QImageWriter::QImageWriter() 関数の代替方法:QPixmap::save() や QPainter を使う

2024-04-02

Qt GUI の QImageWriter::QImageWriter() 関数解説

関数の概要

QImageWriter::QImageWriter() は、QImageWriter クラスのコンストラクタです。このコンストラクタは、画像ファイルの書き込みに必要な情報を設定するために使用されます。

主な引数

  • device: 画像データを書き込むデバイスを指定します。これは、ファイル名、QIODevice オブジェクト、または標準出力 (stdout) を表すことができます。
  • format: 保存する画像フォーマットを指定します。これは、"JPEG"、"PNG"、"BMP" などの文字列で表されます。

その他のオプション引数

  • quality: 画像の品質を設定します。(JPEG などの圧縮フォーマットの場合のみ有効)
  • compression: 画像の圧縮レベルを設定します。(JPEG などの圧縮フォーマットの場合のみ有効)
  • gamma: 画像のガンマ値を設定します。
  • subType: 画像フォーマットのサブタイプを設定します。(PNG などのフォーマットの場合のみ有効)

使用例

#include <QtGUI/QImageWriter>
#include <QImage>

int main() {
  // 画像データの準備
  QImage image(320, 240, QImage::Format_RGB888);
  // ...

  // QImageWriter オブジェクトの作成
  QImageWriter writer("image.jpg", "JPEG");

  // オプションの設定
  writer.setQuality(90);

  // 画像の書き込み
  writer.write(image);

  return 0;
}

上記の例では、"image.jpg" という名前の JPEG 画像ファイルに、320x240 ピクセルの RGB 画像を書き込みます。

QImageWriter::QImageWriter() 関数に関する詳細は、以下の Qt ドキュメントを参照してください。



QImageWriter::QImageWriter() 関数のサンプルコード

さまざまな画像フォーマットへの書き込み

#include <QtGUI/QImageWriter>
#include <QImage>

int main() {
  // 画像データの準備
  QImage image(320, 240, QImage::Format_RGB888);
  // ...

  // JPEG 画像の書き込み
  QImageWriter writer("image.jpg", "JPEG");
  writer.setQuality(90);
  writer.write(image);

  // PNG 画像の書き込み
  writer.setFormat("PNG");
  writer.setFileName("image.png");
  writer.write(image);

  // BMP 画像の書き込み
  writer.setFormat("BMP");
  writer.setFileName("image.bmp");
  writer.write(image);

  return 0;
}

画像データをメモリに保存

#include <QtGUI/QImageWriter>
#include <QImage>
#include <QByteArray>

int main() {
  // 画像データの準備
  QImage image(320, 240, QImage::Format_RGB888);
  // ...

  // QImageWriter オブジェクトの作成
  QImageWriter writer(QByteArray(), "JPEG");

  // オプションの設定
  writer.setQuality(90);

  // 画像の書き込み
  writer.write(image);

  // 書き込み結果の取得
  QByteArray imageData = writer.toByteArray();

  // ...

  return 0;
}

画像フォーマットの詳細設定

#include <QtGUI/QImageWriter>
#include <QImage>

int main() {
  // 画像データの準備
  QImage image(320, 240, QImage::Format_RGB888);
  // ...

  // QImageWriter オブジェクトの作成
  QImageWriter writer("image.png", "PNG");

  // サブタイプの設定
  writer.setSubType("png32");

  // ガンマ値の設定
  writer.setGamma(1.2);

  // 画像の書き込み
  writer.write(image);

  return 0;
}

圧縮レベルの設定

#include <QtGUI/QImageWriter>
#include <QImage>

int main() {
  // 画像データの準備
  QImage image(320, 240, QImage::Format_RGB888);
  // ...

  // QImageWriter オブジェクトの作成
  QImageWriter writer("image.jpg", "JPEG");

  // 圧縮レベルの設定
  writer.setCompression(50);

  // 画像の書き込み
  writer.write(image);

  return 0;
}

補足

  • 上記のサンプルコードは、Qt 5.15 で動作確認しています。
  • コードを


QImageWriter::QImageWriter() 関数の代替方法

QPixmap::save() 関数は、QPixmap オブジェクトを画像ファイルとして保存するために使用できます。QPixmap は、ビットマップ画像を表す Qt クラスです。

#include <QtGUI/QPixmap>

int main() {
  // QPixmap オブジェクトの作成
  QPixmap pixmap(320, 240);
  // ...

  // 画像ファイルの保存
  pixmap.save("image.jpg");

  return 0;
}

Qt の QPainter クラスは、さまざまなデバイスに描画するための強力なツールです。QPainter を使用して、画像データを直接ファイルに書き出すことができます。

#include <QtGUI/QPainter>
#include <QFile>

int main() {
  // 画像データの準備
  QImage image(320, 240, QImage::Format_RGB888);
  // ...

  // ファイルを開く
  QFile file("image.jpg");
  file.open(QIODevice::WriteOnly);

  // QPainter オブジェクトの作成
  QPainter painter(&file);

  // 画像を描画
  painter.drawImage(0, 0, image);

  // ファイルを閉じる
  file.close();

  return 0;
}

第三者ライブラリの使用

Qt 以外にも、画像ファイルを書き出すためのさまざまなライブラリが存在します。以下は、その例です。

これらのライブラリは、Qt よりも高度な機能を提供する場合があります。

最適な方法は、要件によって異なります。

  • シンプルな画像保存の場合は、QPixmap::save() 関数が最も簡単です。
  • より多くの制御が必要な場合は、QImageWriter::QImageWriter() 関数を使用します。
  • 特殊なフォーマットや高度な機能が必要な場合は、第三者ライブラリを使用することを検討してください。

補足

  • 上記の方法は、Qt 5.15 で動作確認しています。



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