特定の曜日に発生したイベントをカウント! DAY 関数と WEEKDAY 関数の連携技
MariaDB SQL における DAY のプログラミング:わかりやすい解説
構文
DAY(date_expression)
引数
date_expression
:日付値または日付文字列式。
戻り値
DAY
関数は、1 から 31 の範囲の整数値を返します。これは、指定された日付がその月の何番目の日であるかを示します。
例
SELECT DAY('2024-04-14');
このクエリは、2024 年 4 月 14 日がその月の何番目の日であるかを返します。この場合、結果は 14
になります。
DAY 関数の使用例
- 特定の月の最初の日または最後の日を取得する
- 特定の曜日に該当する日付を取得する
- 日付の差を計算する
DAY 関数の代替関数
DAYOFMONTH
関数:DAY
関数の別名です。EXTRACT(DAY FROM date_expression)
関数:DAY
関数と同じ機能を提供します。
補足
DAY
関数は、日付が有効な日付であることを前提としています。無効な日付が渡された場合、エラーが発生します。DAY
関数は、日付の時と分は考慮しません。
DAY
関数は、MariaDB SQL で日付データを操作する際に役立つ重要な関数です。このガイドラインを参考に、DAY
関数を使いこなして、データ分析やカレンダー機能の実装など、さまざまなタスクを効率的にこなしましょう。
MariaDB SQLにおける DAY 関数の様々なサンプルコード
この例では、DAY
関数と MIN()
および MAX()
関数を組み合わせて、特定の月の最初の日と最後の日を取得します。
SELECT
YEAR(date_column) AS year,
MONTH(date_column) AS month,
MIN(DAY(date_column)) AS first_day,
MAX(DAY(date_column)) AS last_day
FROM your_table
GROUP BY YEAR(date_column), MONTH(date_column);
このクエリは、your_table
テーブルにある date_column
列の値をすべて処理します。そして、各月ごとに以下の情報を抽出します。
- 年
- 月
- その月の最初の日
特定の曜日に該当する日付を取得する
この例では、DAY
関数と WEEKDAY()
関数を組み合わせて、特定の曜日に該当する日付を取得します。
SELECT *
FROM your_table
WHERE WEEKDAY(date_column) = 1; -- 1 は日曜日を表します
このクエリは、your_table
テーブルにある date_column
列の値すべてを調べ、WEEKDAY()
関数が 1 を返す行をすべて抽出します。つまり、このクエリはすべての日曜日のデータを取得します。曜日の数値は以下の通りです。
- 1: 日曜日
- 2: 月曜日
- 3: 火曜日
- 4: 水曜日
- 5: 木曜日
- 6: 金曜日
- 7: 土曜日
2つの日付の差を日数で計算する
この例では、DAY
関数と DATEDIFF()
関数を組み合わせて、2つの日付の差を日数で計算します。
SELECT DATEDIFF(DAY, start_date, end_date) AS days_between
FROM your_table;
このクエリは、your_table
テーブルにある start_date
列と end_date
列の値を使用して、2つの日付の差を日数で計算します。
特定の月のカレンダーを作成する
この例では、DAY
関数とその他の関数を使用して、特定の月のカレンダーを作成します。
SELECT
DAY(date_column) AS day,
WEEKDAY(date_column) AS weekday
FROM your_table
WHERE YEAR(date_column) = 2024 AND MONTH(date_column) = 4
ORDER BY date_column;
このクエリは、2024年4月のすべての日のデータを取得し、以下のような表形式で表示します。
日 | 曜日 |
---|---|
1 | 月曜日 |
2 | 火曜日 |
3 | 水曜日 |
4 | 木曜日 |
5 | 金曜日 |
6 | 土曜日 |
7 | 日曜日 |
8 | 月曜日 |
9 | 火曜日 |
10 | 水曜日 |
11 | 木曜日 |
12 | 金曜日 |
13 | 土曜日 |
14 | 日曜日 |
15 | 月曜日 |
16 | 火曜日 |
17 | 水曜日 |
18 | 木曜日 |
19 | 金曜日 |
20 | 土曜日 |
21 | 日曜日 |
22 | 月曜日 |
23 | 火曜日 |
24 | 水曜日 |
25 | 木曜日 |
26 | 金曜日 |
27 | 土曜日 |
28 | 日曜日 |
29 | 月曜日 |
30 | 火曜日 |
説明
- 上記の例はほんの一例です。
DAY
関数は、様々なデータ分析やレポート作成などに活用できます。 - 実際の使用例では、必要に応じて上記のコードを修正したり、他の関数と組み合わせたりして、目的を達成することができます。
上記以外にも
MariaDB SQL における DAY 関数を使ったその他の応用例
この例では、DAY
関数と WEEKDAY
関数を組み合わせて、特定の月の営業日数をカウントします。
SELECT COUNT(*) AS business_days
FROM your_table
WHERE YEAR(date_column) = 2024 AND MONTH(date_column) = 4
AND WEEKDAY(date_column) NOT IN (6, 7); -- 6: 土曜日、7: 日曜日
このクエリは、2024年4月のすべての日のデータを取得し、土曜日と日曜日を除いた営業日の数をカウントします。
特定の期間における経過日数をカウントする
この例では、DAY
関数と DATEDIFF()
関数を組み合わせて、特定の期間における経過日数をカウントします。
SELECT DATEDIFF(DAY, start_date, end_date) AS days_between
FROM your_table;
このクエリは、your_table
テーブルにある start_date
列と end_date
列の値を使用して、2つの日付の差を日数で計算します。
特定の曜日に発生したイベントの数をカウントする
この例では、DAY
関数と WEEKDAY
関数を組み合わせて、特定の曜日に発生したイベントの数をカウントします。
SELECT
WEEKDAY(date_column) AS weekday,
COUNT(*) AS event_count
FROM your_table
GROUP BY WEEKDAY(date_column);
このクエリは、your_table
テーブルにある date_column
列の値をすべて処理し、曜日ごとにイベント数を集計します。
誕生日の曜日を判定する
この例では、DAY
関数と EXTRACT()
関数を組み合わせて、生年月日から誕生日の曜日を判定します。
SELECT
EXTRACT(DAY FROM birthday) AS birthday_day,
WEEKDAY(birthday) AS weekday_name
FROM your_table;
このクエリは、your_table
テーブルにある birthday
列の値すべてを処理し、生年月日の日と曜日をそれぞれ抽出します。
特定の月の最終金曜日を取得する
この例では、DAY
関数と MAX()
関数、および WEEKDAY()
関数を組み合わせて、特定の月の最終金曜日を取得します。
SELECT
YEAR(date_column) AS year,
MONTH(date_column) AS month,
MAX(date_column) AS last_friday
FROM your_table
WHERE WEEKDAY(date_column) = 5
GROUP BY YEAR(date_column), MONTH(date_column);
このクエリは、your_table
テーブルにある date_column
列の値すべてを処理し、各月におけるすべての金曜日のデータを取得します。そして、その中から MAX()
関数を使って、各月の最終金曜日を抽出します。
上記以外にも、DAY
関数は様々な用途で利用できます。例えば、過去のデータから季節的なトレンドを分析したり、将来のイベントの日付を計算したりする際にも役立ちます。
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