C言語からNumPyのタイムデルタ型にアクセス:NPY_TIMEDELTAの使い方
NumPy C-APIにおけるenumerator NPY_TIMEDELTAについて
NPY_TIMEDELTAの詳細
- 値:
7
- 型:
NPY_DATETIME
- 意味: タイムデルタ型を表します。
NPY_TIMEDELTAの使用例
#include <numpy/npy_dtypes.h>
int main() {
// タイムデルタ型のdtypeオブジェクトを作成
PyArray_Descr *dtype = PyArray_DescrNewFromType(NPY_TIMEDELTA);
// dtypeオブジェクトのプロパティを確認
printf("Type: %d\n", dtype->type); // 7が出力されます
printf("Kind: %c\n", dtype->kind); // 'M'が出力されます
// dtypeオブジェクトを解放
PyArray_DescrFree(dtype);
return 0;
}
補足
- NPY_TIMEDELTAは、NumPy C-APIのみに存在する識別子です。Python APIでは、
numpy.dtype.timedelta64
を使用します。 - タイムデルタ型に関する詳細は、NumPyの公式ドキュメントを参照してください。
NumPy C-APIにおけるenumerator NPY_TIMEDELTAを使用したサンプルコード
サンプルコード1:タイムデルタ型のdtypeオブジェクトを作成して、そのプロパティを確認する
#include <numpy/npy_dtypes.h>
int main() {
// タイムデルタ型のdtypeオブジェクトを作成
PyArray_Descr *dtype = PyArray_DescrNewFromType(NPY_TIMEDELTA);
// dtypeオブジェクトのプロパティを確認
printf("Type: %d\n", dtype->type); // 7が出力されます
printf("Kind: %c\n", dtype->kind); // 'M'が出力されます
printf("Itemsize: %d\n", dtype->itemsize); // タイムデルタ型のサイズが出力されます
printf("Byteorder: %c\n", dtype->byteorder); // バイトオーダーが出力されます
// dtypeオブジェクトを解放
PyArray_DescrFree(dtype);
return 0;
}
サンプルコード2:タイムデルタ型のndarrayを作成して、値を設定・取得する
#include <numpy/npy_dtypes.h>
#include <numpy/ndarraytypes.h>
int main() {
// タイムデルタ型のndarrayを作成
PyArray_Descr *dtype = PyArray_DescrNewFromType(NPY_TIMEDELTA);
npy_intp dims[] = {10};
PyArrayObject *array = (PyArrayObject *)PyArray_SimpleNew(1, dims, dtype);
// タイムデルタ型の値を設定
// 例:10日分のタイムデルタを設定
*((npy_timedelta *)PyArray_GETPTR1(array, 0)) = 10 * 24 * 60 * 60 * 1e9;
// タイムデルタ型の値を取得
// 例:設定した値を取得
npy_timedelta value = *((npy_timedelta *)PyArray_GETPTR1(array, 0));
printf("Value: %" PRId64 "\n", value);
// ndarrayとdtypeオブジェクトを解放
PyArray_Destroy(array);
PyArray_DescrFree(dtype);
return 0;
}
サンプルコード3:タイムデルタ型のndarrayをNumPy Python APIから操作する
import numpy as np
# タイムデルタ型のndarrayを作成
array = np.array([10, 20, 30], dtype="timedelta64[s]")
# タイムデルタ型の値を取得
print(array[0]) # 10が出力されます
# NumPy Python APIの機能を使って、タイムデルタ型のndarrayを操作
# 例:ndarrayの平均値を計算
average = np.mean(array)
# 結果を出力
print(average)
NumPy C-APIでタイムデルタ型を扱うその他の方法
PyArray_DescrNew
関数は、dtypeオブジェクトを作成するための関数です。この関数のtype
引数にNPY_TIMEDELTA
を指定することで、タイムデルタ型のdtypeオブジェクトを作成できます。
#include <numpy/npy_dtypes.h>
int main() {
// タイムデルタ型のdtypeオブジェクトを作成
PyArray_Descr *dtype = PyArray_DescrNew(NPY_TIMEDELTA, 8);
// dtypeオブジェクトのプロパティを確認
printf("Type: %d\n", dtype->type); // 7が出力されます
printf("Kind: %c\n", dtype->kind); // 'M'が出力されます
printf("Itemsize: %d\n", dtype->itemsize); // 8が出力されます
printf("Byteorder: %c\n", dtype->byteorder); // バイトオーダーが出力されます
// dtypeオブジェクトを解放
PyArray_DescrFree(dtype);
return 0;
}
PyArray_DescrNewFromType
関数は、NPY_TIMEDELTA
のようなenumeratorからdtypeオブジェクトを作成するための関数です。
#include <numpy/npy_dtypes.h>
int main() {
// タイムデルタ型のdtypeオブジェクトを作成
PyArray_Descr *dtype = PyArray_DescrNewFromType(NPY_TIMEDELTA);
// dtypeオブジェクトのプロパティを確認
printf("Type: %d\n", dtype->type); // 7が出力されます
printf("Kind: %c\n", dtype->kind); // 'M'が出力されます
printf("Itemsize: %d\n", dtype->itemsize); // タイムデルタ型のサイズが出力されます
printf("Byteorder: %c\n", dtype->byteorder); // バイトオーダーが出力されます
// dtypeオブジェクトを解放
PyArray_DescrFree(dtype);
return 0;
}
PyArray_TypeNumFromName
関数は、文字列の名前からdtypeオブジェクトの識別子を取得するための関数です。この関数の引数に"timedelta64"
を指定することで、NPY_TIMEDELTA
を取得できます。
#include <numpy/npy_dtypes.h>
int main() {
// タイムデルタ型のdtypeオブジェクトの識別を取得
int type_num = PyArray_TypeNumFromName("timedelta64");
// 識別子を確認
printf("Type num: %d\n", type_num); // 7が出力されます
return 0;
}
これらの方法は、enumerator NPY_TIMEDELTAを使用する方法よりも冗長ですが、より詳細な制御を提供します。
補足
- NumPy C-APIでタイムデルタ型を扱うには、NumPyの公式ドキュメントを参照してください。
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