さまざまなプログラミング言語における Access-Control-Allow-Methods 設定サンプルコード
HTTPヘッダーの Access-Control-Allow-Methods とは?
Access-Control-Allow-Methods
は、異なるオリジンからのリクエストに対して許可される HTTP メソッドを指定する HTTP ヘッダーです。これは、クロスオリジンリソースシェアリング (CORS) において重要な役割を果たします。
CORS とは?
CORS は、異なるオリジンの Web サイト間でリソースを安全に共有するための仕組みです。異なるオリジンからのリクエストは、セキュリティ上の理由からブラウザによってデフォルトでブロックされます。CORS を使用することで、サーバーは特定のリクエストを許可し、安全なデータ交換を可能にすることができます。
Access-Control-Allow-Methods
ヘッダーは、サーバーが許可する HTTP メソッドをクライアントに伝えます。このヘッダーが設定されていない場合、ブラウザはデフォルトで GET
、HEAD
、POST
メソッドのみを許可します。
例
Access-Control-Allow-Methods: GET, POST, PUT, DELETE
上記の例では、サーバーは GET
、POST
、PUT
、DELETE
メソッドを許可しています。
設定方法
Access-Control-Allow-Methods
ヘッダーは、サーバー側のコードで設定する必要があります。設定方法は、使用しているプログラミング言語やフレームワークによって異なります。
補足
Access-Control-Allow-Methods
ヘッダーは、Access-Control-Allow-Origin
ヘッダーと組み合わせて使用する必要があります。- ワイルドカード (*) を使用して、すべての HTTP メソッドを許可することができます。
- 複数の HTTP メソッドを指定する場合は、カンマで区切ります。
さまざまなプログラミング言語における Access-Control-Allow-Methods 設定サンプルコード
from flask import Flask, jsonify
app = Flask(__name__)
@app.route('/api')
def api():
return jsonify({'message': 'Hello, world!'}), 200
@app.after_request
def after_request(response):
response.headers['Access-Control-Allow-Origin'] = '*'
response.headers['Access-Control-Allow-Methods'] = 'GET, POST, PUT, DELETE'
return response
if __name__ == '__main__':
app.run(debug=True)
JavaScript (Node.js)
const express = require('express');
const app = express();
app.get('/api', (req, res) => {
res.send({ message: 'Hello, world!' });
});
app.use((req, res, next) => {
res.setHeader('Access-Control-Allow-Origin', '*');
res.setHeader('Access-Control-Allow-Methods', 'GET, POST, PUT, DELETE');
next();
});
app.listen(3000, () => {
console.log('Server is listening on port 3000');
});
Java (Spring Boot)
@SpringBootApplication
public class App {
public static void main(String[] args) {
SpringApplication.run(App.class, args);
}
}
@RestController
@RequestMapping("/api")
public class ApiController {
@GetMapping
public String get() {
return "Hello, world!";
}
}
@EnableWebMvc
public class WebMvcConfig extends WebMvcConfigurerAdapter {
@Override
public void addCorsMappings(CorsRegistry registry) {
registry.addMapping("/api").allowedOrigins("*").allowedMethods("GET", "POST", "PUT", "DELETE");
}
}
C# (ASP.NET Core)
public class Startup
{
public Startup(IConfiguration configuration)
{
Configuration = configuration;
}
public IConfiguration Configuration { get; }
public void ConfigureServices(IServiceCollection services)
{
services.AddCors(options =>
{
options.AddPolicy("AllowAll",
builder =>
{
builder
.AllowAnyOrigin()
.AllowAnyMethod()
.AllowAnyHeader();
});
});
services.AddControllers();
}
public void Configure(IApplicationBuilder app, IWebHostEnvironment env)
{
if (env.IsDevelopment())
{
app.UseDeveloperExceptionPage();
}
app.UseCors("AllowAll");
app.UseRouting();
app.UseEndpoints(endpoints =>
{
endpoints.MapControllers();
});
}
}
[ApiController]
[Route("[controller]")]
public class ApiController : ControllerBase
{
[HttpGet]
public string Get()
{
return "Hello, world!";
}
}
上記は、さまざまなプログラミング言語における Access-Control-Allow-Methods
ヘッダーの設定例です。
Access-Control-Allow-Methods を設定するその他の方法
.htaccess ファイルを使用する (Apache)
Apache サーバーを使用している場合は、.htaccess
ファイルを使用して Access-Control-Allow-Methods
ヘッダーを設定することができます。
Header set Access-Control-Allow-Methods "GET, POST, PUT, DELETE"
Nginx 設定ファイルを使用する (Nginx)
Nginx サーバーを使用している場合は、Nginx 設定ファイルを使用して Access-Control-Allow-Methods
ヘッダーを設定することができます。
location /api {
add_header Access-Control-Allow-Methods "GET, POST, PUT, DELETE";
}
Web サーバーのデフォルト設定を使用する
一部の Web サーバーは、Access-Control-Allow-Methods
ヘッダーをデフォルトで設定することができます。詳細については、Web サーバーのドキュメントを参照してください。
CORS ミドルウェアを使用する
さまざまなプログラミング言語用の CORS ミドルウェアが存在します。これらのミドルウェアを使用すると、コードを簡単に記述することができます。
Sec-CH-UA-Model ヘッダーの活用:ユーザーエクスペリエンスの向上
ユーザーエージェント文字列よりも詳細な情報を提供ブラウザベンダーとモデル名バージョン情報プラットフォーム情報ブランド情報 (一部のブラウザでは非公開)ユーザーのブラウザをより正確に特定より適切なコンテンツと機能を提供パフォーマンスの向上プライバシーの保護 (一部のブラウザではブランド情報が非公開)
Max-Forwards ヘッダーのトラブルシューティング
"Max-Forwards" ヘッダーは、HTTPリクエストがプロキシサーバーを経由する最大回数を指定します。これは、リクエストが無限ループに陥ったり、過剰なリソースを消費したりすることを防ぐために使用されます。仕組み"Max-Forwards" ヘッダーは、クライアントまたはプロキシサーバーによって設定されます。値は10進数で、リクエストが許可される最大ホップ数を表します。例えば、"Max-Forwards: 3" と設定すると、リクエストは3つのプロキシサーバーを経由することしかできません。
X-Frame-Options ヘッダーの代替手段:CSP、JavaScript、メタタグなど
X-Frame-Options ヘッダーは、Web ページが別のページ(フレーム)内に表示されるのを制限する HTTP ヘッダーです。これは、悪意のあるサイトによる「クリックジャッキング」攻撃を防ぐために使用されます。クリックジャッキングとは、ユーザーの意図しない操作を誘発する攻撃です。攻撃者は、透明なフレームやiframeを使用して、ユーザーに見える場所に偽のボタンやリンクを重ねて表示します。ユーザーが本物のボタンやリンクをクリックしたと誤認して、意図せず個人情報を入力したり、不正な操作を実行してしまう可能性があります。
Feature-Policy: sync-xhr を使用する際の注意点
Feature-Policy: sync-xhr は、同期 XHR という特定の機能を制御します。同期 XHR は、JavaScript コードが応答を待機しながらサーバーと通信できる機能です。これは、一部の古い Web サイトやアプリケーションで必要とされますが、パフォーマンスやセキュリティの問題を引き起こす可能性もあります。
Sec-CH-UA-Platform ヘッダーの活用:ブラウザのプラットフォーム情報を取得する
Sec-CH-UA-Platformは、HTTPヘッダーに追加される新しいヘッダーフィールドです。これは、クライアントが使用するプラットフォーム(OS)に関する情報をサーバーに送信するために使用されます。この情報は、サーバーがクライアントに最適なコンテンツを提供するために役立ちます。
Sec-CH-UA-Model ヘッダーの活用:ユーザーエクスペリエンスの向上
ユーザーエージェント文字列よりも詳細な情報を提供ブラウザベンダーとモデル名バージョン情報プラットフォーム情報ブランド情報 (一部のブラウザでは非公開)ユーザーのブラウザをより正確に特定より適切なコンテンツと機能を提供パフォーマンスの向上プライバシーの保護 (一部のブラウザではブランド情報が非公開)
X-Frame-Options ヘッダーの代替手段:CSP、JavaScript、メタタグなど
X-Frame-Options ヘッダーは、Web ページが別のページ(フレーム)内に表示されるのを制限する HTTP ヘッダーです。これは、悪意のあるサイトによる「クリックジャッキング」攻撃を防ぐために使用されます。クリックジャッキングとは、ユーザーの意図しない操作を誘発する攻撃です。攻撃者は、透明なフレームやiframeを使用して、ユーザーに見える場所に偽のボタンやリンクを重ねて表示します。ユーザーが本物のボタンやリンクをクリックしたと誤認して、意図せず個人情報を入力したり、不正な操作を実行してしまう可能性があります。
Feature-Policy: usb ヘッダーのサンプルコード
Feature-Policy: usb は、Webページが USB デバイスにアクセスすることを許可するか制御する HTTP ヘッダーです。これは、ユーザーのプライバシーとセキュリティを保護するために使用されます。設定方法Feature-Policy: usb ヘッダーは、以下の形式で設定できます。
Feature-Policy: sync-xhr を使用する際の注意点
Feature-Policy: sync-xhr は、同期 XHR という特定の機能を制御します。同期 XHR は、JavaScript コードが応答を待機しながらサーバーと通信できる機能です。これは、一部の古い Web サイトやアプリケーションで必要とされますが、パフォーマンスやセキュリティの問題を引き起こす可能性もあります。
Sec-CH-UA-Platform ヘッダーの活用:ブラウザのプラットフォーム情報を取得する
Sec-CH-UA-Platformは、HTTPヘッダーに追加される新しいヘッダーフィールドです。これは、クライアントが使用するプラットフォーム(OS)に関する情報をサーバーに送信するために使用されます。この情報は、サーバーがクライアントに最適なコンテンツを提供するために役立ちます。