Feature-Policy: usb ヘッダーのサンプルコード
HTTPヘッダーのFeature-Policy: usbについて
Feature-Policy: usb
は、Webページが USB デバイスにアクセスすることを許可するか制御する HTTP ヘッダーです。これは、ユーザーのプライバシーとセキュリティを保護するために使用されます。
設定方法
Feature-Policy: usb
ヘッダーは、以下の形式で設定できます。
Feature-Policy: usb <policy>
<policy>
は、以下のいずれかの値を取ることができます。
allow
- Webページは USB デバイスにアクセスできます。deny
- Webページは USB デバイスにアクセスできません。
例
Feature-Policy: usb allow
このヘッダーを設定すると、Webページはユーザーの許可なしに USB デバイスにアクセスできます。
Feature-Policy: usb deny
このヘッダーを設定すると、Webページはユーザーの許可を得ても USB デバイスにアクセスできません。
動作
Feature-Policy: usb
ヘッダーが設定されている場合、Webページが USB デバイスにアクセスしようとすると、ブラウザは次の処理を行います。
- ヘッダーの値を確認します。
- 値が
allow
の場合、アクセスを許可します。 - 値が
deny
の場合、アクセスを拒否し、ユーザーにエラーメッセージが表示されます。
互換性
Feature-Policy: usb
ヘッダーは、以下のブラウザでサポートされています。
- Chrome 81 以降
- Firefox 78 以降
- Edge 81 以降
Feature-Policy: usb
ヘッダーは、Webページが USB デバイスにアクセスすることを許可するか制御する HTTP ヘッダーです。これは、ユーザーのプライバシーとセキュリティを保護するために使用されます。
Feature-Policy: usb ヘッダーのサンプルコード
全ての USB デバイスへのアクセスを許可する
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>USB デバイスへのアクセスを許可する</title>
<meta http-equiv="Feature-Policy" content="usb allow">
</head>
<body>
<p>このページは全ての USB デバイスにアクセスできます。</p>
</body>
</html>
特定の USB デバイスへのアクセスを許可する
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>特定の USB デバイスへのアクセスを許可する</title>
<meta http-equiv="Feature-Policy" content="usb allow-usbdevice 0x1234 0x5678">
</head>
<body>
<p>このページは、ベンダー ID 0x1234 と製品 ID 0x5678 を持つ USB デバイスにのみアクセスできます。</p>
</body>
</html>
全ての USB デバイスへのアクセスを拒否する
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>USB デバイスへのアクセスを拒否する</title>
<meta http-equiv="Feature-Policy" content="usb deny">
</head>
<body>
<p>このページはどの USB デバイスにもアクセスできません。</p>
</body>
</html>
JavaScript で Feature-Policy を動的に設定する
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>JavaScript で Feature-Policy を動的に設定する</title>
</head>
<body>
<script>
const featurePolicy = document.querySelector('meta[http-equiv="Feature-Policy"]');
// ボタンクリック時に Feature-Policy を設定
document.getElementById('allow-button').addEventListener('click', () => {
featurePolicy.setAttribute('content', 'usb allow');
console.log('USB デバイスへのアクセスを許可しました');
});
document.getElementById('deny-button').addEventListener('click', () => {
featurePolicy.setAttribute('content', 'usb deny');
console.log('USB デバイスへのアクセスを拒否しました');
});
</script>
<p>このページは、JavaScript で Feature-Policy を動的に設定します。</p>
<button id="allow-button">USB デバイスへのアクセスを許可</button>
<button id="deny-button">USB デバイスへのアクセスを拒否</button>
</body>
</html>
注意事項
Feature-Policy: usb
ヘッダーは、すべてのブラウザでサポートされているわけではありません。allow-usbdevice
ディレクティブは、Chrome 88 以降でのみサポートされています。- JavaScript で Feature-Policy を動的に設定する場合は、ユーザーの許可を得る必要があります。
Feature-Policy: usb ヘッダー以外の方法
ユーザーの許可を得る
Webページが USB デバイスにアクセスしようとする前に、ユーザーに許可を求めるダイアログを表示することができます。
navigator.usb.getDevices().then((devices) => {
// ユーザーに許可を求めるダイアログを表示
const permission = await window.confirm('このページは USB デバイスにアクセスしてもよろしいですか?');
if (permission) {
// ユーザーが許可した場合、USB デバイスにアクセス
devices.forEach((device) => {
// ...
});
} else {
// ユーザーが許可しなかった場合、何もしない
}
});
Content Security Policy (CSP) を使用する
CSP を使用して、Webページがアクセスできるリソースを制限することができます。
<meta http-equiv="Content-Security-Policy" content="default-src 'self'; script-src 'self' 'unsafe-inline'; object-src 'none';">
この例では、Webページは https://example.com
以外のドメインにあるリソースにアクセスできません。
サンドボックス化された iframe を使用して、Webページを制限された環境で実行することができます。
<iframe sandbox="allow-scripts allow-same-origin">
</iframe>
この例では、iframe 内の Web ページは、スクリプトを実行したり、親ページと同じオリジンのリソースにアクセスしたりできますが、USB デバイスにはアクセスできません。
- ユーザーのプライバシーとセキュリティを最大限に保護したい場合は、
Feature-Policy: usb
ヘッダーと CSP を組み合わせて使用する必要があります。 - ユーザーエクスペリエンスを向上させたい場合は、ユーザーの許可を得る方法を使用するのが良いでしょう。
- 特定の機能が必要な場合は、サンドボックス化された iframe を使用する必要があります。
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