QPalette::link()を使用してスタイルシートを設定

Qt GUIにおけるQPalette::link()解説

この関数の概要:

• 宣言: QPalette::link(QPalette::ColorGroup cg, QPalette::ColorRole cr)
• 引数:
  • cg: ハイパーリンクの色を設定するQPalette::ColorGroup
• 戻り値: なし

QPalette::link()の使い方:

1. QPaletteオブジェクトを作成します。
2. QPalette::link()関数を呼び出し、QPalette::ColorGroupとQPalette::ColorRoleを渡します。
3. ハイパーリンクの色をQColorオブジェクトで指定します。

例:

QPalette palette;

// アクティブなウィンドウのハイパーリンクの色を設定
palette.link(QPalette::Active, QPalette::Link, QColor(Qt::blue));

// 非アクティブなウィンドウのハイパーリンクの色を設定
palette.link(QPalette::Inactive, QPalette::Link, QColor(Qt::gray));

// ウィジェットにパレットを設定
QWidget widget;
widget.setPalette(palette);

QPalette::link()の補足:

• QPalette::link()関数は、QPaletteオブジェクト内のハイパーリンクの色のみを設定します。他のテキストの色は、QPalette::text()関数を使用して設定する必要があります。
• QPalette::link()関数は、ウィジェット全体の色を設定するのではなく、特定の色役割にのみハイパーリンクの色を設定します。
• QPalette::link()関数は、Qt GUIフレームワークのバージョン5.14以降で利用可能です。

Qt GUIにおけるQPalette::link()のサンプルコード

QPalette palette;

// アクティブなウィンドウのハイパーリンクの色を青色に設定
palette.link(QPalette::Active, QPalette::Link, QColor(Qt::blue));

// 非アクティブなウィンドウのハイパーリンクの色を灰色に設定
palette.link(QPalette::Inactive, QPalette::Link, QColor(Qt::gray));

// ウィジェットにパレットを設定
QWidget widget;
widget.setPalette(palette);

QColorオブジェクトを使用してハイパーリンクの色を設定

QPalette palette;

// QColorオブジェクトを使用してハイパーリンクの色を定義
QColor linkColor(128, 0, 128); // 紫色

// アクティブなウィンドウのハイパーリンクの色を設定
palette.link(QPalette::Active, QPalette::Link, linkColor);

// ウィジェットにパレットを設定
QWidget widget;
widget.setPalette(palette);

QPalette::link()を使用してスタイルシートを設定

QPalette palette;

// アクティブなウィンドウのハイパーリンクの色を青色に設定
palette.link(QPalette::Active, QPalette::Link, QColor(Qt::blue));

// ウィジェットにパレットを設定
QWidget widget;
widget.setPalette(palette);

// スタイルシートを使用してハイパーリンクの装飾を設定
widget.setStyleSheet("a:link { text-decoration: underline; }");

QPushButtonのハイパーリンクを設定

QPushButton button;

// ボタンにテキストを設定
button.setText("Qt Website");

// QPalette::link()を使用してハイパーリンクの色を設定
button.palette().link(QPalette::Active, QPalette::Link, QColor(Qt::blue));

// ボタンを表示
button.show();

上記は、Qt GUIにおけるQPalette::link()関数の使い方を示すサンプルコードです。これらのコードを参考に、さまざまなハイパーリンクスタイルを作成することができます。

Qt GUIにおけるハイパーリンク設定の他の方法

スタイルシートを使用して、ハイパーリンクの色、装飾、その他のスタイルを設定することができます。

例:

a:link {
  color: blue;
  text-decoration: underline;
}

QTextBrowserクラスは、HTMLテキストを表示するためのウィジェットです。HTMLテキスト内にハイパーリンクを含めることができます。

例:

QTextBrowser browser;

// HTMLテキストを設定
browser.setHtml("<a href=\"https://www.qt.io/\">Qt Website</a>");

// ウィジェットを表示
browser.show();

QLabelを使用する

QLabelクラスは、テキストを表示するためのウィジェットです。QLabel::setText()関数を使用して、テキスト内にハイパーリンクを含めることができます。

例:

QLabel label;

// テキストを設定
label.setText("<a href=\"https://www.qt.io/\">Qt Website</a>");

// ウィジェットを表示
label.show();

QUrlを使用する

QUrlクラスを使用して、ハイパーリンクを表現することができます。QUrlオブジェクトをQPushButton::setLink()関数などの関数に渡すことで、ハイパーリンクを設定することができます。

例:

QPushButton button;

// QUrlオブジェクトを作成
QUrl url("https://www.qt.io/");

// ボタンにハイパーリンクを設定
button.setLink(url);

// ボタンを表示
button.show();

これらの方法は、それぞれ異なる利点と欠点があります。どの方法を使用するかは、要件と目的によって異なります。