GEOSGeometry('POLYGON((0 0, 10 0, 10 10, 0 10, 0 0))')
# 2つのジオメトリの境界ボックスを取得する
xmin1, ymin1, xmax1, ymax1 = geom1.extent
xmin2, ymin2, xmax2, ymax2 = geom2.extent
# 2つのジオメトリが交差しているかどうかを確認する
if (xmin1 < xmax2 and xmax1 > xmin2 and
ymin1 < ymax2 and ymax1 > ymin2):
# ジオメトリは交差している
ジオメトリの空間インデックスを作成する
from django.contrib.gis.geos import GEOSGeometry
from django.contrib.gis.db import models
# モデルを作成する
class MyModel(models.Model):
geom = models.GeometryField()
# ジオメトリの空間インデックスを作成する
MyModel.objects.create_spatial_index()
# ジオメトリに基づいてクエリを実行する
MyModel.objects.filter(geom__intersects=geom)
ジオメトリの距離を計算する
from django.contrib.gis.geos import GEOSGeometry
# 2つのジオメトリを作成する
geom1 = GEOSGeometry('POINT(5 5)')
geom2 = GEOSGeometry('POINT(10 10)')
# 2つのジオメトリ間の距離を計算する
distance = geom1.distance(geom2)
ジオメトリの面積を計算する
from django.contrib.gis.geos import GEOSGeometry
# ジオメトリを作成する
geom = GEOSGeometry('POLYGON((0 0, 10 0, 10 10, 0 10, 0 0))')
# ジオメトリの面積を計算する
area = geom.area
Djangoのdjango.contrib.gisにおけるgis.geos.GEOSGeometry.extentのその他の方法
extentプロパティの代わりにenvelopeプロパティを使用する
# ジオメトリのエンベロープを取得する
envelope = geom.envelope
# エンベロープの座標を出力する
print(envelope)
transform
メソッドを使用してジオメトリを別のSRIDに変換してから、extent
プロパティを使用して境界ボックスを取得することができます。
# ジオメトリを別のSRIDに変換する
geom = geom.transform(srid)
# 変換されたジオメトリの境界ボックスを取得する
extent = geom.extent
# 境界ボックスの座標を出力する
print(extent)
GeoDjangoのヘルパー関数を使用する
GeoDjango
には、ジオメトリの境界ボックスを取得するためのヘルパー関数がいくつか用意されています。
from django.contrib.gis.geos import GEOSGeometry
# ジオメトリの境界ボックスを取得する
bbox = GEOSGeometry.from_bbox(xmin, ymin, xmax, ymax)
# 境界ボックスの座標を出力する
print(bbox)
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