MariaDB Information Schema PARAMETERSテーブルを操作するその他の方法

2024-04-02

MariaDBのInformation Schema PARAMETERSテーブル解説

PARAMETERSテーブルは、Information Schemaの一部であり、MariaDBサーバーの設定パラメータに関する情報を格納します。このテーブルには、以下の情報が含まれます:

  • PARAMETER_NAME: パラメータ名
  • PARAMETER_VALUE: パラメータの現在の値
  • PARAMETER_DEFAULT: パラメータのデフォルト値
  • PARAMETER_TYPE: パラメータのデータ型
  • PARAMETER_MAX_VALUE: パラメータの最大値
  • PARAMETER_DESCRIPTION: パラメータの説明

PARAMETERSテーブルの例:

+-----------------+------------+-------------+------------+-------------+------------+---------------------+
| PARAMETER_NAME   | PARAMETER_VALUE | PARAMETER_DEFAULT | PARAMETER_TYPE | PARAMETER_MAX_VALUE | PARAMETER_MIN_VALUE | PARAMETER_DESCRIPTION |
+-----------------+------------+-------------+------------+-------------+------------+---------------------+
| max_connections  | 100        | 100         | integer     | 10000       | 1          | 最大接続数           |
+-----------------+------------+-------------+------------+-------------+------------+---------------------+
| innodb_buffer_pool_size | 128M       | 128M        | string      | 8388608M   | 1M         | InnoDBバッファプールのサイズ |
+-----------------+------------+-------------+------------+-------------+------------+---------------------+

PARAMETERSテーブルの利用例:

  • 特定のパラメータの現在の値を取得する:
SELECT PARAMETER_VALUE
FROM INFORMATION_SCHEMA.PARAMETERS
WHERE PARAMETER_NAME = 'max_connections';
  • パラメータのデフォルト値を取得する:
SELECT PARAMETER_DEFAULT
FROM INFORMATION_SCHEMA.PARAMETERS
WHERE PARAMETER_NAME = 'innodb_buffer_pool_size';
  • すべての設定パラメータとその説明を表示する:
SELECT PARAMETER_NAME, PARAMETER_VALUE, PARAMETER_DESCRIPTION
FROM INFORMATION_SCHEMA.PARAMETERS;

PARAMETERSテーブルに関する注意事項:

  • PARAMETERSテーブルは、直接編集しないでください。パラメータの設定は、my.cnfファイルなどの設定ファイルで行う必要があります。
  • PARAMETERSテーブルに含まれるパラメータの一部は、MariaDBのバージョンによって異なる場合があります。

Information Schema PARAMETERSテーブルは、MariaDBサーバーの設定パラメータに関する情報を取得するのに役立ちます。このテーブルを利用することで、現在の設定値を確認したり、デフォルト値を確認したりすることができます。



MariaDB Information Schema PARAMETERS Table サンプルコード

特定のパラメータの現在の値を取得する

# 最大接続数を取得する
SELECT PARAMETER_VALUE
FROM INFORMATION_SCHEMA.PARAMETERS
WHERE PARAMETER_NAME = 'max_connections';

# 結果
# 100

パラメータのデフォルト値を取得する

# InnoDBバッファプールのデフォルトサイズを取得する
SELECT PARAMETER_DEFAULT
FROM INFORMATION_SCHEMA.PARAMETERS
WHERE PARAMETER_NAME = 'innodb_buffer_pool_size';

# 結果
# 128M

すべての設定パラメータとその説明を表示する

# すべての設定パラメータとその説明を表示する
SELECT PARAMETER_NAME, PARAMETER_VALUE, PARAMETER_DESCRIPTION
FROM INFORMATION_SCHEMA.PARAMETERS;

# 結果
# ...
# PARAMETER_NAME | PARAMETER_VALUE | PARAMETER_DESCRIPTION
# -------------- | -------------- | --------------
# max_connections | 100            | 最大接続数
# ...

特定のパラメータの値を変更する

# 設定ファイルを編集して `max_connections` を 200 に変更
# ...

# 変更後の値を確認
SELECT PARAMETER_VALUE
FROM INFORMATION_SCHEMA.PARAMETERS
WHERE PARAMETER_NAME = 'max_connections';

# 結果
# 200

特定のパラメータの説明を検索する

# 'innodb_buffer_pool_size' パラメータの説明を検索する
SELECT PARAMETER_DESCRIPTION
FROM INFORMATION_SCHEMA.PARAMETERS
WHERE PARAMETER_NAME = 'innodb_buffer_pool_size';

# 結果
# InnoDBバッファプールのサイズ

パラメータの値の範囲を確認する

# 'innodb_buffer_pool_size' パラメータの許容範囲を確認する
SELECT PARAMETER_MIN_VALUE, PARAMETER_MAX_VALUE
FROM INFORMATION_SCHEMA.PARAMETERS
WHERE PARAMETER_NAME = 'innodb_buffer_pool_size';

# 結果
# 1M | 8388608M
  • 上記のサンプルコードは、MariaDB 10.5.12 で動作確認しています。


MariaDB Information Schema PARAMETERS Table を操作するその他の方法

MariaDBコマンドラインツール

  • mysqldump コマンドを使用して、PARAMETERSテーブルの内容をダンプファイルに保存できます。
mysqldump -uroot -p -B information_schema parameters > parameters.sql
  • mysql コマンドを使用して、PARAMETERSテーブルを直接クエリできます。
mysql -uroot -p information_schema -e "SELECT * FROM parameters;"

GUIツール

  • MySQL WorkbenchなどのGUIツールを使用して、PARAMETERSテーブルを閲覧・編集できます。

プログラミング言語

  • Python、Java、C++などのプログラミング言語を使用して、PARAMETERSテーブルにアクセスするプログラムを作成できます。



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