CMake の CMAKE_LANG_COMPILER_ARCHITECTURE_ID 変数を使いこなす
CMake 変数 CMAKE_LANG_COMPILER_ARCHITECTURE_ID の詳細解説
CMAKE_LANG_COMPILER_ARCHITECTURE_ID
は、CMake の内部変数であり、コンパイラの ターゲットアーキテクチャ を識別するために使用されます。これは、主に特定のコンパイラに対して、適切な使用方法を決定するために必要となります。
バージョン
この変数は、CMake 3.10 で導入されました。
データ型
CMAKE_LANG_COMPILER_ARCHITECTURE_ID
は、文字列型の変数です。
用途
CMAKE_LANG_COMPILER_ARCHITECTURE_ID
は、主に以下の目的で使用されます。
- コンパイラオプションの生成: コンパイラオプションは、ターゲットアーキテクチャによって異なる場合があります。
CMAKE_LANG_COMPILER_ARCHITECTURE_ID
を使用することで、CMake は適切なオプションを生成することができます。 - ライブラリの検索: ライブラリは、ターゲットアーキテクチャに固有のバージョンを持つ場合があります。
CMAKE_LANG_COMPILER_ARCHITECTURE_ID
を使用することで、CMake は適切なライブラリを見つけることができます。
例
以下の例は、CMAKE_LANG_COMPILER_ARCHITECTURE_ID
を使用して、コンパイラオプションを生成する方法を示しています。
cmake_minimum_required(VERSION 3.10)
project(myproject)
set(CMAKE_C_COMPILER clang)
message(STATUS "CMAKE_C_COMPILER_ARCHITECTURE_ID: ${CMAKE_C_COMPILER_ARCHITECTURE_ID}")
if(CMAKE_C_COMPILER_ARCHITECTURE_ID STREQUAL "x86_64")
set(CMAKE_C_COMPILER_FLAGS "-m64")
endif()
add_executable(myprogram myprogram.c)
この例では、CMAKE_C_COMPILER_ARCHITECTURE_ID
の値が "x86_64" である場合、-m64
オプションが CMAKE_C_COMPILER_FLAGS
に追加されます。これは、64 ビットアーキテクチャ用のコードをコンパイルするために必要なオプションです。
注意事項
CMAKE_LANG_COMPILER_ARCHITECTURE_ID
は、内部変数であり、将来変更される可能性があります。- この変数は、すべてのコンパイラでサポートされているわけではありません。
補足
この説明が、CMake 変数 CMAKE_LANG_COMPILER_ARCHITECTURE_ID
を理解するのに役立つことを願っています。
さまざまなプログラミング言語のサンプルコード
#include <iostream>
int main() {
std::cout << "Hello, World!" << std::endl;
return 0;
}
Python
print("Hello, World!")
Java
public class HelloWorld {
public static void main(String[] args) {
System.out.println("Hello, World!");
}
}
JavaScript
console.log("Hello, World!");
Go
package main
import "fmt"
func main() {
fmt.Println("Hello, World!")
}
C#
using System;
class HelloWorld {
static void Main(string[] args) {
Console.WriteLine("Hello, World!");
}
}
Ruby
puts "Hello, World!"
Swift
print("Hello, World!")
Raku
say "Hello, World!"
Perl
print "Hello, World!\n";
PHP
<?php
echo "Hello, World!";
Bash
#!/bin/bash
echo "Hello, World!"
Lua
print("Hello, World!")
Haskell
main :: IO ()
main = putStrLn "Hello, World!"
Erlang
-module(hello).
-export([start/0]).
start() ->
io:format("Hello, World!\n").
Elixir
IO.puts "Hello, World!"
Clojure
(println "Hello, World!")
Scala
object HelloWorld {
def main(args: Array[String]): Unit = {
println("Hello, World!")
}
}
Kotlin
fun main() {
println("Hello, World!")
}
Rust
fn main() {
println!("Hello, World!");
}
D
void main() {
writeln("Hello, World!");
}
Go
package main
import "fmt"
func main() {
fmt.Println("Hello, World!")
}
C#
using System;
class HelloWorld {
static void Main(string[] args) {
Console.WriteLine("Hello, World!");
}
}
Ruby
puts "Hello, World!"
Swift
print("Hello, World!")
Raku
say "Hello, World!"
Perl
print "Hello, World!\n";
PHP
<?php
echo "Hello, World!";
Bash
#!/bin/bash
echo "Hello, World!"
Lua
print("Hello, World!")
Haskell
main :: IO ()
main = putStrLn "Hello, World!"
Erlang
-module(hello).
-export([start/0]).
start() ->
io:format("Hello, World!\n").
Elixir
IO.puts "Hello, World!"
Clojure
(println "Hello, World!")
Scala
object HelloWorld {
def main(args: Array[String]): Unit = {
println("Hello, World!")
}
}
Kotlin
fun main() {
println("Hello, World!")
}
Rust
fn main() {
println!("Hello, World!");
}
D
void main() {
writeln("Hello, World!");
}
これらのコードはほんの一例です。それぞれの言語には、もっと多くの機能や構文があります。
他の方法:CMake 変数 CMAKE_LANG_COMPILER_ARCHITECTURE_ID を使用しない方法
コンパイラフラグを使用する
コンパイラフラグは、コンパイラに特定のアーキテクチャ用のオプションを指示するために使用できます。
例
set(CMAKE_C_COMPILER clang)
if(CMAKE_SYSTEM_PROCESSOR MATCHES "x86_64")
set(CMAKE_C_COMPILER_FLAGS "-m64")
endif()
add_executable(myprogram myprogram.c)
この例では、CMAKE_SYSTEM_PROCESSOR
変数が x86_64
と一致する場合、-m64
オプションが CMAKE_C_COMPILER_FLAGS
に追加されます。
ターゲットプラットフォームを使用する
CMake の target_platform
プロパティを使用して、ビルド対象のプラットフォームを指定できます。
例
cmake_minimum_required(VERSION 3.10)
project(myproject)
set(CMAKE_C_COMPILER clang)
target_platform(myprogram windows)
if(CMAKE_SYSTEM_PLATFORM MATCHES "Windows")
set(CMAKE_C_COMPILER_FLAGS "-m64")
endif()
add_executable(myprogram myprogram.c)
この例では、myprogram
ターゲットは Windows プラットフォーム用にビルドされます。 CMAKE_SYSTEM_PLATFORM
変数が "Windows" と一致する場合、-m64
オプションが CMAKE_C_COMPILER_FLAGS
に追加されます。
カスタム CMake モジュールを作成して、コンパイラアーキテクチャに固有の処理を行うことができます。
例
cmake_minimum_required(VERSION 3.10)
project(myproject)
set(CMAKE_C_COMPILER clang)
include(MyCustomModule)
add_executable(myprogram myprogram.c)
この例では、MyCustomModule
という名前のカスタム CMake モジュールがインクルードされます。 このモジュールは、コンパイラアーキテクチャに固有の処理を行うことができます。
注意事項
- 上記の方法はすべて、CMake 3.10 以降が必要です。
- コンパイラフラグとターゲットプラットフォームの使用は、
CMAKE_LANG_COMPILER_ARCHITECTURE_ID
変数を使用するよりも移植性に優れています。 - カスタム CMake モジュールを使用する方法は、最も柔軟性がありますが、最も複雑でもあります。
補足
これらの方法は、CMAKE_LANG_COMPILER_ARCHITECTURE_ID
変数を使用しない場合に、コンパイラアーキテクチャに固有の処理を行うための代替手段を提供します。
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